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7年間くらい水樹奈々さんのオタクやってた自分が7年振りくらいに楽曲を語るやつ

前談

先日とあるツイートを見て何故かこの記事を書きたい欲になりました。

反射でこんなツイートしてしまったんですが、
(奈々さんは勿論普通に声優としても好きです)

なんかめちゃ奈々さんの曲を聴き返したくなった次第。

というのも、自分かなりの重度奈々様オタだったんですよ。主に音楽面において神格化してました。
期間で言うと2007~2013年辺りかな。自分の年齢的に言うと中2~大2位辺りまで。好きすぎてCDやライブ円盤買うのは勿論、出演したTV・ラジオはレギュラー以外もほぼ追って、可能な範囲でライブも行ってました。
学生時代オタクである事を周りに公言していたので、ファンになってから数年経ちメディア露出も徐々に増え、紅白に初出場した時は周りの一切奈々さん興味ないバンド友達に「どうだ!俺の見る目は確かだろ!」ってイキってました。痛いですね。

その後、更に有名になって尋常じゃない位のメディア露出でタレント業が多くなったり、音楽自体もアレンジ盛り盛り、曲構成も複雑さが度を超えた印象に感じ楽曲としてあまり自分に刺さらなくなってしまいゆるりとファンをやめてしまった感じです。それが2014年、7年前くらい。

未だに楽曲自体は追ってはいて、新曲出たらチェックしますしアルバム出たら無条件で買います。そんな距離感。初期の曲もオタ活してた時に後追いしているので、デビューから現在に至るまでの楽曲はほぼ網羅しているつもりです。

あと、このnoteと紐づいてるアカウントとは別ですが、Twitter始めたのも周りに奈々さんについて話せる人がいなかったので仲間探しの面が理由でした(現在その垢はリアル知り合いのみフォローしてる鍵垢になりました)。現アカウントで奈々さん関連で残ってるフォロワーは数人位。ライブ会場でリアルで会った人もいたけど元気かな。

ちなみに自分が奈々さんが演じた役で一番好きなのはゲーム「テイルズオブシンフォニア」コレット・ブルーネルです。
このゲームやったの小5くらいかな。この時はまだファンじゃなかったんですが、声も可愛いし名前も可愛いしこの演じてるお姉さん良いなぁと思ってました(後に名字の水樹は芸名、近藤さんであることを知る)。
当時自分がゼルダ以外で初めてプレイしたRPGゲームでもあり、その補正も。今では完全な1人用コンシューマーゲームオタクになりました。

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day after tomorrowの上記ゲームのテーマソング。

自分はこの時代を知ってるのでどうしてもmisonoを嫌いになれません。ヘキサゴン出ないで欲しかった。本当に良い歌手。良い歌。


まぁそんな感じで、自分的に奈々さんの好きな曲を語りましょうやーって記事です。ランキングというよりも奈々さんの曲知らないよ、聴いたこと無いよって人にオススメしたい曲(自分の好みダダ漏れ)というベクトルで。


奈々さんの名前に掛けて7曲ずつ、


・シングル曲
(割と有名な曲をジャブ気味にチョイス)

・アルバム曲(コテコテのアニソン以外にも結構バリエーションに富んだ曲が多いです)

・カップリング曲(実は名曲がめちゃくちゃ多い。結構ガーリーな曲も歌ってます。有名なあの曲も実はカップリング)


この3部門で取り上げていこうと思います。

ちなみに自分は上記にも書いた通りアルバムで言うと激ハマりしてた時期が6thAL「GREAT ACTIVITY」~9thAL「ROCKBOUND NEIGHBORS」のElements Garden(制作チーム)プロデュース全盛期のオタクなので、主にその時期の曲からのチョイスがめっちゃ多いです。古参の方、新規ファンの方はその点鑑みて以下ご覧頂けると幸いです。

それでは。


<シングル曲>

1. SECRET AMBITION (2007)

自分が奈々さん沼にハマったきっかけの曲。
CDTVかなんかで2位にランクしてたこの曲のMVを観て衝撃が走った。単純に「この曲すげぇ、かっこいい」と。
一応「水樹奈々」という声優・歌手の存在は知っていたけど当時はそこまで詳しくなくて。普通のアーティストにハマる流れと同じルートで好きになった感じです。
ちなみにタイアップ元のリリカルなのはは未だにほぼ見てません。

