いよいよ、ラインスタンプ副業の終焉か?!
最近スタンプの売上が芳しくない。いよいよ、ラインスタンプ副業の終焉か?!いつものように2023年10月末までの売上状況の報告から、今後のクリエイターズスタンプについて考察してみました。
2023年10月までの推移
いつものグラフを貼ります。
右が過去、左が現在です(普通と逆の向きです)。
先月まで下がる一方でしたが、まだ下げ止まらず。特にラインスタンププレミアムの低下傾向が激しいです。いったい、底はどこにあるのか?!
2023年10月の単月の状況
10月単月で見ると、以下の数字でした。
売上総数:2,887個
売上金額(単品):273,300円
分配金総額:120,627円(内、プレミアム分:23,157円)
先月比で微減。これを「底をうった」とみるのか、「まだまだ下げる」とみるのかは難しいです。これくらいの数字で落ち着いてくれると、税引き後、年間100万円程度の副業収益が期待できるのでありがたいです。
最近の傾向
直近の11月(当月)の状況を見ても危うい傾向が続いています。ラインさんのサイトから、日々の分配金の状況を貼り付けました。
基本的に、毎週のように新作を出し続けています。今までは、新作を出して、「新作が出たよ」の通知が行われると、その日に大きく売り上げが伸びていました。
直近では、11月21日に「urajoの新作が出たよ」の通知がでて、大きく売り上げが伸び、5,742円となりました。ただ、この5,742円という金額、当月でみると相対的に大きいのですが、これまでの「urajoの新作が出たよ」の効果に比べると小さくなってきているのです。
さらに、5,742円の中身を見てみました。
ラインさんのサイトのUIの仕様のため、全部を表示することはできませんでした。傾向としてご覧ください。
この日の「urajoの新作がでたよ」の通知の対象になったスタンプは、「黒猫★吹き出し 冬がはじまるよ」です。その金額、1,854円です。つまり、新作が出たよの通知によって、売上が5,742円に伸びたわけですが、そのうち1,854円しか寄与していないということです。逆の見方をすると、「urajoの新作が出たよ」で通知されたスタンプ以外のスタンプも売り上げが伸びている、ということなのです。
この傾向は、他の日においても見られました。11月7日に「新作が出たよ」の通知がありました。この日の通知は「パンダ★秋冬 冬がはじまるよ」だったのですが、その日の金額5,415円に対して、パンダスタンプの寄与は、1,658円でした。
11月14日は、なぜか「新作が出たよ」の通知を観測できず、代わりに11月17日の金曜日に「新作が出たよ」が届いていました。なんでだろう?
いつ「新作が出たよ」がでるのかは、若干の謎が残されています。でも、なんとなくの感触でしかないのですが、「火曜日」の「新作が出たよ」通知が一番効果が大きいように思われます。LINEさん、ぜひ火曜日に通知してください。笑
新しいスタンプだけが売れるわけではない
最近の傾向を見ると、必ずしも「新作が出たよ」で通知されるような新しいスタンプばかりが売れるわけでもない、ということがわかりました。
そこで、過去のスタンプにさかのぼって、各スタンプがどれくらい売れ続けているのかをカウントしてみました。
上のグラフの横軸がSticker IDで、左が古い(小さい番号)スタンプです。縦軸がLINEさんから届く売り上げレポートに売上の記載があった月の数となります。※salesをカウントしていますので、ラインスタンププレミアムは含まれていません。純粋に「買い切り型」で売り上げのあった月の数となります。
本来は、販売開始年月を起点にカウントすればよいのですが、面倒なのでSticker IDを使いました。基本的に古いスタンプの方が若番ですので、それを時間軸にしても差し障りはないでしょう。
ところで、Sticker IDの一番古いもの(小さいもの)は、171593でした。urajo作品の最新のIDは33875536なので、単純計算するとスタンプの数が200倍以上に増えたってことです。
これを見てわかる通り、かなり古いスタンプも継続的に売上がでています。もっとも回数の多かったスタンプは「黒猫のスタンプの第2弾」で、105か月のカウントがありました。継続性は見ていませんが、105か月=8.75年間、売れているということになります。
では、売上総額は?
