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墨子

中国

紀元前5世紀

春秋戦国時代の思想家

ここでも紹介している
孔子、荘子など

諸子百家からの「墨子」登場です。

(スミコなんて読む人ダーレだ?

…正解は『ぼくし』です😅)

墨子

墨家(ぼっか)の始祖
墨翟(ぼくてき)

孔子の死(前479年)より後に活躍した人物だろうと言われいますが、

その人について詳しいことは分かっていません。

ただ墨家集団が守城に長けていたことから、
なんらかの技術者であった可能性が高いです。

その中心の思想は、
「兼愛」「非攻」

「愛」をスローガンとする教えは、
中国では珍しい。

❤️兼愛の愛

子はわが身を愛して父を愛さないから
父を犠牲にして我が利益をはかり
弟はわが身を愛して兄を愛さないから
兄を犠牲にして我が利益をはかり
臣はわが身を愛し君を愛さないから
君を犠牲にして我が利益をはかる
これが混乱である。

逆に
父がわが身を愛して子を愛さないから
子を犠牲にして我が利益をはかり
兄がわが身を愛し弟を愛さないから
弟を犠牲にして我が利益をはかり
君がわが身を愛し臣を愛さないから
臣を犠牲にして我が利益をはかる
これは、どうしたことか。

みな他人を愛さないから起こっているのである。

もしも世界中の人々が
ひろくたがいに愛しあい
我が身を愛するように
他人を愛すようにさせたならば
無礼者が出るであろうか…。

『愛』
とは言っても
「利を損なわない」
「利を与える」
と同義

『兼愛』は、
「乱」を解消して天下を治に導くための手段として
「人を愛することその身を愛するがごとくならしむ」

天下を治める者が人々を束ねて
「相愛(そうあい)」
に向かわせること

混乱の起こる「原因」がわからないようでは、
混乱を収集することはできない
必ず病気の原因をわきまえてこそ
はじめて病気をなおせる。

世界の混乱を収取することも、
同じであろう。

「聖人は天下を治むるをもって事と為す」

❤️非功

いま一人の男がいて、
他人の果樹園の桃の実を盗んだとする。
上にあって政治をおこなう者が、
それを非難し罰する
なぜかというと他人に損害を与えて
自分の利益をはかるからである。

ところで
他人の犬や鶏や馬を盗めば
さらに損害を与える
したがって罪もいよいよ重くなる。

さらに
いま一人の人間を殺害すると、
それを不正義として
ひとつの死刑の罪が当てがわれる。

こうしたことは
だれでも知ったら非難し、
よくないことだという。


ところが今
他国を攻撃するという大きな不正義を働く者については、
それを非難することを知らず
かえって
それを誉めたたえて正義であると言っている。

他国を攻撃するのが不正義であるということを、
本当に知らない。

世界中の知識人の正義と不正義の区別のしかたが、

でたらめであることがわかるのである。

月のご神託カード

『非功』は、

当時の知識人たちが
小悪を問題としながら
戦争という大量殺人を是認している
盲点をついたもので、
兼愛説をふまえた「戦争反対論」です。

また『墨子』には
光学や力学などの科学技術的な側面もあり、
中国における科学技術の源流として注目されています。

現在、中国で「科聖」と呼ばれるのは
そのためです。

さて、
今年のゴールデンウィークの1日目
(兎銀は土曜も仕事)
日曜は講義受講(再受講)でした。

それも『月瞑想』の講義
(ヒプノセラピー的要素もある)

いつもながら
興味深いものでした。

一番好きな講義❤️

また練習相手が霊能の大ベテランで❗️

様々なヒントや勇気をいただきました😇

遠隔で送ったヒーリングも、

兎銀の送ったイメージを的確に話してくださり

「風が吹いたようだった」

ちゃんと届いたのが嬉しかった〜

さらに自信を持つことが出来ました☺️

楽しい時間だったけれど、

講義その後はバタンキューでした。

これも毎度

頭に色々詰め込んだこともあるけれど、

『占う』ことは

知らず知らずのうちに

結構なパワーを消耗をするようです。

さて連休2日目の今日は

パワー補給も"兼ねて"例の温泉♨️へ

「月を眺めに」

行ってこようと思います🌝

#月のご神託カード
#墨子
#兼愛
#非功
#科聖
#瞑想
#ヒーリング

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