①意識を内側に入れた時

意識はいつも外を向いていた。

人を気にしてた。
人にどう思われるか?が重要だった。


私は当時、既婚者だったけれど、
他に好きな人がいた。
好きな人を諦めて忘れようと思った。

けど、、あまりにも強烈に惹かれてたから、
〝諦めるのを〟諦めた。

執着は良くないと言うけど、
自分が思うまま、
気の済むまで執着する事にした。
というか、そうするしかなかったんだ。

強烈に惹かれる〝何か〟にお手上げだった。




とは言っても、
旦那と離婚に進む訳ではなかった。
はなから考えていない。


無理でしょ。世間的に。
私の印象が悪くなってしまう。
私は、自分の人生に汚点をつけるつもりはない。

そもそも、旦那も、好きな人も、
みんな同じコミュニティの人。
コミュニティの人達に知られたら…??




旦那への気持ちは正直言うと、
結婚する前から冷めてた。

結婚自体に興味もなかったし、
というか、
結婚なんてした事がないから
どんな物なのかも分かってなかったし。

というのは、
今となっては言い訳のようになってしまうけれど…


旦那を裏切る行為になってしまって
周りに迷惑をかけたり、
心配かけてしまったのは、


私がまだ、
本当の自分の人生を生きる選択をしていなかったからだ。



「ん〜結婚する為の条件をあげるとするなら〜、
私より常識があって〜、
養う力があって〜、

それから…、
私にネガティブな気を向けてこない人かな〜

恋愛なんてどうせいつか冷めるし〜、
この世に愛なんてないし〜」

そうやって並べた理由は、
〝好きでない人〟と結婚する自分を
正当化するため。

経験したから言えるけど、
〝好きでない人と結婚しない〟にこしたことはない。と、思う。あくまで私はだけど。
あとあとこんな後悔する事になるとは…




そんなこんなしてるうちに、
好きな人に距離を置かれてしまった。


そりゃそうだ。
実りのない恋をしたって、つらいだけ。

この頃、私は病気で仕事も辞めていた。


この話を出来る数少ない友達に頼ったり、
相談したくても、
タイミングが悪かったりして話す事も出来ず、
八方塞がりの状況になった。



自分と向き合うしかなかった。

というか、
その為の状況だったんだろう…



抜け殻みたいにぼーっと、
日向で洗濯物を畳んでた。


ゆっくりした時間で、
ただ私だけがそこにいて、
なんとなく、
ずっと感じてた事に意識を向けてみる事にした。
(今振り返るとここが1番のターニングポイントだ。)




それが私にとって、
初めて自分に意識を入れた時(内観)になった。
(もしかしたら、子供の時は出来ていたのかもしれないけれどね。)




さて、ずっとあった感覚に意識を向けた。

ずっとそこにあったけど、
意識が外側に振り回されていて
無視をする形になっていたもの。
ずっとそこにあった感覚。



それは、

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