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ぐるぐるぐるぐる。会津歌旅5-①【アーカイブ2023年5月4日】

2022年の春に、一風変わった出会い系キャンプ(あっちのではなくてコッチ)で偶然出会った田賀アニ。
大学で一瞬かすってたかも!っていうパイセン(学部は違う)だったり、実家が町田と大和で近かったり、興味深いおしごとをされていたり、で仲良くしてもらってる。
その田賀アニのコーディネイトで、2023年のGWに会津歌旅ができた。
なかなかメモリアルだったので、4回に分けてアーカイブでお送りします。

■20230504/1日目

快晴!!
田賀アニの車で町田の実家に迎えにきてもらい、ブンブブーンと会津へさあ出発!4日間の旅のスタート〜〜
何10年ぶり?に首都高に乗って(助手席だけどやっぱコーフンする)東北道をびちびち渋滞していながらもすり抜けて、予定より早くに会津に入れた。

会津といえば俺にとっては「白虎隊」なのね。
小学校に入ってすぐに剣道を習い始めたんだけど、その週2回の稽古のはじめに正座して詩吟を習ったわけ。剣道にもれなく詩吟がセットでついてくるというお稽古ごとだった。それがなかなか楽しかった。歌うの好きだったからね既に。
で、白虎隊の歌もあって。
で、うろ覚えなんだけど、たしか夏の合宿で会津に来たこともあったはずで。刀の鍔の形をした文鎮が、おみやげであったからね、その記憶だけあるんだけど。ほんとうろおぼえで。
だからどうしても、いきたいところがあった。
それは、白虎隊が、燃え上がる(ように見えたのね)鶴ヶ城を見て自刃した「飯盛山」と、その隣にあるぐるぐる回廊の「さざえ堂」。
なんかもう、ぐるぐる巡る少年時代。断片的に思い出してきたよ〜。
感動だね。ほんと。あの眺めにじわじわしてしまった。

さざえ堂どーん!
ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる

さらに、さざえ堂でもぐるぐる廻って、てっぺんまで1回転半、降りてきたら3回転。
大出血サービスぐるぐるまつり。
建立当時はここに西国三十三観音像を奉ってあった巡礼観音堂。
四国まで行かなくてもさざえ堂でお参りできるやん!というしくみだったらしい。会津の人たちの流出を防ぐという意味もあったらしい。
ああなんとも栄枯盛衰。しみじみしちゃうね。

さざえ堂入り口の頭上に「福聚海」の文字があった。
幸せをもたらす功徳の量が海のように広大であるという意味らしい。

とても、いいね。  福 聚 海
おぼえとこ。

田賀アニが時々使ってるというゲストハウスの兄さんは、めっちゃくちゃ気さくでそしてクレバーで穏やかで、可愛いひとだった。
ウクレレの話になってさっそくレッスン!
「クレイジーG」をちょっとサポートしたらすぐ弾けるようになって、とても喜んでくれた。

mooi guest house

こういうところが、ウクレレってすばらいしよねー。
すぐに仲良くなれるとこ。
ウクレレ大好きだわ〜

田賀アニのしごとは、道普請(みちぶしん)。
主に、かつて集落と集落をつないだ山道の再整備をしているという。東日本大震災の前から福島山形のあたりで活動をしている。
2022年の夏は只見まで遊びに行って、仕事の現場を見せてもらったり近くの川で歌ったりもした。

大学の先生もしていて学生や地域の人たちも参加できる形で整備作業を行うことで理解を深め繋がりを広げているので、そのエリアでは人徳も深い智慧者の素晴しいアニキである。
今回はその人脈からほんとうに多くの人を紹介してもらえた。
フラをする奥さんとイタリアンの店長シェフのご主人。とても心の開かれた、そして会津若松の地に足がついた美男美女(超絶)のふたりだった。
これまでの道のりや地域の話、これからの人生をどう過ごすかとか、地に足のついた、とてもいい話が聞けたんだ。
居酒屋の座敷で正座して歌ったり、NYスタイルのイタリアンで歌ったりさせてもらった。

こづゆ(福島県会津地方の郷土料理)

1日目から会津エッセンスがいっぱいいっぱーいだった。
めひかりも山菜もこづゆも日本酒も人も、じわじわとほんとうにありがたかった。

5-②につづく)

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