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恋愛の先にあるもの

涙ながらに感謝の言葉を述べる彼は、
2ヶ月前の彼とは違う姿をしていた。

私の好きだった彼は、
また戻ってきてくれるのだろうか。

何故私は待つことにしたのか。  

本当のところ、
別れ話をした時は、
「覚えたての付け焼き刃の心理学で
この人の全てを理解し、
救える存在でありたい」
というエゴしかなかった。

自分が最近学んだスキルを実践してみたかっただけ。
あの本で読んだ内容は本当なのか、
確かめたかっただけ。

そこに、私の気持ちなんて無かった。
これからの事なんて、何も考えていなかった。

自分に結婚願望があるのかどうかすらも定かでは無いのである。
今はまだ、このままでいい。
それだけの感情でだらだらここまで生きてきた。

私も結局彼と同じで何も考えていない。

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