QMファンネル批判 〜鵜呑みにするとキケンな魔術書〜
はじめに
本記事はQAなら当たり前に知っている「QMファンネル」について、「よくわからない」と叫ぶ記事です。
QMファンネルは2020年ごろのJaSSTで言われ始め、ちょっとマニアックなQAの人には当たり前のスキルフレーム的なものになっています。
一方で、内容やコンテキストをあまり理解しないまま、内容やコンテキストがあまり記載されていない資料を参照して、内容やコンテキストをふんわり捉えて、求人票とかに「インプロセスQA以上の経験があること」とか書いちゃう企業をたまに見かけます。
※あくまで本記事は「QMファンネルがよくわからない」と言いたい記事であり、「求人票にQMファンネルを書くな」と言いたいわけではありません。
また、QMファンネルを勢いに任せて知ったかぶりしている人もいると思います。
そんな人のために、私が先頭を切って「わからない」と言うのがこの記事の趣旨です。
QMファンネルの原典として以下を参照します。
「品質を加速させるために、テスターを増やす前から考えるべきQMファンネルの話(3D版)」
また、本記事の趣旨から、私の理解や私視点の解説は行いません。
こちらについては別の記事で紹介するとして、本記事では「わからない部分をわからないと表明する」で止めることとします。
にしさんが好きすぎるあまり周りを傷つける人や、「わからない」という言葉で傷つく人はこの記事を読むことをおすすめしません。
QAエンジニアってなんだろうってなんだろう
スクラムにQAが必要かどうかは「スクラムガイド」に書いてあるんじゃないでしょうか?
QAエンジニアがどんなロールかわからないのはスクラムだけの話なんでしょうか?
QMファンネルってスクラムの文脈だけで通用する概念なんでしょうか?
品質文化ってなんですか?
チーム全体で品質文化が浸透していて何が嬉しいんでしょうか?
QA"系"エンジニアとQAエンジニアの違いってなんなんですか?
なんでQA系の技術に熱心なチームとイマイチなチームがいたりするんでしょうか?
組織全体でQA系の技術を高める必要性ってなんですか?QAだけがQAしてたらなんでダメなんですか?
品質戦略なんてマネージャーが決めるもんじゃないのでしょうか?
なんで「担わされる」なんて表現するんでしょうか?
えっ唐突
「QMファンネルを作った」らしい
開発と別組織ってどういう状態ですか?
QAの実業務ってなんなんですか?
出荷判定はこの下のロールにないけど、フェーズゲート・QAサービスにしかできないんですか?
開発組織に常駐したら出荷判定できない理由はあるんですか?
開発組織に常駐するかしないかってなんでそんなに大事なんでしょうか?
QAコンサルタントが品質文化に関わらないのはなんでですか?
そもそも開発組織の常駐具合をこんなに識別する意味はなんでしょうか?
自分で手を出してはいけないってなんでなんですか?
ていうか「手を出す」って具体的にどこまでが良くてどこまでがダメなのでしょうか?
SETってE2E自動化するだけの人ではないのですか?
自動化するのってQAとどう関係あるんですか?
QAエンジニアってテストする人じゃないんですか?
「チーム全体の品質向上」って何を指してるんですか?
「ふりかえり力向上&プロセス改善」ってQAと何が関係あるんですか?
「フロントローディング」って何ですか?
「本来はいらないルールを押しつけてくる人ではない」ってそれは開発者がルール守らないからじゃないですか?
QMファンネルの概要
テストエンジニアってバグ出すのが仕事じゃなないんですか
「価値重視文化」ってなんでテストエンジニアの責務になってるんですか?
メトリクスの測定ってプロマネとかQAさんの仕事じゃなくて?
唐突なSRE
QAと組織能力ってどんな関係があるんですか?
組織能力向上の技術と文化って開発者とかプロマネが担うべきじゃないんですか?
それぞれの専門性でやった方が認知コスト下がっていいんじゃないですか?
サイロ化ってなんですか?
なんで融合しないといけないんですか?
スペシャリティ融合
TEはなんで価値重視なんですか? (2回目)
エンジニアリング重視ってなんですか?
QAが組織能力に重視する理由ってなんなんですか?
キャリアの方向性
TEの上位の職種がプロダクトマネージャーなんですか?
PEの上位の職種がデベロッパーやエンジニアリングマネージャーなんですか?
QAの上位の職種がスクラムマスターなんですか?
これらは別の専門性ではないんですか?
おまけ:納得感の共感
納得感の共感ってなんですか?
おわりに
ここまで読んでくださってありがとうございます。
「批判」と書きましたが、正確には批判ではなく、お気持ち表明だと思います。
QMファンネルを批判的に見てほしくてこの記事を執筆しました。
今後として、これらあるいは他の質問に全部答えていただいて、にしさんのレガシーとして永遠にありがたがるのではなく、QMファンネル2.0を作っていってほしいと思います。
いや、私が作るべきなのか??
追記
https://www.slideshare.net/YasuharuNishi/recollection-of-embedded-system-qa-in-the-last-decade?ref=https://cdn.embedly.com/
これ見ろよって話なのかもしれない。。
追記:いただいたアンサー
本記事の性質上、アンサーについてのコメントは差し控え、リンクを貼ることに留めます。
アンサーではないですが、以下の資料も参考になります。
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