誕生日プレゼントは、判子です

この間私は誕生日で、母がプレゼントをくれると言う。

判子を作ってくれるんだそうな。

近くの判子屋さんは、値段が高すぎたので、ネットでお手ごろのところを見つけ、品も良いと思われるものが見つかったらしい。

実印と、銀行印と、三文印のセットらしい。

ありがたいことだ。

とても実用的。買うと高いもの。判子。

脱判子と言いながら、日本社会ではまだまだ必要なもの。

私は中学卒業祝いでみんなに貰える判子（プラスチック）しかもってなくて、それが唯一の銀行印。というか全ての判子。プラスチックだから欠けたりもする。丈夫な判子が欲しかった。

やったー！

ところで、当たり前なんだけど、その印面の文字が少し問題になった。

実印は、作り直すのととても高いし、面倒くさいので名前にする。銀行印と三文印は、今の姓にする。に落ち着いたけど、母は私が結婚して苗字が変わるかもとか、まだ夢見ていたらしい。

安心してください。変わりません。

たとえ結婚しても、私はこのまま。

相手が、私が苗字変えなきゃ結婚しないなんてアホなことでごねるなら、そんな相手と結婚しないまでだし、そもそも私は結婚に夢をみていないし、必要としないから、結婚は生涯しないと思う。

苗字が変わる心配なんて、杞憂でしかない。

時代も変わっていくし、夫婦別姓が普通になる日が来るかも。

判子ひとつで、母は色々心配がつきないらしい。ご苦労さま。

今年の誕生日プレゼントは、判子。

自分ではなかなか買えないから、嬉しいな。

と思っていたら、母は自分の言い出したことなのに、三文印を買うのを忘れたらしい。

実印と銀行印のみ。

「え？　三文印は？」

「いるんだっけ？」

いるかいらないかというか、あなたがプレゼントするって言ったんじゃないのよ。

メールにも残ってるし。

なんやねんな！　とあきれちゃう。

人から貰うものにけちをつけるんじゃないけど、なんか微妙に肩すかし。

意思疎通の難しさを思う。

【今日の英作文】
「なんで開店40分前に来るの？」
"Why do you come over 40 minutes before open?''

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