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悩みなんて尽きないけれど・・

こんにちは。
うさぎとばらです。
GW真っ只中ですね。
皆さんはどこかへお出かけしているでしょうか。
私は毎年この時期は大変なんです。
白樺とハンノキの花粉症で出かけられない(*_*)
なので家で静かにしているというわけなのです。
とは言え買物や犬の散歩、カフェや友人宅へは行きます。
そして実家に帰ろうかなと思って父に連絡したところ「来るな」と言われました。

誤解がないように最初に言っておきますが、仲が悪いわけではありません。
口が悪いだけです。
父に健康を気遣うラインをすると「返信が面倒だから送ってくるな」と言います。
どうやら指が太すぎてスマホの文字が上手く打てないらしいのです。
それ以来連絡は最低限にしています。

私は占いやカウンセリングを生業にしていますが、自身の悩みは尽きません。
でも考え方や心の持ち方、在り方で現実はどんどん変えていけます。

昨年の11月。
『父さん骨折した、あとで電話する』と母からメッセージが届きました。
終わった・・。
父は数年前に前立腺癌が見つかり手術を拒んで自宅で生活していました。
死を待つように、弱気になり、自暴自棄になり、家族に当たり散らしました。
看護師の姉の言う事も、医師の義兄の言う事もきかず手の施しようがありませんでした。
いつか父は弱って死んでしまうのだろう。
家族は全員そう思っていました。
全身に骨転移していたので荷物を持って玄関の階段を一段上がった時にポキッと折れてしまったと言うのです。
大腿骨骨折で人工股関節にした後、入院とリハビリを頑張り自宅に戻ったのが今年の1月でした。
娘の小学校最後の冬休みは父の事で忙しくてどこにも連れて行ってあげられませんでした。
ツルツルの冬道を歩いて実家に通ったり父の介助をした為、自分の腰痛も悪化しました。
疲労困憊でゆっくりしたいと思っていた矢先、娘が「ママが腰痛いから私だけどこにも連れて行ってもらってない」とベッドで泣いていました。
本当は「じいちゃんが骨折したから私どこにも連れて行ってもらってない」と言いたかったのかもしれません。
いずれにしても娘の発言は事実であり反省しました。
一旦父の事は母に任せてと。
娘を楽しませなければ・・。
次から次へと問題が浮上します。
子育てと介護がいっぺんに来るとこうなるんですね(~_~;)

骨折した父はこのGW中自分なりの挑戦をしています。
母は行楽シーズンだけ親戚の家に寝泊りして働く季節労働者です。
母がいない期間、一人で全部やるんだと。
母からは果物や重い物は駅前のスーパーで買って持って行ってあげてね。
ちょくちょく様子を見に行ってあげてねと頼まれていました。
ですが父からは来るなと言われています。
私は父の意見を尊重しました。
いつでも何かあったら行けるようにしています。
でも自分で全部できるかどうかやってみたいという父の気持ちが分かったからです。
私も過去に寝たきりで歩けない生活をした事があります。
人ってどんなに辛い状況でも時間がかかってもやるべきことが自分でできる事に喜びを感じるんですよね。
そしてそれが自信になるんですよね。
私はこんな酷い状況でも仕事ができた、お金が稼げた、子供を養えてる、子供のご飯を作れた、自分のコーヒーを入れられた。
どんな小さな日常であっても自信になりました。
これまで生きてきたパラレルから引きずり下ろされて、低い次元に行った先での新たな挑戦が始まるのです。
そこには自分しかいなくて、隣にも前にも誰もいなくて、たった一人で自分と闘います。

私はこの経験から病気や怪我も大きな意味があり、自分を成長させてくれたり視点を変えてくれたり、喜びが貰える宇宙さんからのプレゼントなんだと思いました。
これまで普通はこう、誰々はこんな事できる、皆だいたいやっているという世間や自分以外のものに目を向けていた他人軸からの卒業をさせて貰えました。

