私は嫌われているんだ
悪いのは自分だ
悪いのは全て自分だ。私が苦しいのも自分のせいだ。家族の仲が悪くなっているのも自分のせいだ。自分は死ぬべきだ。自分の存在はその場にいる全ての他人を不快にする。自分が話すと他人は自分のことを批判的な目で見る。自分が他人の名前を呼ぶと、他人は不快になり、私のことをより嫌う。自分が他人の視界に入ると他人は不快に感じる。自分の存在が悪いんだ。今までずっと他人を不快にし続けているのだ。周囲に永遠に害を与え続け、罪を常に重ね続けているのだ。
自分は死ぬべきだ。
自分は死ぬべきだ。
自分は死ぬべきだ。
妄想
以上は私が抱いている妄想だ。私のせいで家族の仲は悪くなっていると思い込む。自分の存在を他人を不快にするものとして思い込む。自分が話していると他人は私を睨んでいるように感じる。自分に話しかけられた人は不快になると思い込む。さらには自分を見るだけで他人は不快に感じているんだと思いこむ。悪いのは自分の存在だと思い込む。常に他人を不快にし続けているんだと思いこむ。常に罪を重ね続けているのだと思い込む。
真実
家族の仲が悪くなったのは私のせいではない。私が存在しているだけでは他人は不快にならない。自分が話していても他人は不快にならない。自分に話しかけられたところで不快になる人はほとんどいない。
迷走
私は不安なんだ。嫌われるのが怖いんだ。他人の発言が全て自分の批判に聞こえてくるんだ。どうしたらいいのか分からないんだ。私はずっと全人類に嫌われているんだ。自分ですら自分のことを嫌っているし、他人ももちろん全員私のことを嫌っているんだ。誰が私を嫌っているのかすら分からなくなっている。
俯瞰
客観的に見たら他人は私を嫌っていることはないのだろう。現実の友人は私に前向きな言葉を与えてくれる。ネット上のフレンドも私と親しく接してくれる。私のことを嫌っているのは私だけなのかもしれない。この思考によって、私の世界では私だけでなく他人も私を嫌っているのだと誤認しているのかもしれない。
期待
私を嫌っているのは私自身だけであり、その思考を勝手に他人にも当てはめて苦しんでいるだけなのかもしれない。自分が自分を好きになれたら自分は他人から嫌われていないと思えるのだろうか。その時にならないと結果は分からない。
2024-08-10
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