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夢を持ち続けること

みなさんこんにちは。いかがお過ごしですか?仙台は昨日からようやく少し暖かくなってきて、長い冬が終わろうとしているのを肌で感じます。世界からは悲しいニュースがたくさん入ってきて、とても心が痛いです。早く人々の平和が戻ってくるように願っています。

さて、先日は同僚のヴァイオリン奏者小山あずささんのコンチェルトがあり、私もオーケストラの中で一緒に演奏しました。彼女とは2015年の4月一緒に仙台フィルに入団した仲間なのですが、当時彼女は22歳で大学を卒業したばかり。それ以降仕事を続けながら海外の講習会に参加したり、大学院へ行って努力を重ねてきた姿を知っていたので、舞台の上で音楽に全身全霊を捧げながら演奏する彼女の後ろ姿を見ていると胸が熱くなりました。彼女はすごく輝いていて、誇らしく、美しかったのです。

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私は学生の頃から、1年に最低1つは自分にとっての大きな挑戦をしたいと思っていました。コンクールは目標として設定しやすいし、あとはオーディションなどもそうです。結果が伴うかはともかく、そうやって目標に向かって努力をする経験はとても充実した自分の財産になります。

オーケストラに入る、ということはクラリネット奏者としてのとても大きな目標の1つです。でも、プロになってからも自分の演奏に自信が持てず、もっと勉強したいと思い、留学という目標も叶えました。そうやって大きなゴールを通過したあとは、なかなか次を見つけるのが大変です。それに、大人になるとやるべきことも増えてくる。年齢のことも考えなければならない。私の次の目標は何なのか、わからなかったのです。

そこで私は、自分の夢を100個書き出してみることにしました。年齢や性別、やるべきこと、他人のこと、時間やお金、実現可能かどうかを全部無視して、ただ「やりたいこと」を書き出してみるのです。100個書くのはとても大変で、1週間以上かかりました。でも終わってからそのリストを見返してみると、とても自分らしくて、それを見ているだけですでに少し幸せな気持ちになることが出来ました。

内容は、もちろんクラリネットのことがあります。例えば、
・パトリックと一緒に演奏する
・1番クラリネットの仕事をもっとやる
・Es管の仕事をもっとやる
・ブラームスのソナタと5重奏を演奏する
・モーツァルトの協奏曲を演奏する
・教える仕事をずっと続ける
などなど。
でもこれだけでは到底100個書くことは出来ません。なので、仕事以外にやりたいこともたくさん見つけました。
・部屋に毎日お花を飾る
・ストウブ鍋で美味しい料理を作る
・英語の上達
・石川県のお気に入りのお寿司屋さんにもう一度行く
・ロンドンの大英博物館に行く
・ロンドンでアフタヌーンティーをする
・スペインで本場のパエリアを食べる
・イタリアで本場のピザを食べる
・パリでセドリックグロレのスイーツを買う
・友人や生徒たちに料理を作ってホームパーティーをする
などなど。そうです、食べ物のことがすごく多かったのです。すごく私らしいと思いました。笑

何かを得るには何かを失わなければならないと思っていました。でも、もしかしたらそうじゃないかもしれない。もしかしたら、このやりたいこと100個を全部叶えられるかもしれないし、叶えられないかもしれないし、それはわかりません。けれど、叶えたい目標を持ちそのために努力することは、人生を豊かにするとても大切なことなのだと感じました。

みなさんの夢は何ですか?ぜひ100個書き出してみてくださいね。

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