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味音痴であり続けたい

「おいしい」か「マズい」の2択でしか、食べ物の味を判断できません。
さらにいえば、たいていのものを「おいしい」と感じます。よほど自分の味覚に合わない限り、「おいしい」と感じます。

たとえば、回転寿司。
回っているお寿司って、いつから回っているか分からないじゃないですか。お米がカピカピになってたり、ネタがパサパサしてたりします(たぶん)。

両親と食べに行った際、ネタの状態によって、親は「パサついてて、あまりおいしくない」と言います。
一方の自分は、「そう?おいしいじゃん!」と楽観的なコメント。だって、本当においしいと思っているから。ぶっちゃけ、パサつきやカピカピ具合なんて気付けません。

親は、なんでもおいしく感じられて幸せ者だなぁと言われます(笑)自分でもそう思います。
まあ、母親からは、なに作ってもおいしいしか言わないから、作りがいがないと言われましたが(笑)

味覚って、どれだけいろいろな食べ物を舌に触れさせたかによって、鍛えられると思います。
苦味なんかその代表格で、コーヒーが大人になってから飲めるようになった方も多いでしょう(正確にいえば、苦味の感受性が鈍くなったからですが)。

もっといえば、生活水準と同じです。
一度よりいいもの・経験を味わうと、簡単に下げられなくなるやつです。節約の話で頻出の単語です。
給料が上がったからといって、広い部屋に住み始めるとそれが新しい基準となり、それを下回ることを避けるようになります。
結果、もらえるお金は増えたけど、手元に残るお金は変わらない現状が起きます。

味覚も同様に、一度おいしいものを食べると、それを追い求めるようになります。
胸肉からもも肉に乗り替えると、以前より胸肉のパサつきが気になってしまう、とか。
下手に「味を覚える」と、前まで「おいしい」と思っていたものが、「あれ?こんな味だっけ?」になってしまいます。

なので、普段の食事においては、背伸びをしない食材で済ませるのがいいのではないでしょうか。
旅行先や思いっきり食べる日、友人と出かけた時などに「美味なるもの」を食べるようにすれば、よりギャップが生じて「おいしく」食べられます。

僕の場合、食事に関心が薄いこともあるので、同じものを食べても飽きません。この性質があるから、味への執着がないんだと思います。
いわば、例外の存在。

食費という固定費を抑えることができるので、いまのまま「味音痴」でい続けたいです。困ることもないですし。
なんでも「おいしい」と感じ、外食に興味がないので、将来デートを考える際に困るかも?しれませんが。

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