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UPSIDERが新プロダクト・新機能を生み出し続けられる仕掛け #UPSIDER春のTech祭り

株式会社UPSIDER(以下、UPSIDER) VPoPの森(@diceK66)です。

UPSIDER春のTech祭り、多くの皆さんにお読みいただき、そして多くの反響を頂いております。
こちらの記事はこのままでも問題なくお読みいただけますが、最初の私の記事を読んでいただけると一層お楽しみいただけると思います。もしもお時間がありましたら、ぜひこちらの記事もご一読ください。

連続して新しいプロダクトや新機能をリリースし続けるUPSIDER。
実はユーザーに提供するための外から見える機能だけでなく、社内でサービスやプロダクトを管理、運用していくための開発も、超高速で改善が進んでいます。
今回の記事では、それがなぜ実現可能となっているのか、VPoPという立場から解説してみようと思っています。


課題解決できるソリューションスペースが広く、多くのプロダクトを出し続けられる土壌がある

我々は合計導入企業数35,000社に対して、累計決済額が2,500億円を超える法人カード(前払い式・後払い式)をはじめとする金融サービスを提供しており(*2023年12月時点)、法人間決済サービスを提供している会社であることは間違いありません。

ただ、法人で決済を行うには、管理と統制が必ずセットになります。何かを購入するために、支払いの稟議を決裁して貰う必要がありますし、何かを買った後には適切に経理処理がされなければなりません。
例えば、サブスクリプション型の契約をした場合には、その契約が適切に更新されているか否かを管理しなければならないように、契約の管理も発生します。半年や年度等の大きなタイミングでは、税務申告や決算処理にも関連するのが決済です。

当然ユーザーからは、決済機能だけではなく、それに付随する上記のような業務に関連するリクエストも多くいただきます。

そして、それにプロダクトが応えるということは、よりユーザーがUPSIDERの決済機能を使いたくなるという動機づけとなるため、我々もプロダクト投資をする価値があり、その投資はユーザーに利便性、効率性、体験の良さという形で還元することができます。

また、ユーザーに安心して決済していただくと言う意味では、不正利用を防ぐための開発も必要となります。UPSIDERでは、ただ不正を防ぐだけではなく、「決済体験を損ねずに不正を防ぐ」ということを重視しており、不正が少なく安心して決済できるけど、本当に使いやすいね!と言われるような決済サービスであることを心がけています。

このあたりについては、第2回で詳しくお話しておりますので、ご興味を持っていただけたら、ぜひご一読ください。

このようにUPSIDERでは、プロダクトで価値提供できるソリューションスペースがとても広いです。
そして、プロダクトに求められるリクエストも多様で広いです。

恵まれた領域でプロダクト開発をしているため、多くの新プロダクト、新機能を出し続けられる土壌があると言えます。

市場からの些細なFBも見逃さず、超高速でロードマップに反映し、高機動に開発してリリースできる

UPSIDERのビジネスチームは、顧客規模のセグメントごとに分かれて組成されています。Enterpriseチーム、Startupチーム、SMBチーム、のようなイメージです。
ユーザーからのFB(フィードバック)はこれらのチームを介して、毎日たくさん寄せられます。また、マーケティングチームはメディア記事やSNSで寄せられたUPSIDERへのコメントも見逃さずに収集し続けてくれています。

これらのプロダクトへのFB、市場の状況、顧客セグメントの特性、競合他社の状況などを総合的に勘案し、毎週開発ロードマップを最適化し、各担当の開発チームがリリースまで持っていきます。

例えば、先日リリースしたSAML認証機能は、Xでも多くの反響をいただきましたが、Xで上げられたユーザーのポストのうち、すぐにでも解消すべき課題は、その週のうちにロードマップを調整し、改善版のリリースを完了しています。

たしかに、毎週のように優先度が変わるのは、安定した開発がしにくいという意見もあると思います。
ただ、プロダクト開発は事業成長のため、そしてユーザーへの価値提供のために行うもので、市場の状況が柔軟であるならば、プロダクト開発チームもそれに対応できるように機動性高く動ける状態を維持する必要がありますし、そのような状況でも開発メンバーが安心して働ける状況を作るのが、VPoPとしての私の責務の一端であると認識しています。

UPSIDERの開発チームがなぜそのように機動性高く開発できるかについては、技術面の恩恵も多分にあり、そこについてはVPoEのYusuke Izumiがまとめていますので、ぜひこちらもご一読いただきたいです。

