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【山の話】笠ヶ岳〜笠新道〜

さて、今日は山の話第1段。笠ヶ岳〜笠新道〜日帰り編です。時は、2019年9月13日。登山部の副部長と2人で行ってきました。だいぶ前の事で、あまり覚えていないのですが、写真が沢山あるので、そちらをふんだんに使う事が目的です。(笑)

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こちらが、新穂高センターです。近くには駐車場が沢山あります。上に行くとロープウェイがあります。着いて初めて知ったのですが、この辺りの駐車場は有料で早い時間に満車になってしまいます。ここから徒歩30分かかる無料駐車場に停めました。

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うわ〜なんか山が見える〜の図。この日は曇り空でした。でも、明らかなビックマウンテンに気持ちは急上昇です。この地域は既に空気が違いますよね?登山者に人気なはずです。

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さて、登山道入り口に辿り着きました。いろんな山にアクセスできる所ですね。こうゆう地図を見るだけで、妄想が描き立たれます。先程のセンターより30分ほどの所です。はよ、山に登らせて欲しい中、1時間弱歩いてやっと登山口です。

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いや~緑が濃い。僕らが登っている背中側の景色は、みんな大好き槍・穂高連峰になります。実際登っている笠新道は、ひたすら上へ上へ上る感じです。この登山道に特徴はあまりありません。ひたすら汗をかきながら登っていきます。同じところを登っている人たちと、抜き抜かれを繰り返しながら少しずつ標高を稼ぎます。

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えらいけど、山がきれい。睡眠時間2時間ほどの副部長です。普段、ストックを使うことってあまりないのですが、そんなこと言ってられません。なぜなら、今日の僕は盛大に遅刻をしてしまったからです。ただでさえ、このルートはコースタイム16時間(駐車場~山頂往復)なのに、確か登山開始が9時くらいでした。この登りでコースタイムを2時間ほど詰めます。

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抜けました。そして、お目当ての笠ヶ岳が見えます。全くリサーチしていなかったこの場所、今まで何も見どころがなかったのでこの景色は圧巻でした。なんでしょうね、この色。深々とした緑が僕らを包んでくれるような感じがします。そして、山頂は三角形。やっぱ山は先が尖っていないと。(笑)一段と気合を入れて、稜線に向けて足を進めます。

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杓子平からの登りがえぐかった。副部長とポジションをチェンジし、それぞれのペースで登る。空近くて、とても開放的な場所なのに下ばっかり見てた気がする。さぁ、もう少しで稜線だ。

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稜線に出ました。雲は多く、少し肌寒い。でも、この先に山頂があるんだ!という、気持ちで進みます。既に昼を回っていたかもしれません。しっかり腰を据えた休憩はまだしていません。2人で顔を見合わせ、集中力を高めて山頂に向かいます。

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おー!少し見えるぞ!山が見えるー!(急にテンションが上がります)左が笠ヶ岳の山頂で、右側が山荘になります。少し青空も見えるようになりました。2人でチラリズムが心くすぐるよねと言い合ってます(笑)

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山荘直下には、テント場があります。山荘から少し離れている分、スペースが広いです。ここにテント貼って夕焼けと朝日、両方見られたらサイコーなんだろうな。テント装備で登る壮絶さを想像させて、昇天します。さらば!

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山荘までやってきました。確か14時くらいだったでしょうか。だいぶ、寒くなってきました。中では、泊まるお客さんがルービーを呑んでました。清潔感ある外観で、ここに1泊する事で無理なく登れますね。

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山荘から15分ほどで山頂です。輝いています。「どうぞ、ここをお通り下さい」と選ばれし者だけに語りかけられている気がします(笑)

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山頂さん、こんにちわ。360度のパノラマビューです。雲が多い分とても幻想的な景色でした。寝不足、超絶疲労困憊の我々も強制的笑顔です。というより、達成感の方が優っているかもー

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山荘に戻って、おでんを食べました。よく、山でおでんってよくある話なんですけどね、今回初めて食べました。うまし!久々の固形物が、我々を人間に戻してくれる。こうゆう物を山で食べられる幸せ、本当山荘の存在に感謝します。

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さて、帰ります。15時くらいだったかな?すれ違う登山者さんも頑張って登ってきた。もう少しで山荘ですよと声をかけながら、我々もパワーをもらいます。稜線はガスってて写真がない。(笑)杓子平辺りまでは、一気に駆け下りました。途中70Lくらいのテント泊装備の方と出会って、感銘を受けました。※写真は、杓子平過ぎて下った所

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杓子平を下ると正面は穂高連峰。ガスが抜けて山ハッキリ見えます。この姿には、ほれぼれしちゃうなー。だいぶ体力を削り取られ、座り込みながら休憩を取ります。日没は18時くらい。それまでに山を下れるかな。ヘッドライトを忘れてしまったので、iPhoneのライトで代用します。これが意外に光量が強く使えるんだな。

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登山口まで降りてきました。既に、だいぶ真っ暗になっていました。しかし、まだ登山口。駐車場まで林道を1時間半かけて戻ります。何より無事に行って帰ってこれて良かった。やっぱ山は朝早く登るのが大事ですね。そして、一人じゃなくて良かった。一人だと自分のペースでガツガツ行けるんですけどね!でも、やっぱり素晴らしい景色は誰かと共有すると、更に価値が上がるよね。

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最後に星と笠ヶ岳。全然、上手く撮れなくて手が悴むほど夢中になってしまった、、、。結局、駐車場に着いたのは20時くらいだったかな。総じて12時間の行動でした。そして、帰りに奇跡的にやっていた露天風呂に入って綺麗サッパリ。疲労した身体に熱めのお湯が気持ち良い、風呂上りのジュースが染み渡る。帰りにPAで飯を食べて、それぞれの家路に着きました。副部長、ありがとう。

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