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千切りキャベツで名言する

私は食堂の調理補助という仕事をしている。朝の盛り付けは、その仕事のひとつ。

この間の朝の盛り付けは、気持ちに余裕がなくて、焦りつつ千切りキャベツを盛り付けしていた。

千切りキャベツを巨大なザルから、手で持ちやすい大きさのボウルに移して、手袋をした手で朝は60枚の皿に盛り付けていく。約10分くらいでやる。

千切りキャベツの盛り付けは、いくらやってもなかなか上達できない仕事のひとつ。

散らかすつもりはなくても、ぱらぱらと皿以外のところに散って、盛り付けた後が汚い。

気持ちの余裕がなくて、焦っていると尚更。

キャベツは時間が経つと萎びてしまうし、萎びると全体量が少なく見える。

そういうわけで、もりもりに盛り付けていくから、散らかるのも無理もないのだけど、それでももうちょっと綺麗に盛り付けたいと思って日々練習。

気持ちの余裕のなさは、キャベツの散らかり具合にもろ出る。

余計なこと(もっと速くやらなきゃ。とか、散らかりすぎてる!とか、あぁ!お客さんが来ちゃう!とか)を考えるせいで、注意力も散漫なら、心もここにあらず。

「キャベツの乱れは、心の乱れ」そのものだ。

名言に違いないと、自画自賛している。そのまんますぎるけど。

キャベツの盛り付けを、綺麗に、焦らず、スピーディにできるようになりたい。

キャベツの千切りを盛り付けて、今日の焦り具合を測るのもいいかもしれない。

「心の乱れは、キャベツの乱れ」
「キャベツの乱れは、心の乱れ」

いい言葉!

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