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#198 世界一周最後の国「アメリカ」!ラス・ベガスへ!(🇲🇽→🇺🇸)

2/18 カンクン国際空港→ダラスフォートワース空港経由→ラスベガス空港泊✈️

5:40のアラーム音よりも早く起きれた。誰かがシャワーを浴びている気がしていたが、外の雨の音だった。この時期カンクンに雨が降るのは珍しいのではなかろうか。
すぐチェックアウトできるよう、昨日のうちに荷物はパッキングしておいた。同室人たちを起こさぬようスッと去る予定だったが、ドア近くのスイッチにバッグが当たってしまいライトが全灯してしまったのは申し訳なかった。

雨の中、バスターミナルまで歩く

傘をさして、ここから10分もかからないADOバスターミナルへと急ぐ。6:35発、空港行きのチケットを昨夜のうちに120P(1057円)で購入しておいた。因みに現金のみだった。

時間になると呼ばれる
座席💺
カンクン国際空港
空港到着

バスは6:37分に出発し、空港までの一本道を進んでいって7:00ちょうどには到着した。本来なら40-50分かかるらしいが、時間が早かったこともあってすぐについた。
今回移動に利用したのはFrontierという航空会社だ。出発時刻まではあと4時間もあるが、チェックインカウンターに並んでみる。最初の係員から荷物の確認をされて、パスポート裏にオレンジ色のシールを貼られる。そのまま流れて自分のチェックインの順番がやってきた。
「Hola! Where are you going?(どこ行きですか)」
すごい、第一言語が久々の英語である。
「My final destination is Las Vegas.(最終目的地はラスベガスです」
「Did you already online check in ?(すでにオンラインでチェックインしましたか?」
「No.(いいえ)」
「If you don’t check in by yourself, it cost $25.(我々がチェックインする形になると25ドルかかってしまいます)」
「Do I have to check in by myself?(自分でチェックインする必要があるのですか?)」
「Yes, with Frontier App.(そうです。フロンティア航空のアプリからできます。)」

もうスマホが無ければ旅も出来なくなったということか。幸い空港内にはWi-Fiがあったので一度カウンターを離れてアプリを入れ、オンラインチェックインをした後、空港内に設置された機械で荷物のタグを印刷して再度並びなおした。

スマホでチェックインしないと$25取られる
ダラス行き
オンラインチェックイン後、出てきたタグを持って並び直す
当然だけどアメリカ人多め。
ポンドlb表記でした。焦った💦

ESTAを確認されてチケットを発行してくれた。荷物の重量は30.3lbと表示され一瞬ドキッとしたが、ポンド標識だと分かって安堵した。直すと大体15kgくらいか。

左にあるエスカレーターを上るとすぐ手荷物検査場が現れた。出国審査はないようだ。「出るもの拒まず」といったスタンスなのだろう。検査場を抜けると免税店やレストランがあるが、自分はそれらを全て無視してプライオリティパスを携えてラウンジへと直行する。

免税店を通り過ぎてラウンジへ

「GROBAL LOUNGE NETWORK 」のラウンジは食事面はそれほど充実していないが、メニューはQR読み取り方式になっていた。チーズinタコスの「ケサディーヤ」、そしてスクランブルエッグを注文した。食事は席まで運んでくれる。飲み物はもちろんファンタやカフェオレが飲み放題である。

ラウンジ到着☕️
QRで注文

もう一つのラウンジにも入ってみた。こちらは料理が充実しているが、スペースは狭かった。自分で欲しいものを言うと、係員がサーブしてくれるスタイルだった。


10:20、機内搭乗時間となり、ラウンジからゲートへと向かう。66番ゲートはラウンジから反対だったので急いで歩いた。メキシコペソがあと88P(775円)残っていた。コンビニで水を買って使い切ろうと思いレジに持って行くと89Pという。めちゃめちゃ高い。しかしこれ以上メキシコペソを持っていても仕方がない。1P足りないが、店員のおばちゃんは「いいよ」と言って売ってくれた。因みにカンクン市内で買えば10P以下で買えるだろう。

搭乗ゲートへ
空港の水は高すぎ💦

搭乗時刻になり、飛行機へと乗り込む。偶然にも自分の好きなアイルシート(通路側の席)になった。機長からの情報でフライト時間は2時間18分を予想しているとのこと。
機内の中で、「もし墜落したら」という最悪の想定をする。これがJAL機であれば、2024/1/2の事故の際に保安業務で完璧な対応をしたCAさんへの信頼は完全なものなのだが、ここはアメリカである。ことが起こって、機内がパニックになったりなどはしないだろうか。

簡易的

13:10、幸い墜落はせずにダラス・フォートワース国際空港に到着した。機長の着陸操縦が上手なのか、後輪が滑走路に着いた時の衝撃がまるで無かった。そして前輪が接地する前に逆噴射を開始したようで、とても美しいランディングだった。

ダラス空港到着🛬
入国審査場へ向かう。ドキドキ...

