クリプト全体相場のお話

3月の中旬から仮想通貨全体が下落しています。
この下落がどう映るかは、仮想通貨の経験暦、チャート分析の経験、初心者であっても最初にどれだけ調べたかで変わると思います。

当アカウントの趣旨はエアドロップという、タイミング、金額、期間が同じであれば誰でも同じ結果になる稼ぎ方を紹介することが目的であり、現物売買やデリバティブトレードを扱う気はないことにご留意ください。

それでも慣れない人に現在の下落はきついでしょうから、相場全体のお話をさせていただきます。また、当然未来の情報は誰にも分からないので私の見立てに過ぎないことにもご留意ください。先に結論を申し上げておくと、2024,25年は最大級のチャンスだと私は思っております。

また、現在相場に不安を感じていない人は読む必要はないかと思います。

ファンダメンタル

直近の仮想通貨の下落を作った要因は、イランとイスラエルの間でミサイルが飛んだ地政学リスクです。

戦争・紛争のニュースが出ると基本的に全ての金融商品が下落します。いわゆるリスクオフです。こうなると世界中の投資家がより安全な所に資産を移動しようとする傾向があります、預貯金や国債、ゴールドなど。

事が起こったのが土曜日だったため、普通はまず株が売られるところですが、13日土曜日は休場なので月曜日まで売れません。代わりに土日も売買できる仮想通貨がリスクヘッジに強く売られた可能性があります。

重要なのは、仮想通貨に関するバッドニュースで売られたのではないということです。歴史を振り返るなら、地政学リスクによる相場の下落は金融商品にとって絶好の買い場になった例がほとんどです。
つまり、振り返れば直近の上昇相場に対する調整の下落になると思います。

いつから相場が回復するかは情勢次第なんでしょうけど、両国とも全面戦争はしたくないといった発言は出ています。

さらに言えば4月はアメリカのタックスシーズンだそうなので、納税資金のためにクリプトが売られる動きもあったようです。

しかしニュースは見せたい面だけを報道するのは全世界共通ですので報道とはうまく付き合ってください、偏ったものは多いです。

ビットコインとアルトコイン

ビットコイン以外の全てのコインはアルトコインと呼ばれます。ビットコインとアルトコインの間には以前から指摘される特徴的な関係性があります。

・ボラティリティ(変化率)
アルトコインはビットコインの倍以上のボラティリティがあります。
例えば前回バブルでは、BTCが2,000%上昇する間にETHは5,600%、BNBは5,400%、MATICは22,000%、ADAで7,600%など。
もちろん、上昇でも下落でも短期でも長期でも同じです。

・アルトドレイン
アルトコインに投資されていたBTCに集中することで、アルトコインが下がりBTCが短期の高値を更新して上昇していきます。

・アルトシーズン(アルトターン)
今度はBTCの上昇で得られた利益を使って世界中でアルトコインが買われ、期待のコインが暴騰します。

※ アルトシーズン・アルトドレインはビットコインドミナンスアルトシー
  ズンインデックス
などの指標でも確認できます。

・バブル崩壊
BTCでさえ、過去80%級の下落を見せているのでアルトは90%以上下げます。BTCと違って、アルトコインはモノによって数年後に存在していない可能性は十分にあるので大半が長期では持ちたくないものです。

現在は調整と地政学リスクが重なっているのでアルトは余計下げています。

直近の相場サイクル

ビットコインは仮想通貨市場にとっての指数のようなところがあります。日本株にとっての日経平均やTOPIX、米株にとってのS&P500やNASDAQです。

ビットコインが下がればアルトコインも下がりますし、ビットコインが上がらないとほとんどのアルトコインも上がりません。大局は連動します。

下落率

BTC/USDの週足

2023年頭に引いた青い縦線から明らかに地合いが変化し、上昇相場になっています。この上昇の中で大きめ下落があった箇所の下落率を計ると、全て20%強となっています。

今回の下落は執筆時点でわずかに20%に達していないのでもう少し下がる可能性もあります。
必ず規則性通りになるわけではありませんが、相場のコンセンサスとしてはまだまだ想定内かと思います。

時間的な観点

直近ではないですが、

2013年以降のBTC/USD

・青い縦線は各バブルでの最高値です。過去バブル最高値から次の最高値までの日数を計ると1,450日前後です。(黄緑矢印)
・下落トレンドの大底(赤丸)から次のバブル最高値の日数を計ってみると、これも1,000日強です。(青矢印)

