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繋いだ手

2024/4/28


何の目的も無く来てしまったバトゥミ。
ジョージア第2の人口(約20万人)をもつ黒海沿岸の都市だ。
トルコにも近く、その事からイスラム文化も混在しているらしい。

トルコ国境まで車で34分


近年、ジョージア有数のリゾート地として急速に発展し、ギャンブルが違法のトルコからわざわざカジノをする為に訪れる観光客も多いという。

そんなわけで、この日は昼と夜2回に分けて同じエリアを散策。








これが街一番の見所
……




黒海
教会


良さ気なリペアショップ
ソール張り替えようかな











うーん、まぁ、なんというか…。
特に面白味は感じない。

聞いていた通り「The 観光地」たる佇まい。
リゾートというわりに黒海も綺麗ではなく、乱立するカジノもそれはそれで文化なのだろうが、趣は無い。
お祭りらしさはあるので、何人かで遊ぶのであれば悪くない街なのだろう。

昼間の霧と湿気、どんよりとした空模様が自分の故郷を思い出させる。



今晩の食事

宿にあったフリーフードの
パスタと生姜
アジちゃんからもらった蛤のお吸い物の素で
和風の味付け

やっぱ出汁文化って良いなぁ


共用キッチンでウクライナ人の男性と出会った。
彼は英語を話せないのだが、私のブレスレットに興味があるみたいなので、翻訳アプリを使ってコミュニケーションを取る。
私も翻訳アプリで返すと、彼は2.5Lのビールを買ってきて

「私は普段ビールを飲まないが、今夜は何も考えたくない。飲んで寝よう」

そのメッセージを私に見せると、おもむろにキッチンの電気を消して私の手を握り、瞑想し始めた。
2人とも片手はビール、片手は繋いだまま…。
他のゲストが驚き、私達に気を遣うが如く足早に去っていく。




いや、えっ?



何この空気…



だ、だ、だ…



大丈夫なのかな…?




ちょっと怖いんですが…




彼のスマホの待ち受け画面は
アニメの女性だったので



大丈夫だよね…?



彼は祖国ウクライナの話になると神妙な顔をしていたので、何か悲しい事情があるのかと思うと手を離すことができなかった。

しかし周りに誤解されるのは構わないが、それにしても正直、少し恥ずかしい…。

堪らず私は頂いたビールを飲み干し
「もう寝ないと…」
と翻訳したウクライナ文字を見せてベッドに潜り込んだ。

彼も私も、まだ数日この宿に滞在予定だ。


2023年3月から世界中を旅して周り、その時の出来事や感じた事を極力リアルタイムで綴っています。 なので今後どうなるかは私にもわかりません。 その様子を楽しんで頂けましたら幸いです。 サポートは旅の活動費にありがたく使用させて頂きます。 もし良ければ、宜しくお願いいたします。