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僕がたまに韓国に行く理由は「街に埋没できるから」

男が行く韓国の旅 その3

人それぞれの遊びに行く理由

韓国に何故行くのかは人によって目的もいろいろ。コスメから入った人もいるでしょうし、アイドルから入った人もいるでしょう。ドラマで文化に興味を持ったり、食から入る人もいます。
僕が韓国に行く理由は「都市に埋没しに行くこと」が理由です。数万(だいぶ上がりましたが)で行ける外国、他にはそうないです。まあ、あるといえばあるか。台湾・香港・マカオ・中国・サイパン・グアムもありますが…それでも僕にとってソウルは、東京でパチンコ屋やサウナに入って誰も知らないおっさんだらけのなかでぼーっとするのと同じことなんです。読めない文字と言葉の空間の中に埋没してはニヤリとする。それが僕の目的です。日本人のあまり行かない所ばかり行ってます。

こないだアナザースカイ見てたら坂上忍も韓国には来ていて、韓国では昼間っから酒飲みながら食&鉄火場好きなのでギャンブル(カジノ)でしたが、まあ似たようなもんですね。もしちょっと違いがあるとしたら、こっちはやや文化寄りなところに行くとこかな。
そうでなくとも、たとえば今韓国に旅している20代から50代くらいの女性は、面白い遊び場を見つけた、くらいの意識の人も多いのではないでしょうか。そうなんです、日本にいるとわからない遊び場なんですよね。そして夫の知らない遊び場w。(※今は10代~20代の独身の方が多いと思いますが)。

高層アパートが多いものの、都市の美しさはホントにスゴイ

ソウルは都市設計がすごくしっかりとしていて、風水が考慮されていたとも聞きますが、こんな北からも近くて安全かどうかもわからないような都市に、人口の半分近くが集まっているのは当然異常といえば異常なんですが、住みやすい近代都市が形成されているのは確かなのです。

「カンナム(江南)の寺院と高層ビル」撮影:フリー画像・イラスト素材 fotoma

街の真ん中に大きな河がはしる。そして、それ沿いのバイパスが走る。街の中に山がある。ランドマークの他、住宅、道路など上手く機能している。そして南大門と東大門。学生の街、ホンデやテハンノ。

そして、サムスンばかりが目立つように見えるが、実際は非財閥系の小企業や個人店が支えている街

場末の飲み屋や、街の公園などおっさんの居場所がある。そして、おばちゃんはものすごく仕事をしている。個人営業が多い韓国、ほとんどの個人店や露店はおばちゃんが支えているといっても過言ではないでしょう。
よく底知れないパワーがある等と表現されますが、それよりは粗雑な感じで、でもわりといい人はよくしてくれる、そんな街なので、リピートしてしまうんですよね。
まあ人それぞれですから、ぶつかられて何も言われなかったり、トラブルがあったり、食品衛生に若干の問題が出たのを把握したり、ぼったくられたりする人も居ないわけではない。キライな人はそれはそれでいいと思います。僕は、いろんな事情がわかってくると、好きになりました。わりと文化やアートにも寛容なところ、クリエイターが多いところも好きなところです。
本日は激安もなにも関係ないコラムでしたが、僕があえて韓国推ししてる理由はなんとなく理解してもらえるでしょうか。他国とよくもわるくも全然違うところは食文化に特に出ていると思いますが、気が向いたらとても安いので(※注:2013年記事初出時は安かったです。今は円高なので安くなくなりましたが…)視察のつもりで行ってみてください。いま日本ではなかなか食べられない、食べ物もいっぱいあります。生食は避けたほうが無難ですが、市場近くに行けば、鮮度の良いものもありますよ。

初出:「韓国旅行ポータルgimix」(現「激安・格安 韓国旅行」2013年12月13日記事)を一部修正し再掲
写真:「清渓川」写真:sakananonarukiさん/写真AC


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