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自分にできることより、相手のためにやりたいことを探す。


「何かやりたいけど何していいかわからない」
「自分に何ができるかわからない」
「始めてみたけど、この先どうすればいいかわからない」

最近こんな人によく出会う。

アドバイスしたいとかではなく、私の経験と持論をここでお話しします。

結論から言うと、考えても意味がないと思ってます。

なぜなら、圧倒的にスキルや経験がないから。

何かに突出できてないって自分でわかってるから悩んでるわけで。
スキルや経験があったらとっくに始めてる。
でもないの。だから悩む。

できることなんて限られてる中で、世界と戦わないといけないとなったとき、
「この人ほど詳しくないしな・・」
「私にはここまでできないかも・・」
「特別な知識ないしな・・」

なんて思ってしまったり。
そして結局、何も始められない。

でもさ、それって当たり前。
先に始めてる人に知識量で敵うわけない。
これまでのほほんと生きてきてたもん。
私は26歳くらいまでそんな感じだった。

もっと早く気づいて始めたかったと今でも後悔してるけど、過ぎたもんは仕方ない。

でも、今からできるようになればいい話。

で、結局何しよう?

今から努力すればいい!「それはわかってるけど、特に好きな物もないし・・・」とか、「あれもこれも好きだからイマイチ決められない・・」
とか、よくある話。

そんな時は自分を振り返ってみるといい。

辛かった、楽しかった、その経験が仕事になる

人は不便やストレスを解消したいときや、感動にお金を払うもの。

これまで自分が経験してきたことの中で、印象に残っているものはなんでしょう?

衝撃の出会いをして、感動したモノやコト。
これを知っていたら絶対楽しいのに!知らないなんてもったいない!と感じたことや、

こんな商品があったらいいのに!と強く感じた不満は、あなただけが感じているものだろうか?
そんなことはないと思う。

例えば私の場合、
佐世保にショートカットを上手に切ってくれる人がいないなぁ・・・。
じゃあ、主人にお願いしよう!ってことでできたショートカット専門店だったり。

自分の好きなテイストのうつわが無いなぁ。
見て、触って、選びたいなぁ。
オンラインショップはうつわだけ写してるところばっかりで、わかりにくいし面白くないなぁ。
そんな不満があったから始めてみた、うつわ屋だったり。

25歳で長崎にUターンし、「働きたい会社が見つからないなぁ」というストレスから、もっと地元の会社やビジネスを見える化したいなぁと思っていたり。

これって友達や周りの人に話してみると、
「あ〜わかるわかる〜」って人が多かったりする。

それを解決できたなら、やりがいを感じられそうじゃない?

世の中にはいろんな商品、サービスがあるけど、
「こんなところが不便だな〜」
「誰か解決してくれないかな〜」

それを解決できることこそ価値がある。
それを解決してくれたあなた、ありがとう!
だと思う。

みんなやりたいことだけ、好きなことだけやってるわけじゃない。
辛いけど、わからないことばっかりやけど、苦しいこともあるけど、自分で模索して、その結果喜んでくれる人がいるから楽しいと思える。

好きだとしてもお客さんがいないとビジネスにはならないしね。

世の中にあふれる不便に対して、その人を救いたい!って自分の気持ちが動くかどうか。
そしてそれが商売としてやっていけるかどうか。
それだけの話だと思う。

人は生きてるだけで素晴らしいものだけど
生きることとやりがいを感じたいのは別感情。

どうせ仕事するなら「あなたに会えてよかった」って言ってもらいたい。
そんな人がほとんどじゃない?

戦わないの意味が違う

マーケティングを勉強している人なら「戦わない」って知ってると思うけど、これは比べないとか見ないフリするとかそう言う意味じゃない。

相手と自分を比べてみて、あの人はこうしてるけど、それだとこんな人のお悩みは解決できない。
私はそっちの人の助けになりたいなぁ。
だって自分は、こんな経験して辛かったから。
(それがあなたの個性で、ブランドになる)
だから私はこっち!

それにはあの知識やこの知識が必要ね・・_φ(・_・

それが戦わないっていうこと。

もしくは同じ商品だとしても、「自分はこう魅せたい」「こんな人に届けたい」そこに違いが生まれるもの。

見ないフリするのとは違う。
戦いたくないからこそ相手をよく見て。

別のポジションを見つけて戦わない。
それが本当の意味。

みんなと同じ商品、同じ発信の仕方をやってるのに、見て見ぬフリをしても何も変わらない。

起業することの1番の楽しみは・・・

いろんな人のお話を聞くけど、本質だけ見れば
「疑問やお客様の問題に対し、あーじゃないこーじゃない・・・」って模索することを楽しんでる人が多いなーって思います。

組織にいてはできないことも、自分の会社な
ら自由に動ける。

それに尽きると思う。

だから自分で仮説を立てて考えるのが好きじゃない人は向いてないかもね。

動き始めている人は、自分のことより相手の事を考えてるから迷わないんだと思います。
自分のことって案外、自分ではわからないものだから。

自分にできることを探すのはやめて、困ってる人のために自分がやりたいことを探してみる。
それで感動してもらえないなら、感動してもらえるまで模索する。

できないことは今からできるようになる。

その結果感謝されて、自分が幸せになる。

みんながどうかは知らないけど、私はそうしてきたし、今でも悩み、模索してるところ。

私の経験談を話す事で「そんな簡単なことだったのかー」と思ってくれた人がいたらいいなと思い今回書いてみたのでした。

おわり。

うつわ屋en
佐原 舞

「地元には働きたい会社がない」という理由で地元を離れてしまう若者たち。そんな田舎で、「働きたい会社がないなら自分で作ってみよう」と思いうつわ屋さんを始めました。いつかは地元の「就職先」問題を解決するメディアを作りたく、サポート資金はそのメディア運営用の資金に貯金します!