見出し画像

課金の心得

ごきげんよう!
お絵描きVTuberのかとりーなです!

皆様は「ソシャゲに課金」をしたことはありますか?
私はね、あります。

私が課金してきたソシャゲと言えば、こちらや、今はこちらがメインなのですが、いわゆる重課金勢とまではいかなくても、推しのイベントの時や推しのSSRガチャの際は結構課金しがちです。
最近は抑えるようにしていますが、期間限定イベントを走るために3〜4万円課金したのがおそらく私の中での最高金額です。
この「3〜4万円」を「そんなもんかよww」と思われたか「そんなに…」と思われたかは人によると思うのですが、同僚(非オタク)にこう言われたことがありました。

そこまでお金をかけて、何かが手に入るわけでもないのに、一体何になるの?

と。

現実に戻すんじゃないよ

今回はそんな「課金」の話です。


同僚の曇りなきまなこ

当時の同期に言われたのです。

里奈ちゃん(私)、どうしてそんなに課金してるの?」と。

この職場はいわゆる「オタク」と呼ばれる人がほぼいなかったのですが、理解はとてもしてくれる方々が集まっておりました。
私がイベントを走っていると「ま〜たやってる」と言い、休憩時間にいつもより全く喋らずイベントに没頭していると「里奈ちゃん今イベント期間だかじゃなかった?そっとしとこ」と言われ、走り終えると「どうだった〜?」ととりあえず聞いてくれるのです。
美人女性しかいない職場だったのですが、皆様心もお美しい…。ボーテ。

そんなある日、同期に上記の言葉を言われたのです。
もちろん彼女は私の課金を否定するわけではありませんでした。
単純に疑問に思ったのでしょう。
手元にカードが届くわけでもない。
握手ができるわけでもない(2次元だし)。
サインがもらえるわけでもない。

ちょっと悩んで、私はこう答えたのです。

「たとえば星野源(同期の推し)の最新写真が期間限定で公開されたらどうする?この時しか見られない特別な衣装で。特定のポイントまで到達するとそれを獲得できるんだよ。スマホの中で何度でも見れる写真がね」

と。
そして同期は答えました。

なるほど、課金するわ

Welcome to the Otaku world…



「納税」である「課金」

さて、オタク界隈ではたまに「納税」と表現されることもある課金ですが、私の場合課金する理由は主に以下3つです。

・推しの限定絵が見られるし、手に入る(スマホ内で)
・こんなに素晴らしい絵を描いていただいた絵師さんに感謝の意
・ソシャゲを存続させるため

推しの限定絵が見られるし、手に入る(スマホ内で)

よく見る立ち絵の推しも良い。最高です。
でも何度も見ているのです。
飽きているわけではもちろんありませんが、何度も見ている推しの姿と、期間限定で輝いている姿、そりゃ後者を手に入れたくなります。
かと言って手元に欲しいわけでは、私の場合はありません。
あったらあったで大切にしますが、ちょうど良い収納場所を作ることができないので、ソシャゲのカードのように画像として手に入ると大変助かります。

こんなに素晴らしい絵を描いていただいた絵師さんに感謝の意

私も絵師の端くれです。
1枚の絵を描きあげるのに、ある程度時間がかかることは知っています。
それをこんなに…こんなに…ッ!
美しい絵を…ッ!!
プロの神絵師さんが…ッ!!!!
私の推しの新規絵として…ッ!!!
感無量です。本当にありがとうございます。
ポージング、表情、衣装、背景、全体の雰囲気、何もかもが素晴らしい…
ゲーム会社からお給料が入っていると思いますが、是非とも私にも感謝のお金を払わせていただきたい…ッ!
こんなに素晴らしい推しの新規絵を、世に生み出してくれてありがとう…ッ!!!

ソシャゲを存続させるため

リアルな話〜……。
ですが重要なことだと考えています。
結局売り上げに繋がらないと、このまだまだ終わらぬソシャゲ戦国時代です。
さっさと切られてしまう可能性は、大いにあります。
お金を払う→会社が潤う→サ終(サービス終了)しない→私が嬉しい
のループです。こうして社会は成り立っているんだ。

メタいお話で且つゲスいお話でもあると思うのですが、ゲーム会社側に
「お、このキャラ(私の推し)を限定で出すと売り上げ良いな」
と思わせたいのです。
そうすると供給が増えるかもしれませんので。
ただし立て続けに供給されるともれなくこちらのお財布がしぬので、適度にお願いしたいところです。オタクはわがままですね。


私の場合、これら全てをひっくるめて「納税」と表現することがあります。
私はこのコンテンツにお金を支払うべきなのです。
何故なら、推しの新規絵が出たから。
こんなに嬉しい気持ちでお金を差し出せるなんて、世の中あまり無いことでしょう。


決めているルール

こんな私ですが、来月の自分が痛い目を見ないために決めているルールがあります。

特定の金額までしか課金はしない」というものです。

これを設けないと、私の場合本当にじゃぶじゃぶと課金をしてしまいそうで恐ろしいのです。
もちろん「それでも良い!推しに課金してこそ毎日が楽しい!」という方は別なのですが、私の場合は他にもカフェに行きたいだの、新しい服が欲しいだの、雑貨が欲しいだの、そういうものたちがあるので…月の収入の全てを「ソシャゲの課金」に振れないのです。

これは私がとち狂った時用の、唯一の理性です。
あくまでも私の場合ですが、私が課金ボタンを押す時の脳内は

はは…このボタンを押すと、不思議なことに石が増えてんだよな…
あああああああああああああああああああぁぁぁぁぁあぁあああああ行っけええええええええええッ!!!!!!!

