アメリカ企業リサーチラボ(US_Research_Lab)

決算情報をベースに、IPO、M&Aなど、米国株投資に役立つ、「気になる」「知り…

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決算情報をベースに、IPO、M&Aなど、米国株投資に役立つ、「気になる」「知りたい」米国企業の最新の情報をお伝えしていきます/ときどき、ETFの情報も追加します/ https://twitter.com/US_Research_Labで速報配信中

最近の記事

昨日のNY株式市場概況(2024年6月3日)

S&P500:5,283.40(+0.11%) ダウ30:38,571.03(▲0.30%) Nasdaq:16,828.67(+0.56%) 5月のISM製造業PMIが48.7と予想(49.8)を下回り、4月(49.2)から下落したことを受け景気減速懸念が浮上し、景気敏感株を中心に売りが優勢となりました。システムトラブルから一部銘柄の取引ができなくなり、バークシャー・ハサウェイ(BRKB)やバーリック・ゴールド(GOLD)などの株価が乱高下するという混乱も発生したようです

    • <今週の主要統計・イベント(6/3~6/7)>

      先週前半は、FRB高官の利下げ開始に慎重な発言が相次ぎました。FRBが目標とする2%インフレまではまだ道のりは長く、市場が想定している年内2回利下げを危ぶむ見方も増えてきました。 一方で、5月31日に発表された4月のPCE(個人消費支出)物価指数は市場予想通りの結果となり、インフレ再燃とはならず安堵感が広がりました。 11~12日のFOMCを控え、FOMC参加者が公式に金融政策に対する発言を控えるブラックアウト期間が始まっていますので、今週は高官の発言はありません。6月F

      • <今週の主要・注目企業決算(6/3~6/7)>

        発表される指標やFRB高官の発言などから、このところ利下げに関する期待感と先送りへの警戒感が拮抗しています。景気の先行きに対する判断も同様です。そのため、株式市場ではパッと見分かりやすい決算が材料となり、その明暗で株価が大きく騰落する傾向にあるように思えます。 先週はセールスフォース(CRM)やダラー・ゼネラル(DG)など決算不振から大きく急落しています(翌日には反発しましたが)。 今週も、4日のクラウドストライク(CRWD)、5日のダラーツリー(DLTR)などクラウド関

        • 昨日のNY株式市場概況(2024年5月31日)

          S&P500:5,277.51(+0.80%) ダウ30:38,686.32(+1.51%) Nasdaq:16,735.02(▲0.01%) 4月のPCE(個人消費支出)物価指数は前月比+0.3%と予想通り、コア指数は同+0.2%で予想(+0.3%)を下回り、インフレ高進が見られなかったことへの安堵感が広がりました。10年国債利回りが低下して推移したうえ、今週下落が続いたことに対する持ち高修正等もあり、引けにかけ急伸しました。 AI関連への集中を下げる動きがあり、半導体

        昨日のNY株式市場概況(2024年6月3日)

          昨日のNY株式市場概況(2024年5月30日)

          S&P500:5,235.48(▲0.60%) ダウ30:38,111.48(▲0.86%) Nasdaq:16,737.08(▲1.08%) 2024年1~3月期の実質GDP成長率は前期比年率+1.3%、個人消費も+2.0%とそれぞれ速報値(+1.6%、+2.5%)から下方修正され、利下げへの期待感と景気・消費減速への懸念が交錯する結果となりました。 小売や運輸、不動産、通信、公益が上昇、金融やエネルギーも全般に堅調で値上がり銘柄が多数を占めました。 売上高が予想に達

          昨日のNY株式市場概況(2024年5月30日)

          昨日のNY株式市場概況(2024年5月29日)

          S&P500:5,266.95(▲0.74%) ダウ30:38,441.54(▲1.06%) Nasdaq:16,920.58(▲0.58%) FRB高官による利下げへの慎重発言が続き、利下げ期待が後退するなか、国債入札が低調だったことから、29日も10年国債利回りは上昇しました。 これを受け、株式市場は売りが優勢で、重工や運輸、素材、エネルギー、公益はほぼ全面安となりました。エヌビディア(NVDA)は+0.8%と小幅続伸しましたが、他の半導体は大きく下落しました。 メ

          昨日のNY株式市場概況(2024年5月29日)

          昨日のNY株式市場概況(2024年5月28日)

          S&P500:5,306.04(+0.02%) ダウ30:38,852.86(▲0.55%) Nasdaq:17,019.88(+0.59%) ミネアポリス連銀カシュカリ総裁の「利下げにはインフレ抑制が確認できるデータがあと数か月分必要」「インフレ率が低下しなければ再利上げの可能性もある」との発言を受け、利下げ期待が後退しました。10年国債利回りが上昇したことも重荷となり、売りが優勢となりました。 強弱まちまちで、金融や重工、ヘルスケアが下落した一方で、半導体やエネルギー

          昨日のNY株式市場概況(2024年5月28日)

          <今週の主要統計・イベント(5/27~5/31)>

          先週の最大の注目イベントだったエヌビディアの2024年2~4月期の決算発表は、またもや売上高、利益ともに予想を上回りました。 ただ、5月のPMI(購買担当者景気指数)が製造業、非製造業ともに予想を上回り、インフレ圧力の根強さを再確認する格好となり、株価を押し下げる結果となりました。 今週は、週明け27日が「Memorial Day」で休日ですが、週の前半はFRB高官のスピーチ、週後半には、月末ということもあり重要指標の発表を控えています。 FRB高官の発言は、先週発表され

