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生理のときの頭痛「だけ」に悩むあなたへ

ちょっとドキドキしながら婦人科に行ってきた。
今日は「いつものピル」をもらうわけじゃないからだ。

前も書いたが、ひどい偏頭痛持ちである。

最近頓服の使用数が多すぎて頭痛外来の先生から
「注射の治療に切り替えるか…いっそ生理を減らしちゃうのも手だね」
と言われ、なるほどと思い立ったのだった。
私の頭痛は月経と排卵に偏っている。
なので、いっそ月経と排卵を止めてしまえば、ということだ。
確かに、妊娠中はほとんど頭痛が出たことがなかった。

ただ、懸念がひとつ。

生理を止める薬である黄体ホルモン製剤は保険適用の薬で
子宮内膜症、もしくは月経困難症の治療薬である。
私は子宮内膜症はないので(妊娠前は子宮腺筋症だったけど)
月経困難でもらう必要があるわけだ。

私は月経困難なのか?
生理自体はすごく軽いし、生理時のお腹の痛みなんかもほぼない。
生理のときに「頭痛だけ」が続く。
それは生理痛と言えるのか?

生理痛(月経痛)の定義を調べてみるとこんな感じだった。

月経痛とは、月経の数日前、月経中、または月経後に体幹の最下部(骨盤部)に生じる痛みです。痛みは、月経開始から約24時間後に最も強くなり、2~3日後に治まる傾向にあります。普通は締めつけるような痛みや鋭い痛みが起きたり消えたりしますが、鈍い痛みが続くこともあります。痛みが腰や脚に広がることもあります。多くの女性に頭痛、吐き気(ときに嘔吐を伴う)、便秘や下痢もみられます。

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つまり、主訴は下腹部痛でそれに頭痛が伴うこともあるよって感じだ。
え?これダメなんじゃない?私の頭痛、生理痛じゃなくない?
とかなり不安になったのだが、もうあとはお医者さん次第。
正直ベースで、つらさを訴えてみることにした。

訴えたのは以下の通り。

・頭痛が起きるのは月経時、排卵時のみ
・妊娠中頭痛はなかった
・月経/排卵時の頭痛で月20回くらい頓服を服用している
→多すぎと頭痛外来から指摘された
→女性ホルモンの観点からの頭痛抑制を考えたい

頭痛ダイアリーなども持っていって、がっちがちに理論武装して行ったのだけれど、結局先生が動いてくれたのはこの会話だった。

先生「生理を止めるお薬もありますけど…」
私「(かぶせぎみに)いやマジ生理なくなったら超ハッピーですね!!!

さっきまで理路整然と話してた私が一気にカジュアルな大声になったのにびっくりしたのか、先生は少しだけ苦笑いして
「それだけしんどいってことですよね。うん、お薬出してみましょうか。」
と言ってくれた。

そんなこんなでディナゲストを処方してもらえたわけだが
いろいろ質問して意外だったこともあるのでまとめておく。

・保険適用でも高い(正直+処方料だと前もらってた低用量ピルより高い)
・避妊効果は低い(ないわけじゃないけど別の方法で避妊は必要)
・血栓リスクはないわけじゃないけどピルより低い
・1日2回の薬で、飲み忘れたときに2錠いっぺんに飲んじゃダメ
・半年くらいは不正出血が起こることがある

正直、避妊効果が低いのと不正出血は「うーん…」って思ったけど
現状頭痛マシにしたい気持ちの方が強いのでしばらく続けてみようと思う。

以上、生理で頭痛「だけ」に悩んでる人がもしいたら参考にしていただけると幸いです。
病院による部分もあるかもしれないけれど
頭痛「だけ」でも月経時に偏ってれば、婦人科的アプローチも可能みたい。

需要があるかわからないけど、今後薬飲んだ結果の続報も上げていきます。

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