今回も上記2点の規則性通りにいくなら、次の最高値は2025年の夏ごろが天井候補のひとつになります。
ビットコインの相場は半減期を軸に動いてきていますが、今回はビットコインETFの存在もあるので、なんらか過去にない特徴が出るかなと思いますが・・
最も伝えたいこととしては、チャートを引いて見れば分かる通り上昇相場の真っ最中です。

仮に最高値をつけるのが2025年夏だとするとまだかなりの日数があります。
一直線に上げ続ける相場はどこにも存在しないので、上昇トレンドに回帰しても次のバブル最高値までに同じような暴落はまた訪れます。

心理的にとても難しいことですが、せっかくのエアドロップを感情に振り回されて安値で売るより、納得のいくところで売却できるようあらかじめ売る条件や時期は考えておくことをオススメします。

また、受け取ったエアドロップをすぐ売却し、次のエアドロ案件のための資金にするのはもちろん有力な戦略です。

ただし、手持ちの仮想通貨に重大な欠陥が見つかった場合は話が別、即逃げです(過去のLUNAなど)

半減期というタイミングの問題

ビットコインのレートが半減期後に急騰し、バブル相場を迎えるというのは有名になりすぎています。となるとレバレッジをかけて稼ごうとする人は世界中に出現します。
しかし残念ながら全てのトレーダーが絶妙なタイミングでデリバティブでエントリーしてしまうと、その相場は急騰などしません。

FOMOといって、上昇する相場に置いていかれたくなくて悪いタイミングでもいいから飛び乗る動きが出ると「買われるから上がる➡上がるから買われる」といった現象が起きます。
大口はある程度チャートを動かせてしまうほどの資金力があるので、個人投資家をカモにして利益をあげることをします。
これを踏まえてチャートを確認します。

青い縦線は過去の半減期の日付に引いています。拡大して半減期周辺では過去どんな値動きをしたのか振り返ります。

2012年11月の半減期

半減期の前月で25%ほど下落しています。このときは半減期によってマイニング報酬に魅力がなくなり、BTCが消えゆくんじゃないかという声もあったそうで半減期前に撤退した人の売りによる下落と思われます。

2016年7月の半減期

今度は半減期を挟むように40%級の暴落が起きています。
上述のとおり、半減期とはもともと危機イベントと思われていたことと個人投資家のレバレッジトレードを払い落したい大口の両方の思惑が見て取れる気もしますが、ともかく半減期の前後では下落しています。

2020年5月の半減期

この年はコロナショックが直前に起こったので調整が済んでいたような節もありますが、それでも直前に20%弱の下落を見せています。

そして2024年4月の半減期はといえば、周期性から言ってやっぱりそこそこの下落と横ばい相場の後に上昇再開するんじゃないでしょうか?
そう簡単にはレバレッジトレードが成功しないような値動きによって。

エアドロップについて

エアドロップは当然、慈善活動で配っているわけではなく、宣伝やコミュニティ育成が目的です。運営自体が仮想通貨の世界で一旗揚げてやるぜという想いでやっているでしょうから、トークンのローンチなどは全世界が仮想通貨に注目しているときにやりたいのが本音じゃないかと思います。

であれば、黄色ゾーンのような下落の中では誰もエアドロップもトークンローンチもしたくないでしょう、どうせすぐ暴落するのですから。

そして緑ゾーン(仮)で「今ならそもそも注目されやすいし、ローンチ後も期待から買ってもらいやすい」となりやすいでしょう。
この緑ゾーン初期でエアドロップをうまく使ったCelestiaやSOLエコシステムは大きく資金流入して上昇しています。

要は今がチャンスなのです。次の半減期サイクルでも同じようにエアドロップで稼ぐチャンスがあるかは分かりません。
プロジェクトが割り当てたエアドロップを情報の早い少数で分け合うからチャンスなのです。エアドロップという概念が誰でも知っているものになってしまえばもう稼げません
もっと言えば法規制が入ることも考えられます。

あくまで最終勝者になることが目的ですので目先の値動きに一喜一憂する必要はありません。仮想通貨の未来に期待がある方が淡々と行動し続けて、ハッピーエンドを迎えることを強く願っております。
決して無理のある資金捻出はしてはなりませんが、掴めるチャンスは是非掴んでいきましょう。
※ただし投資は自己責任

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。

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