視点を変えられるという点では、父が骨折をした意味について私なりの見解を伝えました。

父さん。
人ってさ、楽しいと思いながら悲しいと思えないんだよね。
同時に二つの感情は味わえないんだ。
でもどちらの感情を味わうかは自分で決められる。
どうせ味わうなら楽しい感情を味わった方がよくない?
そしてね、人の心と体は繋がっているから感情と同じ方向に体も向かっていくんだよ。
父さんは癌だよね。
どうせ俺は死ぬからって、絶望しながら悲しい気持ちで過ごしているとどんどん体もそうなっていく。
だから一旦癌である事は忘れてほしい。
今父さんは骨が折れている。
この骨をくっつけよう、歩けるようになろうと、それだけを考えてほしい。
骨をくっつけようとして進化成長している時に癌の病状は悪化しない。
だからリハビリを一生懸命やってほしい。
絶対歩けるようになる。
これは再生復活に目を向けなさいという宇宙からのメッセージだよ。
視点を変えなさいっていう事なんだよ!
今回は娘としての意見ではなくスピリチュアリストとしての視点で言うからしっかり聞いて欲しいと父に伝えました。

私は一番近い存在が自分の事を信じてくれるという事が何より力を与えてくれると思っています。
家族が誰よりも自分の力を信じてくれたら、それだけで人は生きていけます。
世の中には凄い業績を残していたり、凄い仕事に就いていたり、凄い肩書があるにも関わらず「自分はまだまだ足りない、もっとこうならなければ」と常に不足感を抱いている人がいます。
これは大抵ご両親からの教育だったり口癖だったり心配し過ぎる姿勢が子供や家族に影響します。
親に信じてもらえずに心配され過ぎて育った子供はだいたいエネルギー切れになり人生の途中で大きな挫折を味わいます。
社会復帰できなくなる場合も多いのです。
結果や成績、業績や肩書などが幸せになる鍵だと育てられ、それらを全て手にしたにも関わらず人生に絶望しながら生きている人を私は何人も見てきました。

何の結果を残していなくても「あなたは大丈夫、今のあなたで完璧よ」と言われて育った人はいつも心のエネルギーが満タンで生きている事に喜びと幸せを感じています。
それだけ家族や仲間からの言葉や信頼は大きな影響を与えるのです。

今回の父の場合も、お風呂に入るまで一時間掛かったとしても、着替えるまで何分掛かったとしても「父さんはできる」そう信じて手を出さずに見守る事が大切で本人の力になると私は思っています。
不自由なだけで全く動かないわけではないからです。
着替えに2~3分の常識は体が良く動く人の常識であり、今の父の常識ではないだけです。
人はそれぞれ自分のパラレルを生きています。
そのパラレルで自分なりの修行をすれば段々慣れてきて色々な事が早くできるようにもなりますし工夫や発見もあります。

最近父は杖をつきながら駅前のスーパーに買い物に行ってリュックを背負って帰ってこれるようになりました。
凄いじゃん!というと満足そうでした。
もう死を待ちながら生きていた父ではなくなり、自分のパラレルで自分なりの挑戦をする父になっていました。
昔はスポーツマンで野球やテニス、スキーや柔道など何でもやっていた父です。
喧嘩して背負い投げされた事もあります。
そんな父は今体重が50㎏あるかないか。
でも手を握った時の感触は幼少期の印象と殆ど変わらず肉厚で強そうな手でした。
癌を発症してから8年が経とうとしています。
死ぬ死ぬ詐欺だと私は思っています((´∀`))ケラケラ

私は医療従事者ではなく介護の知識もありません。
でも言葉を扱う仕事をしている限り、誰かが前に一歩進む勇気になるような人で在りたいと思っています。
占いやカウンセリングはステラというアプリでやっています。
いつでも気軽に遊びにきてください(*´▽`*)

ちょっといつもより時間があったので長めの文章になってしまいました。
最後まで読んで頂きありがとうございました♡





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