          <今週の主要統計・イベント(5/27~5/31)>

          <今週の主要・注目企業決算(5/27~5/31)>

          先週のエヌビディア(NVDA)決算は、売上高、利益ともに予想を上回る結果となり、株価はまたもや大幅な上昇を演じました。 今週も有力企業の2~4月期決算発表が控えています。とくに29日のセールスフォース(CRM)、30日のコストコ・ホールセール(COST)は注目です。 🅱️は取引開始前の発表、🅰️は取引終了後の発表です。 28日(火):🅰️ボックス(BOX) 29日(水):🅱️ディックス・スポーティング・グッズ(DKS)、チューイー(CHWY)、アドバンス・オート・パー

          <今週の主要・注目企業決算(5/27~5/31)>

          昨日のNY株式市場概況(2024年5月24日)

          S&P500:5,304.72(+0.70%) ダウ30:39,069.59(+0.01%) Nasdaq:16,920.80(+1.10%) ミシガン大学の今後1年間の物価上昇見通しが3.3%と予想(3.5%)を下回り、利下げに関する悲観的な見方が多少後退した格好となりました。これを受け、前日全面安だった株価は反発、3連休を控え売買高は普段より少なかったものの、買いが優勢となりました。 好決算を受け前日急騰したエヌビディア(NVDA)は+2.6%と続伸し、他の半導体もク

          昨日のNY株式市場概況(2024年5月24日)

          昨日のNY株式市場概況(2024年5月23日)

          S&P500:5,267.84(▲0.74%) ダウ30:39,065.26(▲1.53%) Nasdaq:16,736.03(▲0.39%) 新規失業保険申請件数が予想を下回ったうえ、5月のPMIが製造業50.9、非製造業54.4と予想(製造業50.0、非製造業51.1)を上回ったことでインフレの根強さが再認識されることとなりました。利下げ後退懸念広がり、10年国債利回りが上昇したことから、全面安の展開となりました。 予想を大きく上回る好決算と株式分割を発表したエヌビデ

          昨日のNY株式市場概況(2024年5月23日)

          エヌビディア決算発表(2024年2~4月期)

          もはや世界中が固唾を飲んで待っていたといっても過言ではないほどの注目イベントとなった5月22日のエヌビディアの決算発表・・・。 今回も予想を上回る好決算が発表されました。 その内容を受けて、アフターの時間外取引ではついに1,000㌦の大台を突破しました。 その影響をさっそく受けたのが、今日23日の日本の株式市場。 日経平均株価は前日比486円12銭高と大幅に上昇しました。これを牽引したのはやはり半導体関連株で、アドバンテスト、東京エレクトロン、レーザーテックの3社で日経平

          有料
          300

          エヌビディア決算発表(2024年2~4月期)

          昨日のNY株式市場概況(2024年5月22日)

          S&P500:5,307.01(▲0.27%) ダウ30:39,671.04(▲0.51%) Nasdaq:16,801.54(▲0.18%) 取引終了後のエヌビディア(NVDA)決算発表を控え、様子見ムードが強く、横ばいで推移していましたたが、FOMC議事録公表を受け、売りが優勢となり下落して終了しました。 FOMC議事録では、足元のインフレ状況に懸念が示され早期利下げに対する不確実性が指摘されたことが示されていたことから、直近で高まっていた利下げへの期待感が後退する格

          昨日のNY株式市場概況(2024年5月22日)

          昨日のNY株式市場概況(2024年5月21日)

          S&P500:5,321.41(+0.25%) ダウ30:39,872.99(+0.17%) Nasdaq:16,832.63(+0.22%) 22日のエヌビディア(NVDA)決算とFOMC議事録の発表控え、市場は終日様子見ムードとなりました。FRBウォラー理事の「利下げ開始にはあと数カ月、良いインフレデータを見る必要がある」との発言で上値が重く、小動きに終始しました。 銀行株が上昇し、消費財や公益も堅調だった一方、輸送は下げ、エネルギーは軟調でした。 EVトラック「S

          昨日のNY株式市場概況(2024年5月21日)

          昨日のNY株式市場概況(2024年5月20日)

          S&P500:5,308.13(+0.09%) ダウ30:39,806.77(▲0.49%) Nasdaq:16,794.88(+0.65%) 22日(水)の決算発表を前に、複数のアナリストが目標株価を引き上げたエヌビディア(NVDA)が+2.5%と上昇しました。これに追随し、アプライド・マテリアルズ(AMAT)+3.7%、マイクロン・テクノロジー(MU)+3.0%など、他の半導体やITも連れ高となりました。一方で、金融や小売、不動産の大半が下落しました。 投資家向け説明

          昨日のNY株式市場概況(2024年5月20日)

          <今週の主要統計・イベント(5/19~5/24)>

          注目されていた消費者物価指数(CPI)は、サプライズなくインフレ再燃への懸念が後退したことから、株価は堅調な推移が続き、ダウ工業株平均株価は4万円台の大台を突破しました。 FRB高官からは、目標のインフレ2%への道筋はまだ長いとのコメントが相次ぎました。それでも、再利上げの可能性が否定されていることもあって、9月FOMCでの利下げ開始、9月と12月の年内2回利下げへの期待が高まっています。 今週もとくに前半は、FRB高官のスピーチが予定されています。発言内容が大きく変わる

          <今週の主要統計・イベント(5/19~5/24)>