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1回目の統合失調症。7

車に乗り、家に帰る準備ができた。
警察に手を振る、ご迷惑お掛けしました。
oさん、lさん、また後世で会いましょう。
あれ?b先生は手を振ってくれない。
何だあいつ。他の神様は手を振ってくれてるのにあいつだけ振らないなんて、俺があんだけ説教してやったのに。

それから。すぐ行くと
(オートロック機能で)鍵が閉まる。
とこれは義兄がしたことか。
おい。降ろせ。義兄がバックミラーでこちらの顔をチラチラ真剣な眼差しで見てくる。
いや、おぉ、これは師匠の仕業か。
神様がこうやって私の行手を阻む。
これがルールだから仕方ない。

車に乗っている事が嫌になってくる。
息が苦しい、思い切り酸素が吸えない重苦しい空気だ。思い切り酸素が吸いたい。

窓を開けようとしたら義兄がロックをかけた。
今度は扉を開けようとしたくなる。扉は開たらダメだよ!そう母に言われれば、扉を開けたくなる。
開けたら転がり落ちる妄想が脳裏によぎるが開けてみたくなる。これも障害かと思い我慢する。


車に揺られ、暖かくなり急にリラックスし始め、
眠くなる。
いや、ここで寝てしまったら今世が終わってしまう。
やっとここまでの道筋に辿り着いているんだから。

私は未だ今世の話の続きを続けていたい。
いまは昭和か?この景色は初めて通る所だ。
昭和なんだ。。。

あのトンネルを越えたら眠ってしまい、
今世をやり直せなくなる。(脳内に映像が浮かぶ)
意識を飛ばせば起きていられる。
意識を何度か飛ばすと、また、元気になった。

義兄は、どこへ向かおうとしているんだ?(※子供達が居る家に帰ろうとしてくれている。)
ああ、こいつの弟(私の旦那)はこうやって義兄から圧迫感を受けて育ったんだな。
この威圧感から逃れたい。そんな事を思う。

ねぇ。日光に行こう、今から日光に行きたい。
あの日光の景色をみんなに見せたいと思い始める。霧の中の田んぼの景色。そこに養鶏場。
日本の食料自給率を上げたい。妄想上の理想の景色が脳裏に広がる。
母)そうだね、いま向かってるからね。着いたら言うからね、あなたは寝ていなさい、

そうやって、旦那さんの実家の近くに着く。
義兄(3番)が立っている。
3番さんだ!でもどうして??ああ、これも治療の旅の続きか、と思う。3番さんは、義父から認めるほど仕事ができる。が、中々結婚しない。結婚のことを言われるのに飽き飽きしている。いろんな人生があるんだよ。それで全てよし。OK!最高!拍手。

急にトイレに行きたくなる。
実家にトイレあるから寄っていっていい?
ちょっと無理かな…スーパーにトイレある、
そこに寄ろうよ。
トイレの間近に車を止めトイレに入る。
母は、トイレが完全に閉まらない様に
扉に足を挟む。
警察だってそんなことしなかったぞ。
怒りが高ぶる。

外に出ると新鮮な空気だ。またいーっと歯を振るわせ電波の状態を確認をする。電線も沢山ある、手を叩く。義兄さんも手を叩く。どうだ?電波の状態は
悪くないか?うん!

そう言って皆んなで車に乗り込む。
私は、日光に行けば、
神様皆んなに喜んで貰えると思った。
日光に行けば明日は明るい、
これが、これから私達が目指すべき地球のあり方だ、そう思った。妄想が膨らんだ。

しかし着いたのは私の実家だった。え?日光じゃない。どうして??電波の確認をする。良好だ。急いで家に入る。
家に入るとキッチンの方に歩いて行くが、真逆の仏壇の部屋においでと母から呼ばれる。
仏壇の近くに行くと仏壇が気に食わない、
こんな宗教やってるから家に邪気が籠って悪いんだ。
正しい治療をしていればこんなのなくて済む。
と、仏壇の扉を閉じる。

誰かがテレビを付ける。
火事が起こっているニュースだ。
あれ?世界は平和になったんじゃないのか?
そう思っていたのに、世界は平和ではないようだ、
兄と旦那がなんかコソコソ話をしている。
〇〇した人は助かったらしいよ、良かったよね。
どうしたもんかと困っていると電話が入る。
私は、師匠からの電話だと思った。と家族に漏らす。
Facebookの〇〇〇〇さん?誰それ?
家族がFacebookで師匠を調べる。この人が師匠なの?

しかし、義兄(2番)さんから義兄(4番)さんへの電話だ。「ごめん、今日はそっちには帰れそうにないなーちょっとの間、子供達を宜しくなー」
子供達も一緒に日光に行けばいいと思った。
そんな神様が住む世界(青天を衝けのような農業をする世界、地球を大切にする世界)で暮らせた方が絶対幸せだと感じる(それは人それぞれだ。)

電話が切れる。
そこにテツが降臨して義兄さんの心を話し始める。
(旦那と義兄さんとの関係を嘆いている。)
俺が。俺が。ずっと指導してやっていたのに。
お前身体壊しやがって野球できなくなっちまったんだ。クソ!クソ!クソー!
家の畳を殴り大絶叫だ。大泣きする。

