Foliage Poet

自由詩・現代詩・散文詩・エッセイ・雑文

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マガジン

  • Dream Diary XX

    むかし付けていた夢日記を元に、テキトーにでっち上げ加工をしたもの。

  • Prominence

    詩・散文詩の倉庫02

  • エッセイ・散文・その他

    エッセイ・散文など

  • コーヒーショップの物語

    コーヒーショップを舞台にした、可笑しな、トンデモな、妙チクリンなお話。

  • Archipelago(多島海)

    詩・散文詩の倉庫01

最近の記事

或る女性の夢《Dream Diary 31》

xxxx年05月26日(x)  或る女性が床に腰を下ろし、背中を壁にもたれ掛けていた。元気の無さそうな表情の彼女は、私に向かってか細い声で何かを告げたのだが、どんな言葉だったのか思い出せない。私はしゃがんで彼女を横から軽くハグすると、あなたが好きだという意味のことを彼女に告げた。そういう意味のことを言ったのであって、はっきり「好きだ」と告げたわけではないが、私はいずれこの女性と一緒になるのだと思った。しかしその後すぐに、この女性には身体のどこかに欠陥があるという事を思い出し

    • M師の夢《Dream Diary 30》

      xxxx年05月25日(x)  Mさんは私が昔お世話になった仕事上の師である。それは街の三叉路の道祖神にハッタイ粉をまぶして歩く仕事だった。久し振りにそのMさんに呼ばれて出掛けたのだが、お宅に着いたのは朝の六時頃だった。いささか早過ぎたようだ。玄関先でMさんから、あらためて一時間後の七時に来てくれと言われた。さて何処で時間を潰そうか。久し振りにハッタイ粉でも浴びに行こうか。道路に出ようとした時、現在の仕事の師であるSさんからも、七時に来るように言われていたことを思い出した。

      • 同級生Yの夢《Dream Diary 29》

        xxxx年05月24日(x)    薄暗い貯蔵庫の中で、高校時代の同級生Yが葡萄を使ったアイスクリームを作り、とても美味しそうに食べていた。葡萄は床に接した背の低い戸棚の中にたくさん貯蔵されている。それを見て、私もアイスクリームを作って食べたいと思った。しかし私は日頃からYのことを快く思っていなかった。だから彼に作り方を教えてもらうことを躊躇していた。なぜ彼が嫌いなのか? ケンカが弱いくせにイキがるからだ。イキがってる奴? 不良? ツッパリ? ヤンキー? それぞれ意味が少し

        • 🎸ギタリストの夢《Dream Diary 28》

          xxxx年05月23日(x)  夢の中で或るバンドのギタリストがエレキギターを弾いていた。そのギタリストは超絶的にギターが上手く、かつ良い音楽を演奏していた。横にいる誰かが私に、このギタリストと、後はAというギタリストと、もう一人Bというギタリストの三人が、ギターの上手い優れたギタリストだと言っている。そうですか。だけどなぜ実名を言わないんだ? 誰に忖度してるんだ? 三大ギタリストならジェフ・ベック/ジミー・ペイジ/エリック・クラプトンに決まってるだろう?  それがそのう‥

        或る女性の夢《Dream Diary 31》

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        記事

          組合の集会の夢《Dream Diary 27》

          xxxx年05月20日(x)  オパロッカ空港の外れにある建物の集会室に、何かの組合の支部の人々が集まり、その中に私もいた。遠くからプロペラ機の発着音が聴こえて来る。集会室の席に着いた他の支部員達の前で、支部長が私に向かって言った。「来期はあなたが支部長をやって下さいよ」。それを聞いて、私は内心困った事になったと思った。「いや、私にはそれは出来ません。オパロッカ空港はウズラの卵のタマシヒのふるさとですから」。そう言って辞退すると、支部長は「まあそう仰らずに、ウズラの卵のタマ

