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新婚旅行の最適解、それはドバイ

ドバイ と聞いて何を思い浮かべるだろうか。
「石油王」「金持ち」「キラキラ」「高所得者が移住してる?」についで、わたしにとっては失礼ながらなんか作られた「あまり興味のない国」であった。正式にはUAE、アラブ首長国連邦で7つの国から成り立つ。人口は1000万人行かないくらいで千葉か、世田谷区くらいらしい。東京から考えると小規模な国だが、広い。ほんとはアラブ首長国連邦だが、今後まとめてわかりやすくドバイとさせてもらう。

結婚をする前から、新婚旅行にわたしはギリシャに行きたい、もしくはオーロラを見たいと言っていた。夫はドバイ で世界一高い塔を見たいと言ってきた、真逆と言うか、なんと言うかわかりやすく趣味が別れた話である。わたしは文化や歴史がある街を見たいし、夫はギラギラしたものが好き。わたしの中でドバイ に行くという発想は前述の通りチープな発想しかなかったため出てきもしなかったので、面白いなと思ったくらいだった。まあ、噛み合わないけれどどうにか両立させようと考えるのが我々のいいところである。
仮にどちらも折れず両立させるには、ドバイ で何泊かしてどちらかヨーロッパの国に飛ぶというプランだったので日数も必要だし、気候も違いそう。せっかく行くのに慌ただしいのは嫌だねと言う話になった。

そこで2023年の我らは、GWにドバイ に行こう!別途休暇で北欧に行こう!(結婚休暇なるものがもらえたりしたためオフシーズンを選ぼう)となったのだ。
この旅行のインパクトが強すぎて、ドバイ を存分に楽しみすぎて、ことし、2024年のGW前から、
「もうドバイ の季節だね、、」「また行きたいな〜ドバイ 〜」と楽しかったドバイ を思い出してソワソワしていた。おそらく毎年のGWはドバイに行きたくなる。

そんな新婚旅行にも、GWの海外旅行にもとってもおすすめなドバイのポイントをまとめておきたい。せっかくなのでGood とNot Good3点ずつ。ん、goodが雑に4つになってたのはご愛嬌。

Good

比較的安価にきらびやかなホテル泊

これが一番Goodなポイントで、本当にびっくりしたところ!
せっかくの新婚旅行は高級ホテルなどに泊まりたいものです。5つ星、有名建築家が建てた高級ホテル、砂漠のホテル、アラビアンな雰囲気のホテル、なんでもあり。それらが比較的お手頃に泊まれるのがドバイ のすごいところ!
日本のホテルは狭い割に高いと言われているけれど、まあ、ヨーロッパとかでもビジネスホテル的なところを探せば1泊1万円とか、アメリカで場所によってはもう少し2万以下のイメージです。それがドバイ ならすごく雰囲気あるホテルに8,000円から泊まれます。

まあ、わたしドバイ 旅のスケジュールをほぼ夫にプランしてもらったので偉そうに言える立場ではないのですが…(ほんとに興味がなかった)興味が無かった、だからこその、え、まじこんないいホテル、、?!すご!とサプライズ感が楽しめました!わたしは別に新婚旅行でキラキラホテルとかそんなこと考えるタイプではないのですが、意外と夫の方がそういうタイプだったのでこうなりましたが、結果オーライです。これを忘れたくないので写真多めにまとめていきます。

我々が泊まったホテルを値段別に紹介します。(2人1部屋の場合)
8,000円〜
Al Seef Heritage Hotel  (見栄えよしの写真はこちらから
ドバイ 国際空港から近く、観光スポットでもあるオールドスークからも近いので立地的におすすめです。
The☆観光ホテル!という感じで、おそらく日本で言うと映画村のような雰囲気の砂漠のホテル。ドバイ に来たぞ〜という雰囲気を一気に味わえてびっくりです。ついたら、専用車でお部屋まで送り届けてくれます。
GWとはいえ、現地はど平日だったので、宿泊者も少なく大変静かに過ごせました。近くが川だし土壁なのでちょっと蚊がいたのはご愛嬌。ここはキラキラホテルではなく雰囲気ホテルです。

エントランスから雰囲気満載
スタバも内蔵。ラテが800円だったよ
部屋の内装の写真がほぼないが、外装が圧巻

ホテルのあるところにお土産屋さんも多くあり、夫は早速ラクダの形のチョコを購入。暑いので旅の最後に買うことをおすすめします。
近くの川から船でゴールドスークまで渡れて、約30分遠く見えて意外と近い。金を買うならここ!どこまで行っても金ぴかに圧倒されます。

