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【にっき】2024/05/07

気にしない

ストーマがウエストの少し上についているので、パンツなどのボトムスは選ぶのも履くのもちょっと厄介だ。ワンピースがいちばんいいけど、すべての服をワンピースにはできない。
パンツを履くときは、超ハイライズかややローライズ(へそのすぐ下)の二択になる。ハイライズにするとストーマ袋はパンツの下に隠せるが、ローライズだと外に出して、トップスで隠す。
先日買った麻のイージーパンツをハイライズで履いてみたところ、母親が同じようなのを履いてたときのシルエットとそっくりになった。とても残念な気持ちになったが、試しにややローライズの方で履いたらいい感じになってほっとした。ばあさんは腹が出てたから、必然的にハイライズになってたんだな。パンツって、体型や履き方によってシルエットが変わるんだね。
で、ややローライズで履いたパンツに合わせてたTシャツが、ぎりぎりストーマ袋を隠しきれない。0.5cmくらい見えてしまう。でも、カバーを付けて、そのまま出かけることにした。悪いことしてるわけじゃないし、気にする必要はないと思ったのだ。
西加奈子さんが著書のなかで、乳がんの治療の副作用で脱毛したけど、気にせずスキンヘッドで出かけたと書いていた。
わたしはそれを読んでとても勇気づけられた。寒いのもあったし、勇気も足りなくてスキンヘッドで出歩くことはなかったけど、今は女性としてはかなり短い髪型だし、ストーマ袋チラ見せだし、ブラジャーも付けないし(もともと必要ないほどの胸だし)、派手な柄のパンツも履いちゃうし、はたから見たらちょっと変なおばさんになった。
変なおばさんだけど、だれかが家に持ち帰って話題にするほど変ではないと思う。変だなと思うひとがいたとしても、たぶん3分で忘れてる。
でも、堂々とするというか、自分は自分と割り切るというか、そんな感じの心持ちに変えただけで、気持ちがずいぶんと楽になった。
化粧だって、好きならすればいいけど、お化粧するのがマナーだからって理由だけでしてるんなら、しなくていいと思う。
清潔感がなくならないようにだけ気をつけようね。

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昨日に引き続き体調が今ひとつだったけど、動いてしまえば元気になることが多いので、リハビリには休まず行き、案の定復活した。

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