減薬時の諸注意について

ここの記事を読めば読むほど、もし飲んでいる人がいればすぐにでも向精神薬をやめたくなるでしょう。
しかしそれもすでに精神医学の罠です。
何の知識も備えもなくやめたりしてしまえば、その後に待っているのは禁断症状の地獄しかありません。
発狂して精神病院に入院させられる人も少なくないのです。
 
まずは知識を集め、次にはこの本の内容を理解してくれる医師を探してください。
決して精神科医に頼ってはいけません。
距離が遠くても、たとえ他県であっても、精神薬の危険さを把握した治療家を探してください。
 
精神薬をやめるうえで最も重要なことは精神薬との完全なる決別の意志です。
この「完全なる」というのが重要で、ここがほんの少しでもあいまいな人はまずうまくいきません。
これらはすべてヘロインやシャブに置き換えればいいです。
「シャブも少しくらいならいいよな」と考える人は永久にやめることはできません。
だから私はよく患者さんにこういう表現をします。
「飲むも地獄、飲まぬも地獄」と。
 
次に重要なのは精神というものや心というものは自分で良くするものだという、完全なる理解です。
ここも「完全なる」というのがポイントです。
なぜかというとそこが不完全だと、結局他のモノに依存していくからです。
異性、食事、カウンセラー、仕事……。
薬よりはましかもしれませんが、結局本人が望むものにはたどり着くことはできません。
依存症を克服しようという心がなければ、何をやっても達成できません。
 
最も重要なのは勉強です。
精神医学や心理学とは何なのか、なぜ向精神薬がダメなのかを理論で理解することが不可欠です。
ここで重要なのは決して個人の経験であってはいけないということです。
もちろん個人の経験は大事なのですが、それを論拠にするとどこかで崩れます。
事実をもとに勉強することが重要になります。
だれの語る内容が事実なのか見極める目が必要になります。
向精神薬を抜く作業自体は医師と患者が共同しながら少しずつ抜いていくしかありません。
ここでは紙面がないため割愛しますが、基本はそれだけです。
 
最後に自分で良くするという点にも重なってきますが、それはつまりどんな代替療法も「モノ」であることを理解することが、断薬を実現するうえでの大前提です。
たとえば東洋医学、サプリメント、ハーブセラピーなどですが、これらは精神薬同様、精神を良くしてくれるものではありません。
癒すものでもありません。
禁断症状だったりもともと持っている精神的な症状を緩和してくれるだけのものであって、やはり根本的なモノではないのです。
 
精神を扱う以上根本的な方法とはただ一つ、心と向き合うとか思想を省みるとか哲学を追及するとか、そういう類でしかありません。
どんなに副作用が少ない「モノ」であっても、それは所詮「モノ」であることを理解して、初めて有効に活用することができ、薬をやめるという結果につながっていくのです。
 
<大笑い! 精神医学より引用>
 
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