今となっては珍しい志倉千代丸曲。ロックサウンドがベースにありつつも厨二アニソン特有のキメが随所にハマり当時中2の自分は何もかもドストレートに。地下道で歌うMVサビの奈々さんがマジで格好いい。
ただ奈々さん作詞でサビの「Diamond dust-天使の囁き-」の当て字は無理やりにも程があると思う。


2. ETERNAL BLAZE (2005)

言わずと知れた代表曲。通称エタブレ。作曲はシングル表題では初めての提供、上松範康(Elements Garden)。
アニソンファンに奈々さんと言ったら、と聞くと恐らくこれをみんな選ぶであろう知名度の高い高い曲かと。「歌手・水樹奈々」としても、個人的にはゼロ年代の「アニソン」の節目・転機になった曲だと思ってます。
それまでのアニメ界隈の曲がいわゆるタイアップの曲であったり、そのアニメ用のコッテコテのアニメソングが多かった印象だけれども、この曲を機に「アニソン」というジャンルの源流が出来上がったと思ってます。改めてエレガは一時代を築いたなと。

ストリングスとピアノをふんだんに使った圧倒的なアレンジ、そして奈々さんの歌唱力。人によって好き嫌いはあれど、この曲のパワーは認めざるを得ないかと。ライブでは定番曲になっており、終盤で会場のペンライトが炎のように染まる図が見られます。

ちなみに別記事でも触れてますがゼロ年代のアニソンの節目がこの曲で、2010年代のアニソンの節目がLiSAの「Rising Hope」だと個人的に思っています。


3. 深愛 (2009)

紅白初出場曲。
一応アニソンではあるけれど、歌謡曲風バラードであることもあり一般知名度的にはこの曲が一番高いのでは。奈々さんのルーツである演歌も多少垣間見える気が。ちなみに曲中で使われてる楽器はハープではありません。アルパです。

「深愛」というタイトル。決して異性間の愛情だけでなく、広義の意味でのラブソングだと思います。一方で、タイアップ先のアニメがかなりドロドロの恋模様を描いた作品なので、女性の情念溢れた歌詞と捉えても味わえるまさに深い曲。

個人的にMV2サビの「もう止まらない」のとこの画角が大好きです。


4. METRO BAROQUE (2012)

奈々さんの表題曲の中では比較的影が薄い気もあるけど(タイアップ先の問題もあると思う)、個人的にはシングルの中ではTOP5に入る曲なのでここで紹介。

作詞は奈々さん、作曲は当時ボカロP上がりで駆け出しクリエイターのやしきん(小林康太)。てーきゅうの曲書いてたり編曲家としてアニソンだったりご本人が通われてた大学サークルの先輩(!)のUNISON SQUARE GARDENの楽曲作成に携わってたりする人です。
作編曲ともにボカロ要素が強く、エレガのアプローチとは違う過剰なくらいのピアノに奈々さんの情念溢れるボーカルが乗っかる曲。アクが強いので恐らく好き嫌いが分かれるタイプの楽曲で、自分はハマった派。初聴よりも時間が経つとより衝撃が走るスルメ曲かと思います。

今の邦楽シーン、一周回ってボーカロイドチックな曲が流行ってたりするからこの路線で行ってみるのもありなんじゃないかなと思う次第。あとラスサビ終わりの「嗚呼…」の奈々さんの声がエロいです。エロさで言うと初期のカップリングの「LOOK AWAY」のウィスパーもなかなか。

5. Astrogation (2008)

4曲全てA面扱いのEP1曲目。
これまでのシングルがいわゆるコテコテのアニソン然とした中で、色が違うサイバーチックなトランスミュージック。MVも曲に通じた世界観で、詞もテーマはラブソングなのだけど、それを表題の宇宙飛行に例えています。

非アニソンなのもあり、割と奈々さんの曲の中で一般受けするかなーと思う曲の一つです。そしてMVがめちゃ可愛い。当時中学生だった自分はCDTVでランクインしたこのMV部分を毎朝リピートして元気をもらいながら学校行ってました。

