うたうみ

写真作家/フリーランスフォトグラファー 「心のぬくもりにそっと触れるように。」 言葉、…

うたうみ

写真作家/フリーランスフォトグラファー 「心のぬくもりにそっと触れるように。」 言葉、歌、本、散歩、おいしいごはんが好きです。

最近の記事

この世界は思ったより難解で、意味がわからなくて、美しい。

この世の正体を、仕組みを知れば、もっとらくに楽しく生きられると思った。 でも知れば知るほど難しくて、わからなくて、 深く潜れば潜るほど、暗く重くなる海の中みたいで。 どれだけ人と分かりあおうと努力しても、すればするほど、分かり合えなさに絶望する。 自分の弱さを突きつけられ、消えたくなる。 どれだけわたしたち人間が祈ろうと、自然はときに姿を変えて人を襲う。今まで丁寧に重ねてきたものを、いともあっけなく消し去る。 それでも自分の足で立って生きていくしかないというのに、とき

    • 写真展『遠い青』を終えて

      せとうち暮らし写真展『遠い青』。先日、無事終了しました。 遠くからわざわざ会いに来てくださった方、たまたま見かけて立ち寄ってくださった方、何年か越しに再会できた方。この展示をきっかけにたくさんの新しい出会いや再会を果たせて、胸がいっぱいです。 1ヶ月以上にわたる写真展を経て感じたことを、ここに綴り残しておきたいと思います。 写真展の空間づくり 会場は、広島県尾道市にある、ONOMICHI U2さんのイベントスペースをお借りしました。 ONOMICHI U2さんの施

      • 2023年の終わりに|「手放してもいい」とゆるすこと

        2023年はある意味、たくさんの絶望を知った一年だったように思う。 それは、わたし自身に対してだったり、生き方においてだったり、人間関係においてであったり、さまざまだったけれど、ひとつ、それらを経て学んだことがあるとしたら 「手放してもいい」とゆるすこと そんな言葉にまとめると思う。 . ___「うたうみ」やめたら? いつだったか、働き方に悩んでいたとき。 ある人にそう言われ、安堵から涙が止まらなくなったことがある。 一人の写真家「うたうみ」という名前にのしかかる期

        • 生きづらさを自覚した話。

          「生きるって難しいね。」 つい、そう呟いてしまうことがときどきある。 世の中で「生きづらい」という言葉を耳にするようになったのは、いつ頃からだっただろう。 わたし自身その感覚を覚えたのは、たしか大学生の頃だった。 大学を中退しフリーランスになって3年目の今も、ますますそう感じている。 . 実際のところ感じていることを、つらつらと書き出してみました。 枠内は、気になる方はサラッと読んでみてほしいのですが、しっかり読まなくても大丈夫です。 (内容はあくまでわたしの経験や主

        この世界は思ったより難解で、意味がわからなくて、美しい。