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音楽、植物、身体・・根源で出会うもの

受講者さん、東京ワーク→愛媛に。

5月10日、東京で東京アレクサンダーセンター(TAC)でのワークショップに参加いただいたKさんが、ご実家の広島から、なあんだ、海を越えれば愛媛じゃないか、ということで、フットワーク軽く、東温音楽室まで、個人ワークを受けにおいでた。
どうせなら、このワークが生まれたその場所で、その空気感も感じたい、とKさん。

ほう、そこに何があるのか、私も知りたい。

ワーク 音楽と感覚を育む


到着して、少し庭を散策したり、授業中のTACとオンラインで繋いだりで

野放しの庭


お互い、ちょっと興奮状態だったので、クールダウンしてから、ワークを。


音楽プロセス体験
utenadrawing

これまでの体験の積み重ねもあるから、1時間たっぷりと楽しんでもらえたのではないかと思う。

どこまでがワーク?実家の畑に。


音楽室の生徒さんのお母さんが切り盛りしているめっちゃ不思議な「地元の八百屋in カフェ」の高須賀スーパーでランチをしながら、とりとめもない話。
明日も宛のない旅だということ。
私は翌日は実家で畑仕事の予定。
そして手伝ってもらえるなら、猫の手でも借りたい。
ということで翌日は早朝からドライブして松野へ。

落花生の種まき、にんじんの間引き、トマトのソバージュ栽培(お試し)のための支柱たてと網かけ。草刈り、草マルチ、玉ねぎとそら豆の収穫。
あと、収穫したそら豆を食べた。

とても手際よく手伝ってくださるので、2日分の仕事ができた。感謝。

分野を超えて根源的なものは

あいだあいだで、手を動かしながら、休憩しながら、話をする。
耳を傾けてくれる人がいることは、本当にありがたい。

川から吹いてくる風が、崖沿いの桜の木の枝を撫で、こちら側の紅葉の葉っぱを揺らすまでの時間経過や、今、心地よく耳をすり抜けていくその風の存在感。
確かに、口で説明するよりも肌で感じるものの方が感覚に働きかけるだろう。
当たり前のように享受していたこの感じを、そうか、ここにくる人はここで初めて味わうわけだ。

加えて、私の、3年無肥料無農薬で植物が育つプロセスを観察してきたその体験も、よそで話すよりここでは、より共有の度合いが深まる。

音楽の話も。本質的なものの方へ。

音楽プロセス体験と出会ったのも、こうやって実家で自然農を試みているのも、自分からやろうと思ったわけではない。そしてそのどちらも結局根源的なところへ興味が向かってしまって、オタクになっていく私の傾向というのはあるんだろうなあ。たまたま、音楽と自然農だった。けれど、そこには根底で繋がっているものがあって、本質的なものは、同じなんだろうと思う。

そこを掴めたら、応用はいくらでもきく。
枝葉の形姿ばかりにとらわれず、根っこから育つものを見ていくってこと。

だから語り、出会うこと

Kさんが何を見たのかはKさんにしかわからない。
ただ、語っていくこと、出会っていくことの大事さを、Kさんに私も教えてもらった気がする。


オンラインの音楽プロセス体験フィールド

オンラインとリアルってどうにも埋まらないものってあるのだけれども、
オンラインだと、どこにいても、誰とでも繋がることができる。
こっそり始めてみることもできる。

オンラインで伝えられない何か、を大事にしながら、それも共有しながら、
でも、むしろ、その不自由さも大事にしながら、それぞれの場所で育ってくれたらいいなあと思っている。



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一度は行きたいあの場所

愛媛の片田舎でがんばってます。いつかまた、東京やどこかの街でワークショップできる日のために、とっておきます。その日が楽しみです!