見出し画像

過集中対策

誰かと居ると、一人でゆっくり過ごしたいと望み
一人になると、なにかしないとと焦る。
結局、何処にいても誰といても気が休まることがない。
気が休まるのは何かに没頭している時。
孤独の対義語は【没頭】

一人時間について

独身時代は一人で過ごすことに抵抗がなかったように思います。
うつ病発症当時は独身公務員をしていて、休職中のため一人で過ごす時間が多かったです。
仕事を休んでいることに対しての罪悪感もあり、あまり上手に休めていたとは言い難いですが、一日布団に横になってマッチングアプリをしたりYoutubeを観て日々時間を浪費していました。たまに元気がある日は車に乗って非日常な街のカフェで珈琲を嗜んだりして、浪費中とは言え充実していたように思います。

現在は結婚もし、子供も授かり丸一日一人で過ごすことはなくなりました。
公務員も辞めて仕事を休んで人に迷惑をかけているという罪悪感もなくなりました。
一方で社会との繋がりを失ってしまった危機感はあります。
この世界に繋ぎ止めているのが、家族と珈琲豆を売るお客様とのつながりだけ。
社会に役立たない人間になってしまったのではと落ち込む日々です。

珈琲屋と言っても、毎日注文が殺到するような商売状況ではなく、多い時で週に数人、少ない時は1周間仕事がない時も多々あります。
せいぜい月5万円程度の売上しかありません。
なので、ほぼ専業主夫と言っていい状況です。
そのため家事育児はやらねばと思ってはいるもののなかなか思うようには体が動いてくれません。
独身時は洗濯なんて毎日しなくても、昨日着た服を今日も着ることに抵抗はなかったし、風呂も毎日入るなんて出来ませんでした。
食事は1日1回コンビニで大量に買ってきた食料をどか食いするだけ。掃除なんて気が向いた時に掃除機をかける程度でした。
でも今はそんなこと言ってられません。
子供はまだ0歳。どこを触って舐めるかわからないので掃除は徹底してやらないといけないし、食事は3食食べないといけません。お風呂も毎日入れてあげて(ついでに自分もお風呂に入れる)、規則正しく過ごす必要があります。困る人(家族)が居るので、適当な生活とは無縁になりました。

規則正しい生活はうつ病にもいいので悪いことではないですが、体力面、精神面共に疲弊して1日を終える毎日です。

今年の4月から、妻は復職し息子は保育園に通うようになりました。
久々に1日の殆どを一人で過ごすことになりました。
結婚してから、仕事を辞めてから家族で過ごす日常に慣れてきていたため、急に一人になると、虚無感と絶望感に襲われるようになりました。
ほぼ無職という現状に対する自責の念や社会との繋がりが見えなくなってしまうことへの恐れ、そしてすることが無い空虚な時間。
休むにも休めず、布団に横になってもネガティブな思考が延々と広がっていきます。
うまく言語化して吐き出せればまだマシだったかもしれませんが、そこはADHD、思考に脈絡はなくただ漠然とした不安が体中をまとうようになりました。

私にとってのネガティブ思考を止める方法

その状況について主治医に相談しました。
不真面目な人を真面目にすることはまだ簡単だが、真面目な人を不真面目にすることは難しいと言われました。
私は元来真面目人間、何もせず誰の約に立つこともなく過ごすことに苦痛を感じてしまう類の人間です。だからこそうつ病になったのかもしれませんが。
そこで提案されたのが、外に出るのが億劫の私にとってストレスのかからないよう完全在宅での仕事を探す。なにか没頭できることを日常に取り入れることでした。
完全在宅での仕事はそう簡単に見つからないので、引き続き探すとして、没頭出来ることが思いつかなかった私はTwitterで家で一人で出来てかつお金がかからず将来役にたちそうなことのアイデアを募集することにしました。
出てきたアイデアは以下の通り。
・読書
・編み物
・お絵描き
・洋画、洋楽で英語力UPと感性を磨く
・家の片付け、断捨離
・写経や習字
・勉強
・お菓子作り、料理
・子供の写真の整理
・楽器
ひとまず勉強は苦にならないタイプなので、資格勉強を開始することにしました。
あと読書も開始しました。

過集中問題に向けて

勉強や読書をやり始めてみて、問題となったのが発達障害由来の過集中。
気がつけば家族が帰ってくる時間、晩御飯の支度も何も出来ていない、読書に集中しすぎてめっちゃ疲れている、なんてこともザラにありました。
何かに没頭し始めてみると、一人で居ることの不安や虚無感は忘れることができましたが、今度はやらないといけない家事ができなくなってしまう状況に陥ってしまいしました。
中途半端なところで物事を中断するのが苦手な私は、中途半端な状況で家事にシフトしてしまうとさっきの本の続きが気になって家事に集中できないなんてこともありました。

そこで対策を考えたところ、時間割を作ることにしました。

時間割を作るということ

前回の記事でタスクをこなすには段取りが大事という事を書かせていただきました。

一日のやること(勉強する範囲や読書する章節)を1日のはじめに決めてしまい、それに必要な時間をざっくり計算して時間割を作ることにしました。
時間割を作るのに役立っているのが1時間毎のスケジュールを書き込める手帳です。

こちらに、1時間単位で家事、育児、勉強、読書、休憩を朝書きこみます。
今から2時間勉強するぞってなったら、スマホのアラームを2時間で設定して開始します。
今日は何章進めるぞって言うのを決めているので、だいたいアラームがなる前に目標地点に到達します。そこからはアラームが鳴るまで珈琲を飲むなどして休憩したり、SNSで時間を潰したり、すぐにやる必要はないけどやっといた方がいいことをやるなどします。

私のベーシックな1日のスケジュールは以下のような感じです。
・3時起床:珈琲を淹れてSNSにルーティンの投稿をする
・4時:スケジュール帳を眺めて一日の時間割を考える
・5時:読書
・6,7時:朝支度(朝食や洗顔など)
・8時:息子を保育園に送る
・9〜12時:勉強するorブログなどを書くor注文があれば焙煎する
・12時:昼食
・13〜15時:読書する
・15時:洗濯物を取り入れて畳んでしまう。家の掃除。
・16時:息子の離乳食準備、夕飯支度
・17時:妻と息子が帰宅、息子に離乳食を食べさせる
・18時:自分たちの夕食
・19時:順番にお風呂
・20時:睡眠

まとめ

何も計画なく一人で過ごすとなると、何もやる気が起きずただ横になってネガティブな思考を広げて悲しい気持ちになってしまう一方でしたが、過密なスケジュールを計画してそれ通りに過ごしていると、あっという間に1日が終わり余計な事を考えずに済みます。
うつ病回復期にとって規則正しい生活ははじめの内は大変疲れます。休み休みで良いと思います。しかし慣れてくると、逆にリズムが狂うとストレスを感じるようになりました。
また、毎日スケジュールを詰め込みすぎると息苦しくなってしまうので、土日は家族と過ごすと決め、何もしないを堪能するようにしています。
ほぼ無職の罪悪感は今は殆どありません。とはいえ、仕事はしたいので就活は続けていますが。

1日の時間割を作ることで、タスク漏れも回避し、没頭することでメンタルにもいい傾向が見られるようになりました。
こんな感じで日々過ごしております。

といったところで、今回はここまで。
ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?