ただ、このシングル。音質が非常に悪いともっぱらの悪評判で。ベスト盤で聴いた方がお耳に優しい気はする。COMPめっちゃ上げてるのか高音域が大渋滞してジャリジャリしてるからオーディオオタクからしたらイラつくだろなー。
ただイヤホンとかで聴くのはあれだけど、スピーカーとかでの再生なら2曲目の「COSMIC LOVE」とかはこの原曲verのがサイバー感あって曲のテイストに合ってると思うので個人的には捨て難いのよね。ベスト盤の再録はドラムが強すぎてCOSMIC感があんまり無い。


6. innocent starter (2004)

アニメタイアップでは初の本人作詞曲。通称イノスタ。エタブレが奈々さんの歴史の転換点だとするなら、この曲はそこに至るまでの前哨だと思います。実際、ベストの「THE MUSEUM」で時系列にディスコグラフィーを振り返った時にこの曲から明らかにカラーが変わった印象。

ミディアムテンポで、決して派手な曲ではないけど確かな良メロ。ファン人気もめちゃ高く、安定してTOP5とかに入るのでは。作曲の大平勉さんは余白のあるクオリティ高い歌謡曲を書く人なので、久々にがっつりトムくんに楽曲作ってほしいなあ。今の楽曲は盛り盛りすぎて。


7. エデン (2015)

最近のシングルから一曲(最近の曲とは言っていない)。なんと藍坊主の藤森慎一さん提供。ロキノン厨歓喜。良い意味でディスコグラフィーで浮いている異色曲。非アニメタイアップだし。

曲としてはドストレートなバンドサウンド曲。本来はこういうタイプの楽曲が異色作になるのが不可思議なんだけど。アップテンポという訳ではなく、どちらかというとミディアム寄りなんだけどバンド陣がエモエモに暴れ回っていて。
メロも藍坊主らしく、譜面にきれいに4分音符を力強く当てるボーカル。こういうのもっとくれ。

<選外曲(次点)>
「POWER GATE」「Justice to Believe」「COSMIC LOVE」「Dancing in the velvet moon」「Trickster」「PHANTOM MINDS」「Synchrogazer」


<アルバム曲>

1. White Lie (2003)

3rd Album「DREAM SKIPPER」収録

シンプルな王道ギターロックサウンド。ブレイク前の初期曲で一番好きな楽曲です。作曲は初期ポルノをプロデュースしてた本間さん(ak.honma)。アポロとかサウダージとかアゲハ蝶とかメリッサとかハネウマとか作った人です。言われてみればメロの語尾の締め方がちょっとポルノ感ある。


2. 残光のガイア (2006)

4th Album「HYBRID UNIVERSE」収録

エタブレでアニソンファンに見つかった後のアルバム、傑作「HYBRID UNIVERSE」のリード曲。

厨二感溢れる詞世界が楽曲の良さを引き出してて非常に良いです。作曲はエレガの藤間仁さん。この人も主に編曲面で奈々さんの楽曲を支えてるお方。
ライブでは欠かせないアップテンポの定番曲、だったのだけど未だに歌われてるのかなあ。ライブ行かなくなってしまい7年間ぐらい経つのだけど。
この頃のエレガは編曲がいい塩梅でポップスとアニソンの間を突いてて最高だった。


3. Crystal Letter (2007)

1st BEST ALBUM「THE MUSEUM」収録

シングルでもアルバムでもなく、ベスト限定で入っている楽曲。大体こういう曲って「知る人ぞ知る」なレア曲に落ち着く割合が多いのだけど、あまりの名曲っぷりにファン人気も高く、ライブでもそこらのアルバム曲より披露されてた印象。

大切な人との別離、そこからの旅立ちを壮大なオケと共に歌い上げるミディアムバラード。Dメロのオケが静まった中での高音域がかなりの聴きどころ。ストーリー仕立ての歌詞も素敵ですね。