毎月のように売り上げが立つということは、ラインスタンプの種類ごとの総額もそれなりの金額になっているのでは?調べてみました。
先ほどのグラフと同じように横軸は、Sticker IDです。上下で見比べると対応関係がわかります。
残念ながら、毎月のように売り上げていても、総額は大きくない、ということです。先ほどの黒猫のスタンプは、105か月売り上げがあったわけですが、これまでの総額は1万円にも満たないものでした。
では、総額のピークは?というと、約1年前くらいに作成したスタンプでした。最初に示した「2023年10月までの推移」のグラフと同じような傾向が出ています。
この結果に関しては、いろいろな考察ができるのですが、ひとつは作り手のスキルが上がったことかもしれません。そして、毎週のように継続的に新作リリースを続けていること、基本的に40個のスタンプセットであることなども要因かもしれません。
何度も同じことを書いていますが、
・継続してリリースしつづける
↓
・描き続けるから絵もうまくなる
↓
・「新作が出たよ」で目につきやすくなる
↓
・さらに売れやすくなる
の好循環を狙うのが王道かと思います。
少数しか売れないスタンプの総売り上げに占める割合
仮に月に一つしか売れないスタンプでも、スタンプの種類の総数が100あれば、100個売れたのと同じ効果があります。urajoの総スタンプ種類数は270を超えていますので、仮に各スタンプが1つずつしか売れなくても、270個以上の売り上げが立つ、ということです。
2023年の10月の1か月に限って、スタンプ種類ごとの売上個数と、合計金額の関係を調査してみました。
ちょっとわかりにくいグラフですが、横軸が、スタンプの種類ごとの売上個数です。そして、縦軸は、売れた個数別に売上総額を合算したものです。
例えば、スタンプA=1個(31円)、スタンプB=1個(31円)の場合は、横軸が「1個」の棒グラフに62円(31円+31円)が計上されているという見方になります。
これを見ると、たとえ滅多に売れないスタンプであっても、スタンプのリリース数(種類数)が多ければ、その総額はそれなりの金額(数千円)になるということです。
もっとも、1種類で200個以上を売り上げるようなスタンプの収入には全く及びませんが、そのようなスタンプもずっと売れ続けるわけではありません。
安定的な売り上げを確保していくには、一定数以上のラインスタンプの数(種類)が必要、作り続けることが大事ということではないでしょうか。
出だしで「ラインスタンプ副業の終焉か?!」などと書いてしまいましたが、まだまだ大丈夫そうです。大きく伸びないまでも、大きく下げないように作り続けていきましょう!
年末年始は忙しい
さて、話題変更。
年末年始のクリエイターは大忙しです。
一つ目の理由は、
「あけおめスタンプ特集」がやってくるからです。戦いは、もう始まってます。もう第2弾の締切間近。残された期間は、あと1か月です。
「あけおめスタンプ特集」に関しては、以下の記事でも書いていますが、非常に魅力的な特集です。おそらく1年間で最も売れる期間だと思います。初めてラインスタンプ販売に参画しようとしている方、いまがチャンスですよ!
urajoは、最近の売上減少をここで取り戻すべく、毎週の新作リリースと並行して、「あけおめスタンプ特集」用のスタンプを準備しています。最低でも4つ、出来たら10個くらい出したい!!できるかな~笑
もう一つの理由は、
確定申告の準備が始まるからです。確定申告は年明けの2月中旬から3月中旬ですが、いろいろ準備するものがあります。勉強することもたくさんあります。
urajoは今年から個人事業主の登録を済ませており、初めての「青色申告」にチャレンジします!
そんなこんなでとっても忙しい年末年始となりそうです。
おわりに
最近のラインスタンプの売上状況からいろいろ考察してみました。新しい発見には至らず、これまでも書いていることの繰り返しになりましたが、最後は地道な活動が重要ということでしょうか。
urajoのクリエイター活動を気に入っていただければサポートいただけると嬉しいです。スタンプを購入いただけると、とっても嬉しいです。