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ひとりで本屋にいきたいとき

こんなタイトルにしといてなんだが最近めっきりKindleしか読んでいない。
思い立ったときにぱっと読めるのは本当に便利で
特に隙間時間しか本が読めない子育て中にはどうしても電子書籍の方に軍配が上がってしまう。

だけどやっぱり「本と出会う」という点で、本屋や図書館は欠かせない。

特にひとりで本屋に行く時間はどんなに忙しくても確保したい。
だらーっといろんなジャンルの表紙をながめる時間は
絶対に私のライターとしての仕事にも役立っていると思う。

記事を書くのに役立つ本を探したり、魅力的なタイトルやコピーを見て勉強したりというのももちろんあるのだが、一番大事なのは自己分析だ。

フリーライターとして、いろんな仕事をしすぎると迷子になるときがある。

いろんな分野でご依頼いただけるのはありがたい限りだ。
私は単純に「文章を書くのが大好き」という人間なので割とどんなジャンルでも楽しく書ける。でも、そのせいで「自分が書きたいもの」がよくわからなくなってしまうこともある。

そんなとき、本屋に行く。
この本おもしろそうだな、こんな雑誌があるんだ、といろいろ見ていくと
自分が書きたいものや、学びたいことが少しずつ固まってくる。

自分の書きたいものがわかったからってそのまんま書きたい仕事が受注できるほど世の中甘くはないけど「こういう仕事したいな」って発信したり、書きたい本の出版社のアカウントをフォローしたりしてると思わぬチャンスが舞い込むこともある。

少なくとも私はそうやってふらふらふらふら渡り歩いてきた。
「この先どこにいこうかな?」「どんな場所があるのかな?」
本屋は私の夢がつまった場所で、キャリアの地図みたいなもんだ。
私は方向音痴なので、行きたい場所に行けたり行けなかったりだけど
困ったら本屋に立ちかえって、本の表紙に囲まれると何だか落ち着く。

だからやっぱり、ときどきでいいから
私はひとりで、本屋に行きたい。本屋から全部始まっていく気がする。


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