よし、パンと拍子を打って
魂レベル上げて行こうぜ!
と、急にテンションを戻す。

ハイテンションになる。おいコラ!おいコラ!(ビートたけし)たけしには俺が教えたんだ、と胸を張る。

義兄さんに凄んでおいコラと言う。
義兄さんもおいコラと返してくれた。
よし、世界とろうぜ!みんな世界は平和になるぞ、よし!よし!たけしが言ってるなら大丈夫だ。そう言って立ちながら拍手をした。

義兄さんが、義母に電話する。あーもしもし?母ちゃん(義母)の膝良くなった?えーそうなんだ、わかったーありがと、じゃあねー。私は多分治っていないな、と気付く。コリが強い人は鍼をしないと治らない。そう解釈した。

家族はどこの病院に私を連れて行けばいいのか
必死で探している。
それは、
私に、治療して欲しい患者さんがどこに居るのかを探しているものだと思った。
私が患者さんを治すのだ、胸を張れる。
春日がカスカス春日と言っている。

ちなみに患者さんへの治し方は、
手を眉間からお臍の下まで撫で下ろす。
と言うものだ。
シロダーラ、アユルベーダ意識している。
誰でも出来るし、術者も苦労しないで済む、完璧な治療方法だと思った。
それで治らないなら私が意識を何度か飛ばせば
前世のカルマが無くなり患者さんが正常域に入り、治療が完結すると思った。

母と旦那が話している。
〇〇病院はダメみたい。〇〇小児科もダメみたい。

そして私は、家のマットの上でまどろむ。そう言えば義兄さんがいなくなった。
少し休んだら、
また起き上がってキッチンの方に歩く。
キッチンの方のカーテンに龍の銀色の鈴が付いている。
神様の音だ。

今度は旦那に近寄って、あなたは何の神様ですか?
と聴く。
あなたを見守る神様です。と旦那は答えた。

義兄に、あなたは何の神ですか?と聴く。
答えない。
逆に、あなたは何の神様ですか?と聴かれる。
私は海の神様です。
そう言うと、フローリングの上に辛くて横たわる。

そこじゃ寒いからと、畳の部屋のマットの上に横たわらさせられる。旦那が横に付く。体が冷えてるね。まずは手を温めよう。それからお腹だね。お腹も冷えてるね。
私、頑張ったんだよ。お腹痛いって言ってるのに、
全然皆んな話聞いてくれないんだもん。
だから私頑張ってテツ兄に頼んで男にして貰ったのに、皆んな全然気づかないんだもん。
トイレに行きたくなった。
トイレに行ってくるね!

トイレから出てくると、
あ、違う!!俺、この家族の6男だったんだ、
はーぁ、6男で俺全然頭が良くなくて。
毎回前世をよくしようと頑張ってたのに、
みんなもそれに付き合ってくれてるのに
俺頭悪いから(発達障害が強くて一つのこだわりが強くて)この部屋で何度も何度も失敗を繰り返して。
何度も何度も同じこと繰り返してるのに
全然覚えてらんなくて失敗して、
俺がみんなの言うこと聴けないから
こんな世界になっちゃったんだ。

皆んな、申し訳ない。ごめんな。すみません。
土下座する。先生ごめんなさい。義兄(3番)は先生だったんだ。先生ごめんなさい、許して下さい、手を合わせて拝んで土下座する。ごめんなさい。ごめんなさい。

ああ、あなたは地球だったのか、いつも地球を汚くしてごめんなさい。俺たち(私たち)気づかなかったんだ、地球が苦しいって言ってること。本当にごめんなさい、ごめんなさい。
ごめんなさい、この通りですと、土下座する。

今度は、テツ兄がマットの上に横たわる。
太陽の温度調節の練習をする。
私がテツの力を使うんじゃなくて、
テツの力で太陽の量を調節しないとみんなが治んないから。
旦那が私を温めようとする。
いや、俺じゃないといけないんだ、そう言いながら
地球のみんな寝転べ、今から俺がお前たちを治してやる。いいか?
太陽のボルテージを上げる。
おい、地球の裏側の奴らもコンクリートとか土の上に寝転んでるか?
こうやって寝転んで地球の暖かさを感じられれば
この世に病気なんてなくなるんだぜ。
病気のやつはこれから俺が照らして暖かくしてやるから毎日日光浴しろ。
なんなら、農業やれ。あれが1番体が強くなるんだ。農業やってる〇〇いるだろ、あいつが1番健康体だ。まあ、考え事しすぎて禿げてしまったんだ。

そこに、母の知り合いで目が悪いお婆さんが家を訪ねて来た。俺に直して欲しくて来たのか?俺が治してやる。そう言うと、おばあさんのメガネを取り、眉間から鼻まで撫でる。相当コリが溜まっている。お婆さんが、もう、大丈夫だよ。今まで大変だったんでしょ、もう大丈夫だからね!そう言って俺を抱きしめてくれた。俺のお母さんだ。この人、前世で俺のお母さんだった人だ。暖かく包まれた。

義兄(3番)にもうこれで世界良くなったかな?
と聴く。いやぁ、未だあなたが良くないです。
あなたは治療した方がいいでしょう。
そう言われて私は玄関に連れて行かれる。
実際冷静に歩けるのに、おんぶするから乗って、と、おんぶされる。いや、普通に歩けるから、と歩く。

車に乗り、どこかに行く様だ。どこに行くんだろう。多分病院の前で治療したらみんなが良くなるから病院に連れて行かれるんだろう。そう思った。

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