のどちらかです。正気じゃありません
なので「この金額までしか課金はしない」という大前提を脳内に付箋で貼り付けておくことにより、残された唯一の理性スイッチが自動的に入るようになっています
なんと、このスイッチを無視したことは一度もありません。
まともな方なのかもしれない。


人には人の「課金」

課金額で他のオタクを殴るオタクが、世の中にはいまだに存在します。
「私はこれだけお金をかけたんだから」系のものです。

気持ちは分かります。
汗水流して働いたお金を推しに全て注ぎ込んだ人たちからすると、私みたいなぬるい課金ユーザーや無課金ユーザーと一緒にしてほしくないとは思います。
だって頑張りが違いますので。
ライブやイベントなどで、大量のグッズを使ったいわゆる痛バッグを見かけると、勲章だとすら私は思います。
相当な熱意がないと、相当な愛がないと、あれは作り上げられません。

ですがそれぞれ事情がありますよね。
月に10万課金できる人もいれば、1円も課金できない人だっているのです。
だから、そこで噛み付くのは良くないと考えています。
喧嘩を売られたんだったら仕方ないかもしれないけど。
そもそも他人の課金額とかどうでも良いと思うんですが…。


そして課金される側へ

そうこうしてたら、気がつくと私は「課金される側」になっていました。
同期、見てるか。

ゲーム会社でもなんでもないただの個人VTuberですが、それでも課金される側としてずっと心にあること、それは

かけがえのないお金をかけていただいているのだから、喜んでいただける何かを提供しよう

です。
最近は本当に、立て続けにお金をかけていただくタイミングがありました。
初案件、次の案件、noteのメンバーシップ開設、YouTubeチャンネルのメンバーシップ開設…。
あまりにも続きすぎて申し訳なさすらあります。
なんなら2件目にいただいた案件ですが、ちょうど初案件が終わった翌日から始動と最初言われていたので、さすがに終わったばかりは…!となって1週間ずらしていただいたくらいです。

私に課金することで、皆様の生活を切り詰めないでいただきたいのです。

「みんな課金してる…自分もやらなきゃ…!」
なんて思わないでいただきたいのです。
そりゃもちろん、課金をしていただけるのはとても嬉しいですし、モチベーションに繋がります
それだけ期待してくれていたり、見たいと思っていただいてるということです。
ですがその結果、日常生活が疎かになってしまっては本末転倒です。

いつも私は言っていますね。
「皆様健やかにお過ごしください」と。

日常が疎かになってしまい、ある日突然いなくなられてしまうのはとても悲しいです。
そちらの方が悲しいのです。

私は世の中のVTuberさんたちと比べて、リスナーさんと意図的に距離感をある程度設けております。
それでもやはりリスナーさんたちのことはとても大切ですし、皆様が健やかだと私も健やかです。


さいごに

世の中のお金の流れ、オタクが結構回してるよね…とも言われることがあります。
そう、一般的に見てオタクは「お金を使いがち」なのかもしれません。
それでも非オタクの方々と同じく、日常で欠かせないもののひとつが推し活と呼ばれるものであり、好きなものに自分のお金をかけられるのは嬉しいことだしありがたいことです。

私の推しソシャゲたちはいずれも、キャラクターがCG化して曲に合わせてダンスを披露するという映像が我々に届けられたことがあります。
というか前述したソシャゲのうちひとつは、ライブとしてそれを行なっています

クオリティがね、とんでもないんですよ。

こちらが一番最初に行われたライブの映像です。
私は映画館のライブビューイングで見ていたのですが、1曲目に私の推し(アイドルユニット)がステージの下から現れた時、現代の技術に舌を巻きました。
あそこにいる、と。
と同時に、「ああ、今まで私たちが課金してきたお金が、最高の使われ方をしている…」となったのです。何目線?

…にしても、今この記事に貼り付けるために改めて動画を見たのですが…やはり最高だな…。
最近どんどん新しくなって全く追えなくなり、もう全然分からなくなってしまっているのですが…この頃本当に大好きだった…3〜4万かけてたくらいですから…。
今はもう追いつけないけれど、推しは推しです。やっぱり最高〜〜〜〜〜〜!!!
あとで円盤見よう。

話がそれましたが、かけたお金を還元されると嬉しいですね。
私もスパチャを投げていただいたり、メンバーシップに加入いただいたりしている身ですので、皆様に少しでもお楽しみいただけるようなコンテンツを目指してまいります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?