『どうする家康』最終回に思う、マスコミはいつまで「視聴率が」っていってんねん!
NHK大河ドラマ『どうする家康』が12月17日の放送で最終回を迎えましたね。
一部ネットニュースによると歴代大河ドラマのなかでワースト2位の視聴率だったらしいですよ。
私は声を大にして言いたい
「いつまで視聴率、視聴率っていってんねん!」
「当の視聴者は”視聴率”をそんなに気にしてないんちゃうか?」
※個人的見解です。もし視聴率を参考にして番組を評価したり、見るか否か判断している方がいましたらごめんなさい。
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私は昨年から松本潤が主演するというこを知って、正月に始まるのを心待ちにしていました。
序盤は臆病で情けない家康を彼なりによく演じたと思いますが、中には「松本潤らしくない」と違和感を覚えた人もいるかもしれません。
家康は三方ヶ原の戦いで、武田信玄(阿部寛)の軍勢に圧倒され敗走した際、己の戒めとするため惨めな姿を描かせました。
足を組んで座り、頬杖を突いて顔を歪めたその絵は「顰(しかみ)像」として知られます。
一説によると、家康は敗走しながら脱糞したといわれますが、定かではありません。
『どうする家康』でもそのエピソードが出てきて、若き家康が「あれは味噌じゃ」と言い訳していたように記憶します。
そんな家康が、織田信長から戦とは冷酷な所業であることを思い知らされ、戦がない世の中を目指すようになるのです。
成長ぶりをわかりやすくするため、序盤では極端に情けない家康を描いたのでしょう。
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これまで大河ドラマでは滝田栄主演による『徳川家康』(1983年)をはじめ、多くの作品に家康が登場しました。
『どうする家康』はこれまでと違った視点から徳川家康を描くことに挑戦してそれなりに成功したと思います。
少なくとも私は新しい家康を十分に楽しめました。
だから「ワースト2位の視聴率」という評価には首をかしげてしまいます。
過去最低の視聴率とされる『いだてん ~東京オリムピック噺~』(2019年)すら、私にとって全話リアルタイムで見るほど面白かったのです。
オリンピックの歴史や東京オリンピック(1964年)開催までの苦労を知ることができただけに、当時のネットニュースを読み「なんで視聴率が悪いこtばかり取り上げるのろう」と納得できませんでした。
視聴率が低い大河ドラマとしてよく引き合いに出される一つが『新選組!』(2004年)です。
当時、香取慎吾を目当てに見ていたところ、まだ知名度がそれほど高くなかった堺雅人演じる山南敬助に胸を打たれて家族揃って涙しました。今でも堺雅人を見ると「山南さんだ」と呼ぶほど印象に残っています。
一方、世間ではおおむね評判がよかった『鎌倉殿の13人』(2022年)は、物語が進行するテンポが遅くてまどろっこしく(あくまで個人的見解です)、2回目までしか見ませんでした。
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テレビ局にとってドラマの視聴率は必要かもしれません。しかし視聴者にとっては番組の評価とはあまり関係ないように思えます。
人によって好きな時代や題材、キャスティングなどで見たい番組を選ぶと思うのです。そして内容を見ておもしろそうと感じたら継続して視聴するのではないでしょうか。
『どうする家康』だけでなく大河ドラマに対する私の感想が多くなってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
#どうする家康 #大河ドラマ #松本潤 #徳川家康 #視聴率
画像は『イラストAC「イラスト素材:徳川家康 作者: いまの」、「イラスト素材:徳川家康(2)作者: しまたけひと」』より
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