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ゴッホと静物画展

西新宿のSOMPO美術館で開催中(1月21日まで)の、「ゴッホと静物画」展を見に行きました。実は行こうと思っていたのは、「ゴッホ・アライブ」の方だったのですが、ネットで調べようとして偶然こちらの静物画の方を見つけ、行くことにしました。

美術展は、開催期間の最後1ヶ月ぐらいは大変混雑するので、もっと早く気がついていればよかったです。人がたくさんだと、アートをゆっくり鑑賞しづらい😔
絵の前に人だかりができてしまってる場合は、イヤホンガイドと見ている絵がバラバラになったり、最悪見るのを諦めたりで、心穏やかにならないです。

私は、アートは詳しくないですし、静物画も実は好きじゃないのですが、ゴッホは大好き!全然ラッセンより好きです。(これ分かる?)今回の絵画展は、ゴッホが勿論中心ですが、他の有名画家達の静物画も多数あって、それぞれの画家の独特のタッチが静物画にも表れていて、面白かったです。例えばルノワールは、ルノワールらしいふわっと優しい感じ、とか。ゴッホ、ルノワール、ピカソ、モネ等々、絵の巨匠達が一堂に介して、同じ対象物を描いたら、とても同じものを描いたとは思えない出来になりそうで、面白そうですね。

皆さんは、ゴッホお好きでしょうか。私は、「ゴッホ好き」という方には、もれなくどの作品が一番好きか聞いてしまいます。何故なら、その人の選ぶ作品や理由から、なんとなくその人を語るものがあるもので・・・。大抵『ひまわり』か『星月夜』のどちらかに分かれますが、それ以外を選ぶ人の話は、絶対面白かったりします!

私が好きなのは『星月夜』。実は世界で一番好きな絵画でもあります。素晴らしい作品を見ると、その瞬間にイマジネーションが活発になって、あれこれ想像したり、記憶の奥底にあって忘れそうになっていたことを思い出したり、感じたことのない感覚がむわっと出てきて、「これ何?」となったりしませんか?ゴッホの『星月夜』を見ると、そういう感覚と共に、なんか分からないけど悲しい気持ちになります。でも、悲しい→鬱、ではなく、悲しい→浄化、の感じ。わっかるかなー。

だから、ニューヨークのMOMAで実際に『星月夜』を見る時は、ニューヨーク旅行の一番のハイライトとして、とても楽しみにしていました。それなのに、実際に見たことよく覚えてなくて・・・。というのも、同時にMOMAで開催されていた特別展の、マリーナ・アブラモビッチ展があまりに衝撃だったから。だって、真っ裸の若いイケメンのお兄さんが二人向き合って立っている間を、ビジターが歩いて通ったり、(私は恥ずかしくて、遠くからこっそり見ました)、壁に裸の女性が大の字になって貼り付けられていたり、アブラモビッチさん本人も、ビジターと対面して見つめ合う、という作品(そのawkwardな感覚がアートなんですって)として参加していたり、インパクト強過ぎて、世界一好きなゴッホの『星月夜』が霞んでしまった。。

さてさて話は戻って、「ゴッホと静物画」展ですが、この絵画展で『ひまわり』が描かれた背景を知り、『ひまわり』も大好きになりました。それから、泣きそうになりました。ゴッホ、愛してやまない天才画家です。

日本の美術館は写真NGと思っていましたが、一部を除いて写真撮影OKでした。21日までかなり混むかと思いますが、行けるようでしたら、お勧めです。事前にHPで予約する形です。それからギフトショップの品揃え、私は好きでした。美術展に行かず、ギフトショップだけに行くこともできるそうです。場所が分かりずらいので、入り口で聞いた方がいいのと、レジに長い行列ができること、注意です。(私は、買いたいものがありましたが、行列の長さを見て諦めました。)

もともと行こうとしていた、ゴッホ・アライブは、評判がまちまちなのと、チケットが高価(3,000円)なのとで、ちょっと躊躇ってます。インスタで海外のを見た時は、日本に来たら絶対行くぞ!と思っていたのですが。

余談ですが、ゴッホは英語でVan Gogh (発音:ヴァンゴウ) です。「ヴァンゴウ」と聞いて、「えっだれだれ?」とならないでねー。(知ってるか😄)

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