美味しい 2024.5.17

皆さんにとって、舌の上で美しさを感じる食べ物はありますか?
私はあります。大好きなうどん屋さんのかけうどんと、台湾で食べた小籠包です。
口に入れて、味わって、飲み込んで喉を通るときまでずっと美しい。今の何!?と思っているうちに食べ終わります。「おいしい」はひらがなで書くのが好きですが、このふたつだけは「美味しい」のほうがしっくりきます。

大好きなうどん屋さんに行くと、いつも冷たいかけうどんを頼みます。つやつやとしてコシのある麺。見た目も味もクリアに透きとおるつゆ。目の前に運ばれてきたときから飲み干すまで、何もかもが美しいです。
冷たいうどんがおいしい季節になってきましたね。

5年前、これでもかというほど小籠包を食べる!と意気込んで行った台湾。
本場の小籠包は、皮がとっても薄くて驚きました。つるんとして、薄いのにハリがありました。日本では食べたことがないようなものでした。
ちなみに、肉まんのような、厚くてふかふかした生地の小籠包もおいしかったです。

うどんと小籠包は、つるんとした小麦の生地、綺麗なスープ、という点が共通しています。私の舌はそういうものに美しさを感じるのでしょうか。
まだ見ぬ美しい食べ物もきっとあるはず。出会いたいです。

ところで…、小籠包は生地の中にスープがあって、うどんは生地の外にスープがありますね。最近でいちばん良い気づきです。


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