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#168 園田ママおすすめの街「クリチバ」へ!5日間お世話になりました!『ペンション園田滞在記⑤』🇧🇷

1/3 ペンション園田からブラジル側国境まで送ってもらう/ブラジル再入国!🇧🇷/バスの中で日本人YouTuberカップルと出会う/長距離バスでクリチバへ!🚌

7時半に目が覚める。残念ながら今日は5日間お世話になったこの『ペンション園田』を出発しなければいけない。ここでの滞在中、本当に自分の実家のような感覚になったし、年末年始を通してここで出会った仲間たちと最高の思い出を作ることができた。
ペンション園田のママ・まゆみさんに5日間のお礼と感謝を伝えて宿泊費250,000G(4891円)をお渡しした。本当ならば当然年末年始にいただいた豪華な食事分もお渡しするべきだが、
「あれはサービスよ。良い時に来ましたね」
と言ってくれ、感謝してもし切れなかった。
「これからどこに行くの?」
「まゆみさんがおすすめしてくれたクリチバに行こうと思います」
「あの街は綺麗だからね。サンパウロよりも良い街よ」
「(パラグアイの)シウダーデルエステと、(ブラジルの)フォズドイグアスのどちらから長距離バスに乗った方が良いですかね?」
「(ブラジルの)フォズから乗らなきゃよ。これから車2台でフォズまで行く予定があるから乗って行きますか?一人くらいなら乗れてあげられるわよ」
「...本当ですか!ありがとうございます!」
最後の最後まで至れり尽くせりで恐縮の極みである。

猫ちゃんたちともお別れ

昼飯にアオちゃんが作ってくれたゴーヤ炒飯を少しもらいながら、ゆうきくんとアオちゃん、さゆりさんとテラスの卓を囲んで雑談をしていた。
アオちゃんはパラグアイの移住希望者の一人だ。イグアス居住区滞在中、移住してきた多くの人から話を聞いて情報を集めているところらしい。移住というのは最近よく聞くワードだ。パラグアイ移住は数年前までは簡単に許可が下りたらしいが、ここ最近は少し手続きが面倒になったという。仕事も無いところからどうやって生きていくのか、住居はどう見つけるのかなど、実際自分で経験しないと分からない。日本から移住するという選択肢が微塵もない自分には途方もないことのような気がした。

ペン園の敷地内にはアロエやアセロラ、名も知らない果実がたくさんあったので長い棒を使って獲ったりした。ママが持ってきてくれたマンゴーはしっかり熟していて糖度が高く美味しい。発酵して酒のような臭いを発しているバナナもあった。自分はこれからの移動でお腹を壊してはいけないと思い、一口だけしか頂かなかったが、さゆりさんたちは「胃腸を強くするぞ!」という目的で平らげていた。みんなで色々な果実をつまみながら時間を過ごした。

ママが収穫
我々も挑戦!
マンゴーうまっ!!
何かの実。少し甘い

15時半、園田家の準備が整ったらしく、出発の時間となった。いよいよお別れである。アオちゃんが薬局に出かけてしまって居なかったが、最後ゆうきくんとさゆりさんの3人で写真を撮ってもらった。ここにきて、ようやくペンション園田を離れるんだという実感が湧いてくる。5日間、皆とくだらない話をたくさんした楽しい思い出を振り返ってしまう。
「5日間ありがとう!おかげでめっちゃ楽しかった!」
ゆうきくんとさゆりさんにお別れの握手とハグをして、ケビンくんのお父さんの運転する車に乗り込んだ。園田ママは助手席、ケビンくんと自分は後部座席に乗って出発した。振り返ると、車が見えなくなるまで二人は手を振ってくれていた。車の中から手を振り返し、
「また会う日まで!」
と、そう心の中で呟いて前を向き直した。

めっちゃ楽しかった!

