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joe展に参加しました、その振り返り。

自己紹介以来のnoteです。

それ以外の目的でこれを利用するつもりはありませんでしたが、今回は自分の中でとても大きな刺激になっただけでなく、様々なことを振り返るきっかけにもなったのでこうして残しておこうと思いました。

さて、僕は2022年2月15日(火)〜20日(日)渋谷ギャラリールデコにて被写体モデルjoeさんの主催する写真展「joe展」にて写真展デビューをしてきました!!

1.得たもの、気づいたこと

・会ったことのなかったモデルさん、カメラマンさんに会えた
・色々な価値観や極意を知ることができた
・写真は質量
・僕はSNS的な写真ばかり撮っているなあ
・何が「うたの写真」たらしめるのか、少し見えた
・作品作りにヒヨっている自分がいる
・写真展、超楽しいじゃん。

2.新たな課題

・動き、奥行き感をもっと意識したい
・目を引く写真とは
・若く見える写真とは
・写真展また出たい!何か機会ないかな!

3.参加の経緯

正直、写真を始めて1年半程度の自分にはまだ早いと思っていました、ましてや趣味でやってるレベルの人間です。joeさんに失礼にあたる可能性すらあります。
そんな僕がなぜ出展に踏み切ったのかと言えば、
「モデルとして大好きなjoeさんの一大プロジェクトにぜひ関わってみたい」ことと、
「新しい考え方に出会ってみたい」と思ったことが理由でした。
基本一人で活動しているので、写真において誰かと関わることは少なく、勇気を持って飛び込むならここしかない!他のカメラマンさん方にボコボコにされても仕方ない!という気持ちで半ば勢いで参加しました。
結果としてjoe展に関われたことは本当に大きな収穫でした、たくさんのことを学び、展示自体も多くの方々に評価していただけて嬉しかったです。(これで終着とは思っていませんが)
それより何よりjoeさんの歴史的な瞬間に立ち会えたことは本当に嬉しかったです。

4.展示作品について

足を止めて見ていただいた方々に全然話しかけに行けなかったのでここで今回の作品についての話をしようと思います。

撮影回数は全2回で各2〜3時間、夏8月中旬と冬12月下旬に撮影しました。
展示タイトルは「コントラスト」
joe展の話が上がったのが大体夏に入る直前あたりで、その瞬間に浮かんだのは"joeさん×ひまわり" は最強だろうということと、ではその対極にある"雪"は似合わないのだろうか?いや最強だろう。それを形にしたいと思ったことが今回の展示内容を決めたきっかけです。


たくさんの候補から僅差で自分の心に一番響いた1枚でした。
笑顔はじける最強のjoeさんもあったのですが、なぜか僕の心が一番騒いだのはこれだったんですよね・・・



展示は縦構図でした、個人的にこの距離感のポトレが一番好きです。
この撮影日に思ったのですがjoeさんって本当に温かい人なんです、こんな何もないめっちゃ寒い雪山でもずっと楽しそうに撮られてくれるんです。だから僕も頑張ろうって必死に撮ってました。

また、この日撮影のお手伝いをしてくれた大学時代の先輩の城さんには運転と横から雪を投げ続けていただきこんな大好きな一枚を撮ることができました。おかげで僕は写真に集中することができてマジで感謝しています。
また遠征の際はよろしくお願いします!!!!!

そして展示タイトルのコントラストですが、意味は対照。
夏と冬という対照をベースに実は他にも色々なコントラストが隠れています。
皆さんはいくつ見つけてくれましたか?

反省点ももちろんあります。
現像中、心のなかで最高かよ!!と何度叫んだかわからないくらい好きな写真ばかりだったのに対して、実際に展示したのはA3ノビが3枚でした。
その時は「本当に好きな写真たちの中から涙を流して選び抜いた作品には真の光が宿るだろう」などとバカな考え方をしていたのですが、展示とSNSは違いました。SNSなら通用していたかも知れません。最大の違いは”質量”だと思います。これについて自分はまだ分かっていないことが多いので簡潔に書くと、質量という意識なく展示をするとショボいものになるのだと思います。自分はこの質量をもっと増やす事ができたんじゃなかったかなと反省するばかりです、見てもらいたい写真もっといっぱいあったんだけどな。あーーー悔しい。また展示ができる機会があれば絶対リベンジしてやります。

5.うたの写真とは

今回の展示での最大の収穫はこれを見つけられたことでした。今回の展示は被写体が必ずjoeさんですから、まさにカメラマンの個性が如実に表れる自分探しにはもってこいの環境でした。来場者の方々に特に言っていただけたことは、
・色味が好き
・若々しく撮れている
・温かい印象
・対比、表情の切り取り方が素敵
・うたさんらしい

ああ本当にありがとうございますT^T
一番嬉しかったお言葉を表面だけ載せちゃいました。
色の調和はいつも一番時間をかけて考えている部分なので、評価していただけたことが本当に嬉しいです。
上記のところに自分の写真らしさが隠れているのかなと思いました。
個性のない写真を撮ってしまっていると落ち込む日々もあったのですが、展示全体を見るとたしかに自分の作品観は既に表れているんだなということが分かって一安心できました。
この長所を活かして、自覚のある撮影をしていきたいです。

6.今後の展望

そういえば、昨日コバヤシモトユキさんのツイートで

ポートレートは2年もやればうまくなってしまう
そこからが本当の勝負

今まさに自分が感じている壁がありました。
今回多くの方に良いと言ってもらえたけど、それでも自分で見るとまだまだ "並" なんです、僕の写真。下手だとは思っていません(笑)
「僕が撮る写真ってなんだろう、なんの意味を持たせられるんだろう、どうすれば心を動かせるのだろう」
ここが空っぽのまま撮り続けても一生並なんだと思います。
それもそのはず、昨日まで自分は「人並みに上手くなる」ために続けていたいたんですから。流石にもう卒業して自分がポトレを撮り続ける理由を見つけないといけない。今日一日考えて、これまでの自分を振り返って、一番しっくり来たのは

キュンとする一瞬を切り取りたい

これでした、キモくてすみません。この発言のせいでもう撮らせてもらえなくなるかも知れない。というかまだかなり曖昧では
一応言っておきたいのは、僕の求めるキュンは俗にいうエモいでもなく、ただかわいい人を撮ればいいというものではないのです。
だとしても僕はこれを探し求めて1年続けてみる!!本当の勝負に挑んでみようと思います。

これからもよろしくお願いします!


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