2万円〜
CONRAD ABU DHABI ETIHAD TOWERS公式hp)(@アブダビ)
このホテルは映画ワイルド・スピード7で使用されたことでも有名。ドムとブライアンがビルからビルへと飛んでました。
コンラッドホテルは日本にもあり、有名ですよね。ちなみに2024年のレートでコンラッド東京に泊まろうとすると平日宿泊で1部屋最低53,000円、週末は10万以上する高級ホテル!ドバイ なら2万で泊まれちゃいます。
ホテル予約時にHoneymoonにこれて嬉しい!と書いておいたら、アップグレードしてくれました。

プールも海もあり、何より朝食が美味しくてめちゃくちゃ満足。こんなリッチなホテルにちゃんと泊まったことが無かったので終始わくわくでした。
アップグレードは本当にたまたまですが、お部屋はレジデンス(部屋を借りている人)と同じところにしてくれたらしくエレベーターで「お嬢ちゃん、見ない顔だね」とおじさまに話しかけられました。場違い笑

この間を車でぶっとばすのです。エディハドタワー
プールがうつくしいんだ
部屋、だいぶいいところにしてくれた
朝食は鳥と一緒にたべた



4万円〜
Bab Al Shams (公式hpすごい可愛いから見てほしい)
砂漠のホテル!リゾートであり、より観光客むけ。ちょっと市内から遠いのでタクシーで長距離移動する必要がありますが、せっかくアラビアンな国に来たからには訪れる価値があります。
ラクダに乗って砂漠を見たり、プールで砂漠に沈むサンセットを見たり、なんとも優雅な時間が過ごせます。何より建築が美!
それまで日本人は全然見なかったのですが、このアラジンの世界に惹かれるのか2組ほど他の日本人がいて親近感。

意外と砂漠を味わえるスポットがないので、おすすめです。砂漠の緑地化を進めようとしているらしく、水が大量にひかれて持ってこられているとどこかのアメリカ南部みたいな話をタクシーの運転手さんに聞きました。水がある島国に生まれたら不思議な気持ち。

すぐそこの砂漠でラクダに乗れます🐪
ひろい。ここのプールも最高だった
まさに砂漠のオアシス

5万円〜
ME Dubai (公式hp)
休日だったのもあわさって少々高額になったME Dubaiです。今回唯一わたしチョイスのホテル。建築家のザハ・ハディドの設計した唯一のホテルとのことで泊まって見たかった!!この金額まで出すとほとんどのいいホテルに泊まれちゃう。
街まで出やすく、ブルジュ・ハリファも近いのでかなり観光しやすいホテルです。
肝心の中身はこんな感じ。部屋まで流麗、美しい。デザイン重視です。

内装もすばらしい 外装は写真写りきらなかったからhp参照
恒例のプールですが、かなり市内に来た印象
なんとも言えない曲線美〜


他にも泊まってみたいホテルなんぞ山ほどあったので、本当にここが泊まるべきホテルか何度も打ち合わせをしましたがそう言った楽しみがあるのもいい!ホテルステイを楽しむ旅にはぴったりです。
ほとんどのホテルで、ハネムーンできたと予約時に書いておいたのでいろいろとサービスしてくれたのも嬉しかった。

オペラまるっといただいた、うれしい
MEにてハートのケーキ

観光地も他国にない規模感

我々が目指した、世界一高い塔ブルジュ・ハリファから始まり、モスクのブルー、世界一大きな人工島、パーム・ジュメイラなどなどいちいち規模が大きく圧倒されます。

ヨーロッパの歴史的建造物を学生時代にどうしてもみたくて、みていたわたしからすると、この近代的な建築物たちのお金のかかりように自分もまるで石油王になったかのような気分が味わえます(言い過ぎ)
圧巻のモスクは、サンセットのマジックアワーと合わさってとっても綺麗だった。スカーフを巻くのが厳しすぎて、くるぶしが少し出ていただけで長い靴下を買わされたのもいい思い出。

