#169 クリチバの街観光!ブラジル随一の革新的な都市🇧🇷
1/4 クリチバ中心部散策/日本庭園
1/5 Ópera de Arame/タングァー公園⛲️
クリチバのバスターミナルに到着したのは朝の7時半だった。園田ママから「ターミナルの横にメルカドがあるから、そこで朝食をとると良いわよ」
といわれていたので寄ってみたが、残念ながら閉まっていた。まだ時間が早かったのだろうか。気持ちを切り替えてホステルに歩いて向かう。ここはサンパウロやリオデジャネイロではないにしてもブラジル国内には違いない。油断をしているとすぐにスマホを盗まれたり、知らずのうちに人気のない裏路地やエリアに入り込んでしまうので警戒心をマックスにして歩く。
クリチバはかなり革新的な都市で、一方通行規制などを通して渋滞が発生しない街の作りになっていると聞いた。特徴的なのはバス停が丸い外観で、どこか近未来的な形になっている。
前後左右を警戒しながら進む。特にスマホを開く時は壁の方を向いて、周囲に人が居ないことを確認してから素早く操作を終える。ちなみにブラジルで頻繁にiPhoneが狙われる理由は、iPhone価格が世界で一番高額に取引されているからである。ブラジルにはiPhone専門の窃盗集団も組織されていて、暗証番号を打って解除瞬間が一番狙われるということだった。
この世界一周旅に際し、スマホを紛失・盗難されても保障されるようAppleCare+に加入しておいたが、万が一の時のために遠隔ロックしてもらえるよう家族に頼んでおこうと思った。
本日の宿「Hostel Matilda」に到着した。チェックインは3時からということなので、大きな荷物を置かせてもらって市内散策に出た。ホステル近くが旧市街地になっていて、見所がまとまっている。カラフルな建物が並んでいておしゃれである。もう正月三が日も過ぎたが、クリスマスツリーがまだ飾られていた。教会のかたちをした無料の美術館に入ってみたが、スペイン語の説明しかなかったので何が書いてあるのかは分からなかった。斜向かいにあるヒストリカルセンターにも訪れた。日本の姫路城の模型があったので驚いたが、どうやらクリチバ市と姫路市は姉妹都市のようだ。クリチバ市300周年を記念した鯱鉾も姫路市から寄贈されている。その他、クリチバ市の歴史や印象派の絵画などの展示品があった。
次にクリチバ市の中心にあるバシリカ教会に入ってみた。まあ特に変わったところもない普通の教会だ。
この世界一周旅でいったい幾つの教会に入っただろうか。大きいにせよ小さいにせよ、町には教会が必ず一つはあるのだから、人間の神(イエスにしろアッラーにしろ)に対する信仰心は凄いものがある。
チェックインまでまだまだ時間があるので、日本庭園まで一時間ほどかけて歩いた。思ってたより小さい庭園ではあったが、池には鯉がゆったりと泳いでいて、灯籠や日本家屋などがあった。クリチバに移住した日本人も多かったと聞いているので、ここの庭園が故郷を懐かしむ場になったことは間違い無いだろう。
中心街に帰って来た。スーパーで食材を買ってから宿に戻り、ステーキを焼いて夕食とした。さすがに疲労が溜まってこの日はこのまま就寝した。
翌日はクリチバのシンボルであるオペラハウスに向かった。11時半にホステル近くのバス停に着いた。A07番のバスが近くまで行くようだが、バス停には番号がどこにも書いておらずよく分からない。
しばらく待っていると、角にバスが停まったので走って確認すると、幸運なことにA07番バスだった。運賃は一回5.5Rs(164円)、現金を運転手に手渡しした。
20分ほどでオペラハウス「Opera de arame」に到着した。入場料は15Rs(450円)でカード払いのみだ。このオペラハウスは自然と共存しているのが特徴で、巨岩の隣に建てられている。240種類以上の木々と、190種類以上の動物がこの公園内にあるらしい。そしてこの巨岩壁は21億年前にできたもので、パンゲイア紀にまで遡る。もはやよく分からん(笑)
公園内もぐるりと一周できるようになっていた。
オペラハウスは透明で舞台裏まで見えてしまうが、そのように設計したということだった。下の階はレストランになっていて、水上コンサートを聴きながら食事が取れるようになっていた。
そこから歩いてクリチバ市四大公園の一つである「タングァー公園」に向かった。昼食は途中にあったスーパーマーケットで購入したホットスナックだ。思ってたよりも良い値段した。
タングァー公園からの眺めは素晴らしかった。大自然が一望でき、50mはあるかという人口の滝が名物だ。公園内を反時計回りに一周したが、広くて坂道を登るのが一苦労だった。体力が落ちていることを悟りながら、やっとのことで入り口まで戻って来た。園内には家族連れも多くいるので、市民の憩いの場になっているのだろう。
さて、疲れたのでホステルまで戻ろう。昼食を買ったスーパー前のバス停でストレッチをしながら待っていたのだが、セントロ行きのバスがいくら待っても来ない。out of service (回送)のバスだけが目の前を通過していく。ひょっとするとここには停まらないのかもしれないと考え、左折したところの次のバス停まで向かっていたところ、該当バスが通り過ぎてしまった。不運だったが、待っていれば来ることが分かったので収穫だと思うことにしよう。旅はポジティブに考えなければならない。
さらに1時間近く待って、ようやくバスに乗れた。
17時にスープパスタを作って早めの夕食にした。明日はリオデジャネイロに向かおうと考えている。
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