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うつ病が治ったら働かないといけないのか?

どうも、しま子です。

うつ病は、多くの場合ストレスが原因で発症します。

そして、そのストレスの原因の一つとして仕事が挙げられますよね。

職場の人間関係・仕事の忙しさ・業務内容など本当に仕事とストレスの関係は切っても切り離せません。

ただ、仕事が原因でうつ病になってしまった人は、うつ病が治ったら当然のように復職していきます。

しかし、うつ病を2回も経験している私からすると「ちょっと待て!」と言いたい訳です。

今回は、うつ病が治ったら果たして本当に働かなければいけないのか?について考えてみます。

はじめに

まず、記事のタイトルである「うつ病が治ったら働かないといけないのか」の「治る」と言う表現方法について誤解を招かないように注釈しておきます。

ここで言う、うつ病が治るというのは、症状が出ていない状態の「寛解」です。

本来は、うつ病は治るという表現を使わないのですが、今回はわかりやすいように「治る」という表現をあえて使っていますのでご了承ください。

復職は簡単、でも再休職率は驚異の50%!

ぶっちゃけ復職するだけなら、簡単にできます。

先生や職場に復職の意思を伝えて、本人さえ良ければそれでめでたく復帰です。

稀に、主治医にドクターストップで復職を止められたりすることもありますが、ほとんどの場合本人の意思が尊重されます。

しかし、厚生労働省の調査によると復職をした社員が5年以内に再休職する確率はなんと驚異の50%です。

参考:平成28年度 「主治医と産業医の連携に関する有効な手法の提案に関する研究」

つまり、二人に一人は復職してもまた休職してしまうんです。

実際私も、そのうちのひとりで復職して2年くらいでうつ病が再発してしまい、そのまま退職しています。

復職自体は簡単でも、その後の「仕事をし続ける」というのがいかに難しいことなのかが伺えます。

復職は後回しでいい

休職した人のほとんどは、必ず復職を目指そうとすると思いますが、私は「まず病気を治すことが目的」だと思っています。

なぜなら、病気が治らなければ働くこともままならないからです。

多くの人は、うつ病を治すことをすっ飛ばしてなんとか復職しようとします。

そのため、うつ病が治っていないのに復職をして、さらに病状を悪化させてしまうのです。

なので、まずはうつ病を治すことを目標にして、復職のことはもっと後回しにしましょう。

復職だけにこだわらず選択肢を増やす。

うつ病が治ったら、復職して仕事をすることは確かに立派です。

しかし、復職だけにこだわってしまうと、プレッシャーで再び病んでしまう危険性があります。

なので復職だけにこだわらずに、もっと選択肢を増やした方が生きやすくなるのになーと思います。

例えば、私は半ば強制的に職場から解雇され絶望していたのですが、今は成り行きでフリーランスのライターとして働いています。

その前までは「生活保護でひっそり暮らそう」とか「ブログで稼ごう」とかさまざまなことを考えていました。

こんな感じで、開き直って仕事以外のことを考えていたら、なんとなく前向きになれたんですよね。

もちろん働くことも大切なことだけど、それでうつ病が再発したら元も子もないし人生自体も楽しくなくなっちゃいますからね。

必ずしも「働かなければいけない」という法律はない

今回は「うつ病が治ったら働かなければいけないのか?」というテーマでお送りしてきました。

うつ病が治っても、必ず「働かなければいけない」という法律はありません。

なので、仕事だけに固執せずに生きるための選択肢を増やしていくことをおすすめします。

選択肢を増やして、好きに生きていると周りからやいやい言われることもありますが、それは聞こえないスタンスでいきましょう笑

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