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6月のこと

みなさんこんにちは。あっという間に梅雨が開けて、大変な猛暑の日々が続いていますがみなさん体調など崩されていませんか?
私は寒いのよりも暑いほうが好きなので、待ち望んだ夏がやってきてとても嬉しく思っています。来週の沖縄公演のこともあり、頭の中はすでに南国です…!

6月はわりと自分の時間を取れると思っていたのに、東京公演や、急な出番変更があって仕事が増えたり、気づけばあっという間に終わっていました。まずはなんといっても仙台国際音楽コンクール。私は主にピアノ部門のセミファイナルとファイナルを担当。今回はとてもレヴェルが高く、拮抗していたように感じます。コンクールなので順位はついてしまいますが、それぞれに個性があって、それぞれのいいところがあって。セミファイナルから一緒に演奏しているとその個性をより感じるようになっていくのです。もちろんオーケストラ側としては、かなりタフなスケジュールと曲目でしたが、やりがいを感じながら沢山のエネルギーを貰うことができました。
また、コンクールのスタッフとして仙台にいらっしゃっていた内田さんと再会。2017年に参加した島根のマスタークラスは私の人生の転機となったのですが、そのマネジメントをしていらっしゃるのが内田さんです。こうして別のお仕事の現場でまた関わることができてとても嬉しかったです。この素晴らしいマスタークラスに関しては、また改めてお伝えしていきますね。

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こうして日々仕事をこなしていく中で自分自身の演奏について考えてみると、うまくいくこともあるし、いかないこともあります。忙しいから間に合わなかった、なんていうのは言い訳でしかないし、納得のいく演奏ができなかったときはプロフェッショナルとして自分を恥ずかしく思います。でも自分の弱点も含めてありのままの自分として受け止めて、毎日積み重ねていくしかないのだなあ、と感じます。少し休息して、また、前に進んでいきたいです。

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突然の別れというのはつらいもので、未だに信じられないようなところもありますが、6月の半ばに10代の頃からお世話になった方がお空に行ってしまいました。
それからというもの、誰かと「また次回ね」と約束するのが少し怖くなっています。いつ何が起こるかなんて、本当に誰にもわからないのです。
大事なことは後回しにせず、好きな人と美味しいものを食べて、たくさん旅をして、音楽を愛する人たちとともに生きていきたいというのが今の私の気持ちです。去年恥ずかしがらずに一緒に写真を撮ってもらって良かった。来週の沖縄も一緒に行くはずだったのに、楽しみにしていたトリオダンシュもできなくなってしまい寂しいけれど、でもきっと一緒に来て楽しませてくれることでしょう。絶対一緒にいてくれるって、みんなで信じています。



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