コロナ禍の中で

私の暮らす地域では新規感染者0人という状態が続き、非常事態宣言もそろそろ解かれるのではないかという雰囲気が漂っている。
解除目前となり、私の気持ちは塞がってきている。

仕事行きたくないなぁ…

コロナの影響は凄まじく、本来なら在宅勤務なんてあろうはずもない私の業種でも在宅勤務が導入された。

あぁ早く仕事に行きたいという気持ちは1mmだって起きなかった。

となると、私は何のために働いているのか、私の仕事の存在意義ってなんなのか、ぐるぐると考え続けていた。
生活するため、お金を稼ぐために働いているのだ、それは間違いない。
働く喜びややりがい的なものを見いだそうとする方が間違っているのかもしれない。

やっと営業できると笑顔を見せる人、誰かの為にと意欲を燃やす人を見ると私の心は荒んだ。
仕事があるだけありがたいじゃないかという意見に、私の心は重くなった。

在宅が可能なら在宅のままでもいい。そんな気すらする。
在宅勤務中、久々に布団を干せた。
電気ではなく、お日様の力で布団を乾かせたのは一体いつぶりだろうか。

このまま学校始まらなければ…と思う子もいるのではないか。
スクールカーストの中、息をひそめ生活する大変さを知っている人はどれだけいるのだろう。
輝かしい青春は限られた人のものだと思う。
もちろん、学校が逃げ場である子が存在しているのも聞いている。そういった子たちには、学校は始まってほしい。
矛盾だ。

このコロナ自粛の中で、何を成し遂げたかが人間として問われそうなのもこわい。
私はといえば、無料配信された懐かしのアニメすら2〜3話見ただけで終わってしまった。
凝った料理も1度たりとも作らなかった。
仕事にやりがいを探す以前に、生きることにもっと能動的になった方がいいかもしれない。

ここ数ヶ月のニュースを見ていて妊活はやめてしまった。
こんな国で子どもは育てられない。

この先どうなるのだろう。
ただただ思考をマイナスな方に巡らせては、空を見ている。


#エッセイ #コロナ禍

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