          組合の集会の夢《Dream Diary 27》

          黒ネコと地震の夢《Dream Diary 26》

          xxxx年05月20日(x)  私は生家の二階の部屋で寝ていた。夜の暗がりの中、ふと目覚めると、背中に微かな床の揺れを感じた。揺れはだんだん大きくなってくる。地震だ! 私はムクと起き上がり、タンスや本棚がガタガタ揺れ始める中、階段を降りて一階へ向かった。降りながら、私はかなり早くから、眠っている時から、夢の中で地震を感じていたぞと思った。一階に降り、私は地震の震源地を探した。実は震源地には心当たりがあった。黒猫の死神だ。死神というのは、貰われて来た時に、全身真っ黒い子猫の姿

          黒ネコと地震の夢《Dream Diary 26》

          人肉と焼肉の夢《Dream Diary 25》

          xxxx年05月19日(x)  父が食卓に座っている。傍らに母もいるようだが姿がはっきりしない。私は父と向き合って座っていた。食卓には人肉の料理が並べられている。父も母も私も、人肉を食べるべきではないと思っているが、世界的な食糧危機や人間の倫理観念の変化などの社会情勢から、食べてもいいかなとも思っている。しかしやはり気が進まないので、料理には手が付けられておらず、父は何とも言えぬ困惑した表情をして座っている。かつて、「僕はいざとなったら泥棒でも何でもやって生きて行けばいいと

          人肉と焼肉の夢《Dream Diary 25》

          スーパーと食堂の夢《Dream Diary 24》

          xxxx年05月18日(x)  スーパーの食品売り場の棚にいろいろな食品が並んでいる。レジは顔見知りの女性のNさんだ。私は初めに球体のカップラーメンを買った。次に正四面体の生ソバが入ったゴッツ盛りラーメンを買い、その次は正六面体のフィリピン産熟れっ子バナナを買った。続けて正八面体のプチ納豆4個パックを買うと、更に続けて正十二面体の特選バラエティおつまみメガパックを買った。しかし一回一回レジに並び直すのは面倒くさいな。すると正二十面体になったNさんが、「メン類の原点に戻るのよ

          スーパーと食堂の夢《Dream Diary 24》

          逃亡者と真犯人の夢《Dream Diary 23》

          xxxx年05月17日(x)  殺人事件が起こり、私は殺人犯の濡れ衣を着せられた。私はとても悔しく、また強い憤りと恐怖を感じていた。だが警察に捕まるわけにはいかない。私は逃亡者になった。トミー・リー・ジョーンズが私を追って来る。映画『逃亡者』でトミー・リー・ジョーンズが演じるサミュエル・ジェラード連邦保安官も追って来る。サミュエ‥‥る‥‥える‥‥じゃくそん? にも追われているような気がする。それで真犯人は誰なんだ? 私のプロファイリングによれば、真犯人が演歌やムード歌謡、そ

          逃亡者と真犯人の夢《Dream Diary 23》

          鐘のある建物の夢《Dream Diery 22》

          xxxx年05月16日(x)  私と大学の同窓生だったU氏と、もう一人誰か不明の人物の三人が、一緒に何処かへ帰る途中だった。両側に人家が並ぶ幅の狭い街道を歩いていると、ポツポツと雨が降り始めた。三人は雨を避けて近くの建物に入った。そこはお寺の庫裏のようながらんどうの建物で、屋内に鐘撞き堂があり、四本の柱の中央に大きな鐘がぶら下がっていた。他にはブランコがあり、木製の座板が三つ鎖でぶら下がっていた。端っこの一つは壊れていて乗れないようだ。中央のブランコがまるで誰かが漕いでいる

          鐘のある建物の夢《Dream Diery 22》

          二人の母の夢《Dream Diary 21》

          xxxx年05月14日(x)  母は五十代ぐらいだろうか。白っぽい視野の向こう側に、まだしっかりしていた頃の母が立っていた。こちら側にいる私と姉に微笑み掛けている。母は二人いた。一人は存在がはっきりしていて、もう一人は影が薄く、非存在という言葉が似合っていた。母は私と姉に向かって何か三文字の言葉を言ったのだが、何という言葉だったのか思い出せない。その言葉を二人の母のどちらが言ったのだろう。二人が同時に言ったのだろうか。夢の世界に厳密な同時ということはあるのか? 現実世界です