プロダクト組織全体が採用に強くコミットしている

開発の生産性は、プロダクト組織の人員数と強く相関します。なので、UPSIDERのプロダクト組織はいつでも採用に全力です。そしてそのマインドは、採用チームやマネジメントメンバーだけが持っているのではなく、プロダクト組織全体が採用に強くコミットする文化をうまく醸成できています。
でないと、こんな10週以上連続で #UPSIDER春のTech祭り なんていう企画を実行できないですよね笑

リファレンス採用も社内では積極的に行われており、各開発チームのリーダークラスは面談・面接・情報発信にとてもポジティブに協力してくれる、本当にありがたいチームです!

おかげさまでプロダクト組織のメンバーも順調に増え、先日行われたUPsというUPSIDERのユーザーによるコミュニティイベントでは、「UPSIDER最近どんどん新しい機能出るようになったね!」というありがたい言葉をいただくこともできました😭

BPOを介したクイックなニーズ検証ー新規プロダクトを検討しやすい仕組み

UPSIDERが機能改善だけでなく、新しいプロダクトや大掛かりな新機能も連続で生み出せるのには、明確な理由があります。

第一回でもお話しましたが、ユーザーからのリクエストは、単なる機能の改善や追加ではなく、既存の業務を丸ごとなくしてほしい、システムの範囲を超えてもっと効率化してほしいというリクエストがかなり多くなってきている実感があります。

普通のプロダクト企業であれば、このようなリクエストに対応するためには、大掛かりな開発プロジェクトを立ち上げて、工数をかけて機能をリリースし、リリースしたら期待ほどの効果が出ず・・・ということがどうしても起きがちですし、私にも多くの失敗経験があります。

UPSIDERでは、BPO的なサービスを提供する組織も私が管掌しており、ニーズはたくさんありそうだけど、プロダクトで全部解決しようとするとちょっと先が長いな、というソリューションを、「じゃあ1回、人でやってみるか!」と私がクイックに意思決定できる仕組みがあります。

そこで得られた知見をベースに本格的に開発をスタートしたり、やってみたけどそこまで一般的なニーズではないからプロダクト化まではしないでおこうと決めて開発リソースをより重要な開発に充てたりなど、プロダクトを開発せずにプロダクトを検証できる素晴らしい機能がUPSIDERにはあります。

例えば、最近Xでも多く好評価を頂いている、証憑自動紐付け機能もそのようにして生まれた機能のひとつです。

以前から、領収書を提出してクレジットカードの決済明細と手軽に、簡単に紐づけたいというニーズは根強くありましたが、これをまず人手でやってみて、実際にユーザーがチャットでどのように依頼してくるのか、どのようなリアクションや、タスクの成果を期待しているのかなどの知見を得た後、OCRやLLM等の技術を使って、少しずつ人手を減らし、最終的に完全自動化したというのがこの機能です。

そこにどんなチャレンジと社会的価値があるか

UPSIDERが取り組んでいるプロダクト開発は、100%社会貢献に直結します。
レガシーな金融基盤が原因となって発生している社会課題を解決する。AIとの協働によってユーザー企業がより効率よく、便利に、体験よく働ける社会を実現する。金融を軸として社会貢献スペースはまだまだたくさん残っていて、その残っている分だけUPSIDERはプロダクトを創り、磨き込んでいかなければなりません。

本当に大げさでなく、私達のチャレンジがよりよい社会の実現に直結しているんだと、胸を張って言えるプロダクトを開発しているのがUPSIERのプロダクト開発チームです。

一緒にチャレンジする仲間を大募集しています!

我々のこのチャレンジを成功させるために、同じ想いを持ってくださる方に、ぜひ新しいUPSIDERの仲間になってほしいです!
もしもこの記事に少しでも興味を持っていただけたなら、カジュアルにお話するチャンスを私たちに下さい🙏 カジュアル面談をご希望の方はこちらから、森もしくはUPSIDER メンバーがお話しさせていただきます!

次回予告

次回はこれまでに公開した #UPSIDER春のTech祭り 5つの記事をまとめます。“テックカンパニー UPSIDER”の挑戦と面白さを、各プロダクト開発の実例や組織・システムアーキテクチャーの考え方とともにお話ししてきました。もう一度全体を振り返りたい方はもちろん、まだ全部見てなかったよ!という方にもぜひ改めてご覧いただきたい内容です🙋‍♀️

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