シウダーデルエステまではここから41kmだ。途中道端で「チーパ」というパラグアイ全土で食べられているというドーナツ状のお菓子をママが買い、自分にも渡してくれた。チーズやとうもろこしを混ぜて作られているらしい。熱くてほんのり甘く美味しかった。

国境まで^_^ありがたい✨
チーパ

車の中では遊び盛りのケビンくんと腕相撲対決をしたり、タブレットゲームやYouTubeのホラー動画を観て過ごしていた。この年頃の男の子は疲れを知らないようだ。
16時半に国境まで到着したが、車が多くて渋滞を起こしていた。自分はイミグレから400m手前で車を降りて、出国スタンプをもらいに行った。イミグレ内はそんなに人は多くなく、5分程度で出国できた。後から様子を見にきてくれたママと合流し、再度車に乗り込んでブラジル側のイミグレに向かう。
ちなみにこのパラナ川に架かる橋が鉄筋で覆われている理由は、自殺防止と違法物の投げ込みを食い止めるためということをママから教えてもらった。

パラグアイイミグレ

ブラジル側のイミグレは混んでいたので、ここでママ達とはお別れすることになった。ケビンのお父さんが、
「QRコードを読み込んでファストチェックに並ぶと早く手続き出来るよ!」
と教えてくれた。
「5日間ありがとうございました!」
ママに再度お礼を伝えて車を見送った。

Wi-Fiが使えたので、QRコードで読み取って、並んでいる間に電子上で申請を終えた。20分くらいで自分の番になり、審査官の若い女性から、「どこに行くの?何で行くの?」と聞かれただけで終了した。彼女は日本国パスポートだと認識すると、微笑んで返してくれた。

このQRコードを読み込んで申請!

ブラジルへの再入国が完了し、坂を下りて行くとバスが見えたのでダッシュした。ぎりぎりで追いついて運転手に、
「バスターミナルに行く?サンパウロ(本当はクリチバだが)に行きたいんだけど」
というと理解してくれたようで
「行くよ!」
という。料金10Rs(295円)を現金で手渡しした。バスの中に入ると、日本人の男女がいたので「こんにちは!」と挨拶した。すると、女性が
「こんにちは!すみません、このバスって短距離バスターミナルに行くかどうか分かりますか?」
と聞いてきた。
「長距離バスタには行くみたいです。自分そこから短距離の方に行ったことあるのでちょっと調べますね。えーと...105、115、40番のバスは行きますね。その他『Terminal 』と書かれたバスは全部行くはずです」
「ありがとうございます!凄い、助かりました!私たちも世界一周していて、YouTubeやってるんです」
「本当ですか!チャンネル聞いてもいいですか?!」
彼らは世界一周6か月目で、夫婦で旅をしながらYouTubeにアップしているらしい。チャンネル名は
「たむログ【結婚10年の世界一周Vlog】」だ。URLを紹介させていただきます。チャンネル登録お願いします!
たむログリンク一番下↓

彼らはこれからブエノスアイレスに行くそうなので、アルゼンチンを通ってきた旅人としてブルーレートの両替方法や現在の相場を共有させていただいた。
国境から10分で、長距離バスターミナルに到着した。現在時刻18:36。
CATARINENSEというバス会社でクリチバ行きチケットを購入できるようだ。19:50発のチケットを254Rs(7507円)でカード購入した。出発まで一時間ほどあるので、フードコートでビーフミラネサ(牛肉カツレツ)と水を31Rs(916円)で買って夕食とした。

このバス会社に決定!254Rsはかなり高いけど😅
腹ごしらえ!
クリチバへ!

19時半にアナウンスされ、QRコードを通してバスに乗り込んだ。隣席はクリチバに住んでいるというお姉さんで、日本から来たと伝えると、「アメージング!クリチバで困ったことがあったら連絡して」
とインスタを交換してくれた。自分はポルトガル語を話せず、彼女も英語を話さないので意思疎通には少々苦労したが心配してくれるのは有り難かった。
バスは時刻ちょうどの出発し、カスカベルの街やラランジェイラス・ド・スルの街を通過し、朝7時半クリチバに到着した。12時間のバス旅が終わった。

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