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認知症憎んで人憎まず、とはいかない(休職16日目)

10:00 起床

10:30 朝食(明太子ごはん・ローストビーフ)

起きて目に入った母からのLINE。優しい。


11:00 コーヒーとフィナンシェ
今日は大掃除したかったから、気合い入れるためにちょっといいコーヒーを飲んだ。
フィナンシェはブルトンヌ。やっぱり美味しかった。

11:30 部屋の掃除に取り掛かる

12:00 祖母の病院から電話

12:30 急遽祖母の病院に母と向かう

14:00-16:00 病院の待ち時間に認知症の祖母と1対1で会話
かなり気が滅入った。
祖母はかなり重たい認知症のため、10秒前の会話さえも思い出せない。
今回も手術のために入院したにも関わらず、自分の状況を理解できず、病院内で暴れ回ったため手術せずに強制帰還となった。
いざ私と母が着くと上機嫌で、さっきまで怒鳴る対象だった看護師に対しても優しく接していた。
認知症はその人の元々の性質が濃く表れると思うけど、うちの祖母に関してはプライドの高さを凝縮したような老人(しかも無駄に身体はタフ)なので一番扱いにくい。
正直一緒にいるとかなりストレスが溜まった。
母は病院の人と話したり、会計をしたりしていたので、私と祖母だけが何もない部屋に二時間くらい閉じ込められていたわけだけど、かなり疲れた。

16:30 車で家に向けて移動
道中同じ話を5分おきくらいにするので気が狂うかと思った。
自分がどこにいるかもわからないので、環八の景色を横目に祖母の故郷(新潟)もこんなに変わったかと終始驚いていた。
また、夕飯は寿司を頼もう!うちならお得意さんだからすぐに届けてくれるとか、金持ちアピールもいちいちうるさかった。

17:30 回転寿司屋に到着
祖母は暇さえあればカバンを漁り、財布がないことをぼやいていた。
目の前に寿司を置くと食べるので、一貫ずつ分けて食べた。おかげで色々な種類が食べられた。
母は親戚に祖母の状況を伝えるためにずっと携帯をいじっているし、祖母は箸の持ち方もままならなくて食べ方も汚くて、つくづく気が滅入ってしまった。

18:30 帰宅
精神疲労が半端ない。母もだと思うけど。
とりあえず、リビングにアマプラでローマの休日を流してテレビに集中させる。祖母は私と会ってからずっとずっと途切れることなく話していたけど、体力ありすぎてまじで引いた。私はたまらずリビングで寝ていた。(一応監視しないといけなかったから)祖母が毛布をかけてくれていて、なんか複雑な気持ちになった。

22:00 祖母が眠たそうにしていたので欠かさずに眠らせる
布団だけは優しくかけてあげた。

もう1人の祖母も認知症(しかも重度)なので、認知症の大変さは理解しているつもりだけど、介護するのは絶対に無理と言い切れる。
今日だって、母はパートを途中で切り上げてきたし、私も1日が潰れてしまった。これが毎日続くし、献身的にすれば病状が良くなるわけでもないなんて、はっきり言って地獄だと思う。
認知症はその人の元の性格が色濃く表れる。片方の祖母は傲慢で扱いづらいが、もう片方の祖母は柔らかくていつもニコニコしていたりもする。
自分が認知症になるのだとしたらあと60年くらい先かもしれないけど、今のうちから謙虚な気持ちで生きなきゃと改めて感じた。

身体症状に関して、やはり過眠は抜けない。今日も失神しそうな瞬間がなん度もあってしんどかった。明日は会社の産業医面談がある。すでに嫌だが、受けなければならない。

とにかく今日は疲れた。早く寝たい。

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