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【読書】天才を育てた親はどんな言葉をかけていたのか?#真山 知幸

どうも、斉藤 史朗です!

日経新聞のLINEヤフー社の社内読書会開催の中で、おすすめ本として本書が挙げられていました。

気になったので、早速内容を見てみました。自分の志向では触れてこないような本にあえて触っていく事は大切ですね。


著者の経歴

(まやま・ともゆき)著述家、偉人研究家。1979年、兵庫県生まれ。2002年、同志社大学法学部法律学科卒業。上京後、業界誌出版社の編集長を経て、2020年より独立。偉人や名言の研究を行い、著作50冊以上。残念な偉人伝は計20万部を突破しベストセラーとなった。名古屋外国語大学現代国際学特殊講義、宮崎大学公開講座などでの講師活動も行う。徳川慶喜や渋沢栄一をテーマにした連載で「東洋経済オンラインアワード2021」のニューウェーブ賞を受賞。

あらすじ

「子どもの人間性は親の言葉で決まる」と言っても過言ではありません。
親目線で子供との関わり方を学ぶ事ができます。
エジソン、アインシュタイン、本田宗一郎、ゲーテ、ベンジャミン・フランクリン、黒澤明、森毅、渋沢栄一、ユング、チャーチル、ダーウィン……
歴史に名を刻んだ彼らは、子どもの頃、必ずしも育てやすい子ではありませんでした。

むしろ「問題児」とされていた人も多くいます。そんな彼らの親は子どもにどんな言葉をかけ、どんな接し方をしていたのか。

それらの関わり方を知る事で、育児のヒントになるでしょう。

発明王のエジソンと母親のナンシー


母親のナンシーはエジソンがお決まりの「なぜ」を口にすると「じゃあ調べてみようか」と、二人で図鑑を眺めながら教育していったという。

学校で上手く馴染む事ができず、小学校をやめて母親と一緒に好奇心で学びたいことを一緒に調べたり学習したりしていたそう。

自分の立場に置き換えて、保育園活動を全てストップさせ、1日中見るのは仕事との兼ね合いや、正直体力的にも精神的にも難しいですが。

空いている時間はなるべく動画を見させるのではなく、本を読んだり、一緒に遊んだり、公園に行ったりなど意識はしています。

際限はないし、どこまで子供に向き合えば良いのだろうかと思う日もありますが、子供が自発的に興味を持った事にすぐに反応して、一緒に取り組める事はこれからもやってあげたいと感じました。

子供を観察してあげる

毎日子供と過ごしているとふとした変化に気づきづらくなってしまう。

年齢を重ねる中で、外の世界との関わりが増え、何か辛い事があったときに、親に弱音は吐きづらい。という事はあります。

表情が暗かったり、友達の話をする機会が減っていたり、笑顔が減っていたり、イライラしがちだったり、服が汚れていたりなど。

子供同士だって人間関係で悩むし、加減が分からないし、経験が少ないですから、立ち直り方で困ることもある。

そういう時に、観察して気づいて声かけてあげる。

アガサクリスティの自信のなさ

アガサクリスティの"小説家になってみたい、小説をかいてみたい"という思い。 それを現実的な側面から否定してしまう姉。

”まだやってみた事がないなら、やってみたら”、と声かけてあげて原稿に使用するノートまで用意してあげる母親。

やったことがないんだから、誰でも自信はないし、失敗したらどうしようと不安になるのは、みんな同じ!

失敗しても、挑戦する姿勢を応援してあげる、結果がでなくても、やったことがないことにチャレンジした事が楽しかったと感じる、そういう意欲を醸成させていくのが大切かもしれません。

根拠なく信じるという親の姿勢

アガサクリスティと両親の会話から感じる、
”子供は経験がないんだから、自信があることはない”

だからまずは信じるまかせてみる、場所や道を用意してあげるが、指示はせず、見守ってあげる。

その経験の中で強みや弱みが見えてきて、自分で自走したり、成功体験の中で、根拠のない自信を作ることができてくる。

自己肯定感が低い人は大抵、能力が高くても、両親に「できるはずがないよね」と、ぼやかれて育っているケースがある。

両親が大きな失敗や挫折もなく、子育てをしていると、求めるハードルも高く、できない人材への共感ができないことがある。

結果、チャレンジをしない子供になってしまうし、うまくいっても他者との比較をされて、強みを認識しなかったり、伸ばすきっかけを失ってしまう。

という事を感じました。

手塚おさむ氏の進路悩み

手塚治虫は、医師免許を取得し、”漫画家になるのか、医者になるのか”を悩んでいる中で、

「どっちが好きなの?」

と聞いてくるご両親。

一般的に考えれば、医師への道を選ぶ、選ばせるとは思いますが、そうではなく、自分の子供のスキを大切に尊重したご両親。

恐らく、手塚おさむ氏も、進路に悩んでいたのだから、周囲からの見え方や、医師の素晴らしさなどあらゆることを知っている上での判断ですから、
そんな悩みを抱えている子供への声掛けとして参考になります。

自分がその親の立場だったら、”どっちが好きなのか”聞いてあげたいですし、決断出来なさそうな時は、両方やってみたら?と声を掛けてあげたいです。

今の時代、仕事は一つに絞る必要はないし、部署や役職を超えて、横断してあらゆる仕事をしている方もいる。

会社員勤務ではなく、フリーランスや起業する方も増え、ビジネスのみならず、インフルエンサーやyoutuberという肩書を持っている人もいる。

昔から注目しているNPO法人の二枚目の名刺のコンセプトもまさにそうではないでしょうか。

現実を考えた時に、好きだけで生活出来るとも限らないけど、どっちかを選ぶというより熱量は落ちるが、両方やっていこうよ!という風潮は現在増えているのかなと。

有名人では、大谷選手は二刀流として活躍している。

その前では、きっと大谷選手と同様のスキルを持っている人はいた訳で、両方をやる、兼任するという発想が当時にはなかっただけである。

勿論、大きな成果を出す上では、何かを犠牲にして1本に集中する必要あるかもしれないが、それを決めるのは本人だし、本人も何を成し遂げるというより、どうありたいのか、何に取り組みたい、触れたいのか?を優先するなら中途半端でも、両方選択すればよい。
やっていく中で気持ちが変わり、選択を変えていくのも歓迎かなと思います。

また、幼少期に野球とサッカーをやらせておいて、中学になったら一本に絞る必要もないでしょう。

スポーツも勉強も恋愛も趣味も全部やれる環境は現代にはあるし、そういう風にして活躍する若手のアスリートや有名人が増えている事を実感します。

自分自身は固定概念があり、1つに集中するタイプもしくは、両立できない不器用でしたが、今は、

①仕事
②note投稿
③子育て

の3本柱で活動しており、成果としては中途半端かもしれませんが、この3本柱での在り方が非常に楽しいです。

 努力の量は変わっていませんが、色々と経験するのが自分には合っていると理解しています。

一個に絞ろうとするタイプではなく、、無理をして突き進めていたのかもしれません。

物事は決める決断も大切ですが、全てに終わりがあり、辞め方・去り際も大切ですので、チャレンジして上手くいけばよいですが、上手く行かずやめ時を探して、子供のサポートしてあげるのもよいと感じます。

そして、何かを辞めないとなかなか、次にはどうしても進みづらいですから、決断サポートと辞める時のサポートをセットにしてあげるとよいなあと感じています。

以上になります。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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