うつくしいモスク
モールのスタバが規模でかい
世界一のタワーのてっぺん近く
ゴールドスークのお土産屋さん。
もっとギラギラしたお店たくさんあった


街並みがいちいち新しい

これまでこういった風景をインプットしてこなかったからだと思うが、なんとも言えない建築や、街並み、作られているのだけれど想像の範囲外というかみたことのない景色が多かった。今時インスタで調べればいくらでも出てくるのだろうが、パリやイタリアみたいなわかりやすい新婚旅行ルートを辿りたくない人にもおすすめである。豪華絢爛かつ、既視感がないのは嬉しい。

夜歩いても割と安全、かつ、絵になる
街に突然現れるモスク
空がずっと青いのでこちらも絵になる
レトロなモチーフもかわいい


移民が多いので英語に気を使わない

ドバイ の移民率は90%と言われていて、ほぼみんな移民。そんな外から来た人たちの集まりなので英語も第二言語であることが多く、流暢に話せなくてもなんだかそこまで気遣わなくていい。
わたしが考えすぎなのかもしれないけれど、アメリカで英語を話すと気を遣うし、ヨーロッパもその国の人が多いのでどうしても観光客感が出てしまい疲れるが、それがなかったのがびっくりだった。
逆に観光客しかいないからなのか…?いや、学生っぽい人もいたけど観光客は少なかった印象

Not Good (for us)

ここから私たちの旅に合わなかったな、と思った点も挙げておく。あくまで、我々の旅にとってだしGoodポイントに大きくマイナスに影響するほどでもないけれど、備忘録として。

徒歩が厳しい環境(道路・気候)

ドバイ の春・夏・秋は暑い。砂漠の国でもあるくらいなのでジリジリと暑い。5月は外を暑くのも真夏!という感じで、気温がまず厳しかった。
加えて、車社会なのか電車が多く張り巡らされてるわけではない。我々の主な移動はタクシー(タクシーアプリCareenを主に使用した。)、ドバイ からアブダビへの移動は長距離バス(2時間くらい)、限られた範囲で電車という感じだった。

気になったところで降りてふらっと観光するスタイルが好きなのだが、結構ガチガチにスケジュールと移動手段を決めておいた方が良いという点が少し大変だった。

歩道もあんまりなかった

美味しいドバイ 料理などに出会いにくい

移民が9割の国なので、そもそもドバイ 料理がわかりにくかったのだが、おおよそ中東料理と言えども安価にその国っぽいものが食べにくかった。まあレストランでご飯を食べると高い!移民を支える労働賃金がしっかりしている証拠だろう。ホテルにお金をかける旅だったのでしっかりとしたご飯まで探せなかった。(わたしの分野なので提案しないと通らない)
行きたいレストランはいくつかあったのだけど、地味に離れており、旅程に組み込むことが難しかった。そうは行っても何度かフムスやケバブを食べたが、塩味が強く味に深みがなくあまり美味しいと思えなかった。そもそも中東料理との相性が悪いのかも、、?
今度は美味しい中東料理を食べに行きたい。

ねじ込んだ中東料理屋さん、朝おかゆを食べた


お酒入手困難

UAEの宗教はイスラム教。国の7割がイスラム教徒だというのでモスクも多い。もちろん、街中のスーパーにお酒は売っていない。売ってるものはほとんどハラールなもの。ひとつのスーパーで「あの、お酒って売ってますか?」と聞いたら、きょとんとした顔で、「Cityにはあると思うよ」と返事してもらった。Cityにはあるらしい、どこ。ちなみにホテルでは飲めるが缶ビールが1本1500円くらいしてウケる。プールサイドでお酒は頼めそうだったが頼まなかった。
結局ブルジュ・ハリファのてっぺんでシャンパンを飲んだが、日光が暑いし、久しぶりにお酒を飲んだし、すごく酔っぱらった。
酒コミュニケーションが必要な人たちからすると行きにくいかも。

唯一飲んだお酒は、すごい酔っ払った



いいとこも、ちょっと不便なところもまとめて少し知っていただけただろうか。
なかなかこの円安時代に遠出することは難しいかもしれないが、特別な旅のチョイスにドバイをおすすめします!!
もしちょっとでも考えている人がいれば、すこしでも参考になれば幸いです。

ちなみに飛行機代は、今考えるとやっぱり高い!いましらべたら1人10万円くらいでいけそうでした。
いつかぜったいまたいくぜドバイ。

アイス置いてあるだけでかわいい
ぎらぎら太陽
ぎらぎらと世界一タワー
いつかあのすごすぎホテルにも泊まってみたいものだ







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