4. NEXT ARCADIA (2010)

8th Album「IMPACT EXCITER」収録

8thアルバムの実質1曲目。(1曲目はこの曲に繋ぐ序曲)
シングルでも全くおかしくない位のキャッチー極まりないキラーチューン。しかもリード曲ですらないのでMVも作られてない。謎。
作詞は上で挙げた残光のガイアとかを書いたHibiki。で、作曲が上松さん。イントロ数秒で「あ、上松曲だ」って察するやつですね。エタブレとかオケファンとかあの類の曲です。

個人的に、エレガの奈々ソン編曲の盛り具合はここらの時代が丁度良い具合のラインだったと思います。
「Synchrogazer」とかはデジロックで新機軸だったけど、自分の好み的にこの系統のエレガ曲はこれ以降「どれだけ難しい曲作れるか選手権」みたいになっててどうかと思う。


5. ストロボシネマ (2010)

8th Album「IMPACT EXCITER」収録

この頃のアルバムやシングルに1曲はあった良い意味で抜け感のあるガーリーな楽曲。ちょい渋谷系感。奈々さんの同級生かつ盟友のSAYURIさん作詞曲だけど、同氏が関わった曲はそういう心地よい曲になりがち。

ボーカルもハイユニ期のアルバム曲の歌い方というか、力を抜いてかつ楽曲のカラーにも合っててマッチングが素晴らしい。奈々さんはこういう曲も映えたりするのになー、と最近の楽曲を聴いて思ったりします。
8thアルバムは正直作品としてはそこまで好みではないのだけど、この2曲が好きすぎて1枚のアルバムから2曲選出しました。

6. ダーリンプラスティック (2012)

9th Album「ROCKBOUND NEIGHBORS」収録

上記の「ストロボシネマ」に通ずるちょい力を抜いたポップソング。
インタビューで奈々さんがこの曲について「普段の曲は戦闘服を着てるけど、この曲に関しては普段着を着ている歌い方」と言っていましたね。当時のファン心理としては、こちらのがかなりグッときてました。

ボーカルの印象として、「ハイファイ メッセージ」や「スイミー」の時期のELT(持田香織)を意識してるのかも…という歌い上げ。
つーかこのアルバム、特に序盤名曲多すぎんのよ。リストアップするのめっちゃ大変だったわ。

7. STAND UP! (2016)

12th Album「NEOGENE CREATION」収録

ヨシダタクミ(saji)提供曲。当時はphatmans after schoolというバンド名でした。
奈々さんのディスコグラフィー的に、2014年から今に至るまで10thアルバム「SUPERNAL LIBERTY」から別のフェーズへと移行した感があるのだけど、以降ではこの曲が収録されてるの12th「NEOGENE CREATION」が一番好き。で、その中でも1,2を争う位この曲が好きです。
ポジティブな応援歌だけど、本人が重ねたキャリアもあって良い具合に暑苦しくなくスッと入ってくる。
古参ファンからの怒られが発生するかもだけど、個人的に矢吹さん曲、初期の2th~4th辺りの応援歌とそれを増幅させるコーラスがイマイチ説教臭くて苦手で。その路線とは一線を画している感じは自分好みでした。

なんならヨシダタクミ全プロデュースで1枚アルバム作ってくれないかな。
インタビューとか見るとかなり奈々さんがヨシダタクミ気に入ってるの分かるし。

<選外曲(次点)>
「Tears' Night」「It's in the bag」「Orchestral Fantasia」「Gimmick Game」「Get my drift?」「絶対的幸福論」「Light Births Shadow」

「絶対的幸福論」はかなり最後まで入れるか迷った。
個人的にヨシダタクミ提供曲が好きすぎるのでそればっかになるのはあかんと思うので泣く泣く除外(それを言うならエレガは良いのかという問題はあるけど)。
それとこの曲はsaji(pas)ファンからすると本人が歌ったverのが好みというのもあり。原キーで男性歌手が歌ってます、すげえ。ちなみに自分は原曲の奈々さんverのMVを観て「あ、この人近いうち結婚する」と確信しました。それから4年ぐらい経ってなので当たってるかはイマイチ微妙ですが。ご結婚、ご出産おめでとうございます。



