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♡今日のひと言♡夏目漱石



離れればいくら親しくってもそれきりになる代わりに、一緒にいさえすれば、たとえ敵同士でもどうにかこうにかなるものだ。つまりそれが人間なんだろう。

 『道草』(1915)



夏目漱石(1867‐1916~東京・小説家、英文学者)
1900年に英国留学後、教職に就き、「吾輩は猫である」(1905)により作家として出発、続いて「坊っちゃん」「草枕」(1906)などを発表して当時文壇の主流であった自然主義文学と対立し、心理的手法で近代人の孤独やエゴイズムを追求した。「虞美人草」(1907)「三四郎」(1908)「それから」(1909)「門」(1910)「彼岸過迄」(1912)「行人」(1912)「こゝろ」(1914)「道草」(1915)「明暗」(1915)など。



2024.5.19
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