この空港には7年前にペルーから帰国する際に経由地として来たことがあったと思う。
ここでアメリカの入国審査を受けることになるのだが、一つ気がかりなことがあった。
それはESTA申請の件である。自分には2017年にキューバ滞在履歴があるのだ。キューバを訪れた際はアメリカとの雪解け時代で関係が改善していたのだが、現在アメリカはキューバをテロリスト指定国と位置付けているため、2011年3月以降にこれらの国を訪れた場合にはESTAを申請してもパス許可が降りない可能性があった。
その場合は大使館に赴いて面接を受け、「B2ビザ」という専用の観光用ビザが必要になってくる。
自分はまさか2017年の入国がESTA申請時に問われるとは思っていなかった。すでにアメリカから日本に帰国するフライトは予約してしまっていて取り消し不可だ。なのでESTAは何としても取らなければならないのだが、入国審査で指摘されて引っかかった場合、入国拒否となることもあり得る。

最近アジア人のアメリカ不法労働問題から、日本人の入国拒否が相次いでいることも不安要素の一つとなっている。
そういった最悪のことも含めて親と相談し勘案した結果、嘘の申請をしようということになった。すなわち、申告欄に「キューバには行ったことがない」にチェックを入れた。メキシコ・サンクリストバルにいた時に申請しておいたが、結果は1時間半ですぐに来た。結果は「Approved (許可)」だった。

審査場に到着...果たして...

あとは今日の本番にかかっている。飛行機から降りて入国審査場に近づいている時がすごく緊張する。飛行機に乗っていたほとんどの乗客はアメリカ国民なので外国人列に並ぶ人は数名だった。
「指摘されたらどう言い訳しようか」
など頭を巡らせているうちに、自分の番がやってきた。
「右手の指を置いて」
言われるままに指紋を取られる。
「Business or sightseeing?(ビジネスか観光か?)」
「Sightseeing.(観光です)」
問答が始まった、と思ったらパスポートを返され、「行っていいよ」という。あまりの呆気なさに拍子抜けもいいところだった。もしかしてこの先にもっと厳しい審査があるんじゃないのかと思うほどの簡易さだったが、それは杞憂に終わった。
こうしてこの世界一周旅最後の国「アメリカ」に入国を果たしたのである。バゲージクレイムでバックパックが出てくるのをとって進むと、すぐに再度預ける場所が出てきた。係員に
「Vegas?(ラスベガスまでか?)」と確認されただけだった。

ここで受託荷物を再度預けるだけ。

緊張も解け、Skylinkというターミナル間を結ぶ無人モノレールに乗ってターミナル4から5へと移動した。とてつもなく広い空港だと、7年振りにして思った。
プライオリティパスが使える「PLAZA PREMIUM LOUNGE」は少し混んでいたが、5分ほど待って入ることができた。軽食は豊富ではなかったが、女性スタッフの愛想が良かった。

Eゲートから次の飛行機は出るみたい。
スカイリンク久しぶり笑
ダラスは本当にバカでかい空港
ダラス空港ラウンジ
種類は豊富ではないが、美味かった

17:25、ラスベガス空港行きの飛行機に乗り込む。今度は窓側だった。離陸時に爆睡して地上が遠ざかっていくのを見損ねたが、少し上昇したところで目が覚めてダラスの街を写真に収めることができた。壁に寄りかかれるし、窓外も観れるしで窓側の席も悪くない。

夕焼け
気づいたら空の上

ラスベガス時間18:52、ラスベガスの夜景が見えてきた。恐ろしいくらいの大都会であり、奥に有名ホテルゾーンの建物もバッチリ見えている。飛行機は無事に到着してくれた。それが如何にありがたいことか、我々日本人は今年の正月の大事故で痛いほど知っている。

さすが大都市ラスベガス!

ラスベガス・ハリーリード国際空港のゲート前にはらしさ全開でスロット台が幾つも置かれていた。さすがギャンブルで成り立っている大都市という事実を突きつけてくる。折角ラスベガスにやって来たのだから、自分も時間があったら幾らか賭けてみようとは考えている。沼にハマらないようにだけはしておきたい。

到着!
さすが笑
地下鉄でターミナル間移動
ストリップの夜景が見える

宿代を一泊でも浮かせるため、今日は空港泊の予定だ。12時間ばかし粘ってみよう。

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