          二人の母の夢《Dream Diary 21》

          キノコの切手と封筒の夢《Dream Diary 20》

          xxxx年05月13日(x)  私は封筒の宛名書きをしていた。気が付いたら、住所氏名を封筒の左端の一番上から下までいっぱいいっぱいに書いている。これでは切手を貼るスペースが無い。それなら封筒のど真ん中に貼ってやろうと思い、抽斗から切手のシートを取り出して一枚ちぎろうとした。すると切手のシートから、「ちぎっちゃイヤ!」という声が聞こえて来た。見ると切手に描かれた小ネズミが、赤いキノコの傘を六つ一緒に差して私に訴えている。何て名前のキノコだろう。私はすぐにネットのキノコ図鑑で

          キノコの切手と封筒の夢《Dream Diary 20》

          工具箱の夢《Dream Diary 19》

          xxxx年05月12日(x)  工作室の作業台の上に工具箱が置いてあり、その周りには釘やネジやボルトやナットなどがバラバラと散乱していた。私は横にいた中年女性にそれらを整理して下さいと頼んだ。しかし彼女は何もやる気はなさそうだった。私は自分が整理した別の工具箱を彼女に見せ、「このように釘は釘、ネジはネジ、ボルトはボルト、ナットはナットというふうに、きちんと分けて工具箱に入れて下さい」と言った。すると中年女性は、「私は工作員になりたくありません」と言う。私は怪訝な面持ちになっ

          工具箱の夢《Dream Diary 19》

          集団の夢《Dream Diary 18》

          xxxx年05月11日(x)  その1 トラックの荷台に乗った夢  何処かへ行くため、集団のメンバーが何人ずつかでトラックの荷台に乗せられた。その集団の一員だった私は、なんだ座席のあるバスか自動車で行くんじゃないのか、と不満に思った。トラックの荷台には他の集団のメンバーも一緒に乗っていた。彼らも私も自分達が何の集団で何処へ行くのか、さっぱり分からないのだった。  その2 小便トイレの夢  私の所属する集団が何処かの建物の中にいた。そこでは集団のメンバーが各々自由に

          集団の夢《Dream Diary 18》

          円と直線の夢《Dream Diary 17》

          xxxx年05月10日(x)  まっ白い夢の平面に、黒い線で円が描かれている。その右側には垂直な縦線が引かれている。私は傍にいる誰かに言った。「あの円の中心に行きたいんだけどな‥‥」。ところでしかし、夢の中でしばしば私の傍にいるこの人物は一体誰なんだ? いつも男性なのが何ともつまらない。もっとこう何て言うか‥‥色気ってものは無いのか色気ってものは。夢分析やユング心理学にとっくに興味を失って、かつておゲージツ療法講座で書かされた夢日記を好き勝手にいじくっている今日此の頃だが、

          円と直線の夢《Dream Diary 17》

          電車に乗り遅れそうになった夢《Dream Diary 16》

          xxxx年05月08日(x)  電車に乗り遅れそうになった。ホームに発車メロディが流れ、扉は既に閉まっている。電車はまさに動き出す直前だ。私と三・四名の女性が、乗り遅れまいと息せき切って電車に駆け寄った。すると扉が開き、私と何人かはギリギリセーフで乗車することが出来た。空席はないかと車内を見回していると、乗り遅れた女性が大の字になって窓の外に張り付いているのが見えた。両目をカッと見開いて、両手両脚と、やや横向きで歪んだ顔の頬っぺたと唇の約半分が、ペチャ~っと窓ガラスに吸い付

          電車に乗り遅れそうになった夢《Dream Diary 16》