ウイグル綿と拉致問題について、パレモ・ホールディングス株主総会


質問:質問の前に今多くの会社で株主総会の様子をインターネットのストリーミング放送で配信しております。当社ECに注力する、人材確保の観点、新NISAということで学生でも株を買っていることがあります。今回無配当というバットニュースほどIRの公開の観点からも株主総会のストリーミング放送をやられたほうがいいと思います。私も東京から来ましたので、リモートでも見れるということも重要ですので。
質問なのですけど、サステナビリティーの人権に関わること、それが広報につながってくると思うのですけど、当社の扱っているアパレル関係の商品について、ウイグルの強制労働を伴うような商品は使われていないのか?使われていないということであればトレサビリティーが取れているのか?トレサビリティーが取れているのであればサステナビリティーの取り組みに書かれたほうがいいのでは無いか?取れていないのであれば取る努力は必要だと思いますし、まだ使っているというのであれば今後使わないほうが望ましいのでは無いか?ユニクロさんなんかは不買運動が起きているという話もありますので。
もう一つ人権ということになってくると思うのですが、拉致問題の全国集会がありまして、UAゼンセンで拉致問題の署名活動をやられたという取り組みがあった。当社も社会的人権の取り組みということで拉致問題の啓発活動をされたらどうか?例えば政府の啓発活動のポスターを青い商品の展示に合わせてポスターを貼るとか。従業員がUAゼンセンになると思うのですけど、そういった方々が詳しいと思いますので、あるいは環境について、市民行政と連携してとありますので、人権問題拉致問題も市民、行政、あるいは組合の方と連携して啓発活動をやられたら。特定層の人達がポスター貼っただけで拡散してくれる。お金のかからない広報の効果も期待できるので、取り組まれたらよろしいのではないか?ということで質問させていただきました。
司会:株主総会の配信について、貴重なご意見として承ります。
ウイグル地区の綿の問題について、人権の問題についてサプライチェーンの人権問題について重要視しております。サプライヤー管理のための視察をしております。新規取引先については信用調査を行い、取引後も定期的に調査しております。一部のブランドで新疆綿の取り扱いを辞めると発表しているところもありますし、我々は直接生産していませんが、人権問題に関わる物は取り扱わないよう指導しています。
拉致問題について、非常に大きな、全世界で問題になっていることだと思います。当社の労働組合のUAゼンセンが署名活動が行われているということで、世界的な問題として我々のビジネスとして今後影響を及ぼすとしてその部分もございますので、問題視して適切な判断をしていきたいと思います。先ほどおっしゃられた提言を含めまして、貴重なご意見として今後検討していきたいと思いますのでよろしくお願いします。
<備考>
ホールを借りての総会。参加人数は数十名。質問者は私だけです。
アパレル及び雑貨を扱っており、289店舗構えている名古屋に本社を構える会社。
ウイグル綿の問題についてはやや曖昧な回答ではあったが、釘を刺す効果はあったと思います。
拉致問題については、自分たちの労組であるUAゼンセンがその啓蒙活動に参加しているということが効いたのか、かなり前向きな回答が得られたと思います。お金のかからない広告効果というのも刺さったかも知れません。これからもUAゼンセン関連企業に対して集中的に拉致問題の啓発活動推進について提案していこうと思います。

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