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笹倉慎介の思考録「窓越しの世界」

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「窓越しの世界」は、2013年に笹倉慎介のオフィシャルブログで始まった日々を綴るブログ「sketch」の続編です。
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2022年5月の記事一覧

窓越しの世界 2022.5.21~22

5/21【再びの雨にて】 さてと。そう思った時には再び雨が降り出していて、駅まで出かける気にはならなかった。 昼食らしい昼食もとっていなかったことに、冷蔵庫を開けてから気がついて、とりあえずビール。そら豆とニンニクの炒め、パクチー豆腐、味噌汁に目玉焼き。 心地よい疲れに身を任せて、さっさと布団に入る。 雨の音が聞こえる。サウナで熱った体が雨に打たれる心地よさを少し想像した。 5/22【心のそれと一緒のささくれ】 数日前にめくれたささくれが、いよいよ押しても引いても

窓越しの世界 2022.5.17~20

5/17【表現】 大手を振っている者。路上で呟くように歌う者。本の片隅に忍ばせる者。 それぞれの表現がある。 今朝の公園で出会ったそれに、少し救われて、心のどこかが支えられる気がした。 5/18【続けていればの話】 スランプと出会うには、長く続けていることが条件だ。 継続による些細な麻痺の積み重ね。 それを引き起こすのも、解消するのも、過去の蓄積。 ある程度進めば、解釈と理解の深度との対面を余儀なくされる。 まるで待ち合わせをしているみたいに、未来のどこかで出会

窓越しの世界 2022.5.9~16

5/9【リラックスをするために疲労する】 サウナの魅力は、疲労を疲労で癒すこと。 熱で膨張し、水で収縮させるカロリー消費に休息を余儀なくされ、脳に深い回復を促す。 リラックスをするために疲労する。 全力疾走ができなくなってしまった体には優しい。 と考える。 5/10【支配という魔物】 プラットフォームを別の角度から眺める爽快。 こんな風に駅を利用する人々を見渡すような心地を、ネットワークの創設者は持っているのだろうか。 爽快であり、支配という魔物が、僕の中にも潜

窓越しの世界 2022.5.6~8

5/6【懐かしい気持ちで】 なぜ昔は貪るように曲を書いていたのか。 多すぎる理屈と、ただ一つだけの理由が、行ったり来たりする。 往来を重ねすぎて一体となったものを感じながら、懐かしい気持ちで曲を書いている。 5/7【その事例の反復】 恋をするより先に、恋といいう言葉を知った者。 恋という言葉より先に、恋を知った者。 前者は、これがアレなのか? 後者は、これは何なのだろうか? 生きることは、その事例の反復。 5/8【思考は遠く及ばない】 無意識が生む言葉には引力

窓越しの世界 2022.4.28~5.5

4/28【恐れている】 拒絶は恐れ。 拒絶の強さは、弱さ。 弱さを認めた者たちは今、何を恐れるのだろうか。 圧倒的な暴力か。 確かにまだ、恐れている。 言葉にしてしまうと忘れてしまう恐怖の質感を恐れている。 4/29【澄んだ夜空】 全てが終わっても、アルコールを飲む気分ではなかった。 沈んでいたとかではなく、心が静かだった。 雨上がりの冷たい空気に白い煙を吐き出しながらコンビニの珈琲で温まる。 久しぶりに澄んだ夜空を見た気がした。 4/30【気になる絵】