<カップリング曲>

シングルのカップリング曲からです。
1曲目がパンチ強すぎるので先頭に置きますが、以降は時系列順です。

1. DISCOTHEQUE (2008)

18th Single「Trickster」収録

ちゅるぱや。
そう、この曲、カップリング曲なんです。エタブレ、深愛と並んで奈々さんの代表曲みたいになってますけど。

というのも、「COSMIC LOVE」と共にアルバムに入るはずだったんですが、上記曲含めた2曲を手掛けた作詞家の方が不祥事を起こしてしまい収録が見送られたんですね。今となっては故人なので強く悪くも言えんですが。割と近々で発売も控えてる中での出来事だったので、キングレコードは激おこアンド諸々の対応とか大変だったと思います。後に2曲とも満を持して無事ベスト「THE MUSEUMⅡ」に収録されました。
楽曲に罪は無いので、コンプラに厳しい今のご時世だと下手したら発売中止や回収とかもあった世界線を考えると、そうならず良かったなあと思います。

曲に関しては自分があえて強く語ることもないというか、まさにディスコティックでキュートなダンスチューンです。バッキバキのベースがエグいですねこれ。作曲は上松さん。エタブレ書いた人とは思えん、幅広すぎやろ。ボーカルもかなりブリブリの可愛いに寄せてる。MVも破壊力強い。当時チェリーな高校生だった自分にはなかなかの衝撃でした。

この曲、アニソンと言うかBuono!の「初恋サイダー」みたいにもはやアイドルソングのアンセムになってる印象です。確か渡辺麻友とコラボしてたよね。乃木坂の田村真佑ちゃんも好きみたいです。


ちなみに、当時この曲をのど自慢で歌った子がネットでバズってたのを覚えてる人もいるかもですが、無事に声優の夢を叶えたらしいです。

後ろのダンス完コピしてる男子が気になってしょうがない。

先日アーティストデビューもしたみたいです。心からおめでとう案件。


2. RUSH&DASH! (2005)

12th Single「ETERNAL BLAZE」収録

エタブレのカップリング曲。表題に死ぬほど話題取られてる感あるけど、このシングルはカップリング2曲とも素晴らしい。その中からこの曲を。

ストレートなバンドサウンドが引っ張るロックチューン。3分ちょいで勢いよく終わる潔さも自分好みです。MVも作られてて、自然体の奈々さんが超元気。短く手軽に聴けることもあり自分のiTunesでの再生数がかなり上位です。

3. 空時計 (2008)

17th Single「STARCAMP EP」収録

本来なら両A面扱いのCD収録曲なのでこの記事の定義上では上記のシングル曲扱いになるんですが、ピックアップする7枠に収まらなかったのとこの曲ベストにもアルバムにも収録されてないの楽曲なのでここで紹介させて下さい。さーせん。

「作詞:SAYURI 作曲:大平勉」というほっこり神曲間違いなしの座組。
期待を裏切らず、アコースティックサウンドが引っ張る良質な歌謡曲です。奈々さんのボーカルも自然体で落ち着いてて非常に自分のツボです。

休日の朝や、疲れている日の夜に聴きたいですね。等身大のラブソングって感じで奈々ソンでもトップクラスに好きな曲です。

4. STORIES (2009)

20th Single「夢幻」収録

アニメではなく駅伝のタイアップが付いた楽曲です。こちらも自然体の奈々さんが聴けるボーカルスタイルで、上質なミディアムJ-POPです。ライブ通ってた時期でもあんまりやらなかった記憶。

応援歌ではあるんだけど、頑張れ頑張れっていうよりもナチュラルに寄り添ってくれるような楽曲。このシングルはカップリングがただでさえ「天空のカナリア」「Dear Dream」と強い楽曲なので印象に残り辛いですが、隠れた名曲の一つです。

5. Love Brick (2012)

26th Single「Synchrogazer」収録

表題の「Syncrogazer」がゴリゴリのデジロックなのに反し、その真逆を行くようなアイドルポップ。少女漫画原作の実写ドラマのタイアップついてましたね。カップリング曲は奈々さん特有のビブラートやこぶしが控えめな曲が多いのでむしろ一般層への訴求は表題以外のが高い気がします。

実際こうやって紹介してるくらい大好きな曲なんだけど、サビのコード感と歌詞が某48の某ローテーションにくりそつで、「あたま~の~な~か~」って歌いそうになるのは自分だけかしら。

ちなみに同タイアップドラマの2シーズン目の主題歌として、9thアルバムに「Happy☆Go-Round!」という曲が収録されてます。こちらも同系統のアイドルポップで良い曲。

6. BLUE (2014)

30th Single「禁断のレジスタンス」収録

宇宙戦艦ヤマトの主題歌らしい。観てない。同タイアップが付き、先に発表された「愛の星」の続編のようなバラード楽曲ですが、自分はこちらの方が好きです。
というのもこの曲、タイアップというよりも「水樹奈々」の総決算のバラードでもあると感じていて。表題をバリバリ食ってたし、アルバムに収録されなかったのが不思議なくらい。

ピアノとボーカルのみのストロングスタイルの1番から、2番でオケが徐々に入ってきて楽曲の壮大さを印象付けています。で、この曲のタイトルが水樹奈々のイメージカラーでもある「BLUE」
そして本人作詞の「恐れることも 痛みを知ることも 愛という未来に繋がっていく」。まさに本人の今までの旅路を総じた歌詞。個人的にこの曲がカップリングの1曲として消化されるのは未だに納得いかない。もっと広がるべき曲だと思います。


7. レイジーシンドローム (2015)

32nd Single「Angel Blossom」収録

ヨシダタクミ(saji)提供曲。これが彼の他アーティスト初楽曲提供だそうな。実はこの曲、彼がデビュー前の学生時代に作ってた曲らしいです。詞世界も楽曲もバンド色強しで。
「シンドローム」のリフレイン、韻を踏んだ歌詞がめちゃ耳に残る。2番Aメロのラップが初期のSPEED感あって好きです。ファン人気も高く、後のアルバムにも収録。

当時は今後こういう新進気鋭のアーティストと組んだりして新しい風を取り入れてく方針に変わるのかな、と思いきや、結局以降のシングルでもエレガの音楽でSASUKEやってるようなアクの強いシンフォギア曲が多く、かといってアルバム曲もイマイチ刺さらずであんまり近々の楽曲でリピートしてるの少ないんよなぁ。

後に本人達がセルフカバーしてます。個人的にはキー的に原曲より好き。
このバンドマジで歌上手いし曲もいいのに売れなかった意味が分からない。

<選外曲(次点)>
「リプレイマシン-custom-」「Inside of mind」「Heart-shaped chant」「Trinity Cross」「午前0時のBaby Doll」「UNBREAKABLE」「7COLORS」

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終わりに

そんな感じで、以上でした。
1万字超えの長文読んでくれてありがとうございます。
多分ファンの方はあの曲入ってねえじゃねえかっていう感じだと思います。というのも自分、上記でも書いた通りリリカルなのは観てないんですよ。なのでアニメ補正かからずそのまま曲単体で評価してる所あります。

ちなみに好きなアルバムを挙げると
1.「ROCKBOUND NEIGHBORS」
2.「HYBRID UNIVERSE」
3.「MAGIC ATTRACTION」
です。3つ目がチョイス悩む。

ROCKBOUND〜は言葉正しいか分からないけど、「アニソンシンガー水樹奈々」の集大成って感じだと思います。それ以降のアルバムは良くも悪くもチャレンジングな楽曲が多い印象で好みが分かれるかなあと。
このアルバム、全16曲というかなりのボリュームで、正直に言うと中盤辺りはダレたりする面もあるのだけど、それを差し置いても一曲一曲の破壊力が強く凄いアルバムだと思います。
ちなみにアルバム作品としては断然ハイユニの方が聴きやすいです。

とりあえず奈々さん知らないけど曲ざっと聴いてみたいって人はベスト1.2聴いときゃいいと思います。

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なんか今年の初めにこんな番組やってたらしいです。知らんかった。
これ見たのも今回の記事書いた一因でもあります。

そして一枚。

画像2

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・追記(2022.4)

今年に入ってSpotifyめちゃ使うようになったので自分の好きな奈々ソンTOP50リスト作ってみました。曲順は好きな曲をランキング的に。

なのは補正も古参補正も入ってないと思うので我ながら異質なランキングだなーと思います。良かったら覗いてやって下さい。

それでは、また次の記事で。

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