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「UPSIDERを世界に誇れる強い組織へ」元Google・営業スペシャリストが未経験のHRに挑戦する理由



UPSIDER への想い


HR未経験な私の可能性を信じ、「挑戦者」として迎え入れてくれたUPSIDER。視座の高いミッションと強いカルチャーに心から共鳴し、決断に迷いはありませんでした。
カルチャー作りに情熱を注いできた私だからこそできることが、きっとあるはず。世界に誇れる組織を目指し、最高の仲間たちと終わりのない旅を始めます。

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UPSIDERで働く人を紹介する『Who we are』シリーズ。

今回語ってくれたのは、2023年6月に入社したKaho Miyamoto (宮本 佳歩) さん。Googleをはじめ、複数の外資系企業で多彩な営業経験を積んできた彼女が、HRチームの一員として加わりました。

KahoさんがUPSIDERへの入社を決めるまでに、どのような経緯があったのでしょうか。未経験のHRに挑戦する理由や、今後の展望についても伺いました。


UPSIDERでHR PRを担当する宮本 佳歩 (みやもと かほ)さん


外資系企業の営業畑を駆け抜けた9年間


ーご経歴を含め、まずは簡単な自己紹介をお願いします。

はじめまして、HRチームにジョインした宮本(以下、Kaho)です! 主に採用PRや、組織開発・カルチャーづくりを担当しています。

経歴としては、新卒で外資系の国際物流企業へ入社し、カスタマーサービスに約2年従事。その後、外資系の大手セキュリティソフトウェア企業に転職して、エンタープライズ営業や新規事業開発、アライアンスを4年ほど経験しました。
2020年から3年働いたGoogle Cloud Japan 合同会社では、パートナー様のビジネス成長の支援をする傍ら、人事制度を活用してマーケティングのプロジェクト開発や立ち上げにも参画しました。

ーKahoさんにとって、キャリア形成の軸はなにかあったのでしょうか?

「英語を使って働きたい」というのがひとつで、これには自身のルーツが影響しています。生まれは神奈川ですが、2歳のとき両親の駐在でアメリカに引っ越して、小学5年生までの8年間はカリフォルニアで暮らしました。帰国してからも、英語力を生かして海外を舞台に働きたいとはずっと思っていて。


国際協力の仕事を志したのが、大学1年のときです。フィリピンのスタディツアーに参加して、ストリートチルドレンの保護活動の視察や体験をしたとき、「日本で暮らす自分にとっての当たり前は、世界の当たり前じゃないんだ…」と大きなショックを受けました。と同時に、「生まれ持った環境で選択肢が狭まるなんて理不尽だ。私がこの状況を変えていきたい!」と、強い使命感のようなものが芽生えたんです。
ところが就職活動では、第一志望だったJICAに応募するも、あっさりと不採用。そこで「ビジネスの力で国際貢献がしたい」と切り替え、外資系の企業に就職しました。そこから約9年、ご縁のあった企業でビジネスサイドを中心にキャリアを積んできました。


カルチャー作りへの情熱が切り拓いた新たな景色


ーこれまでのキャリアを振り返り、挫折やターニングポイントはありましたか?

20代はもう、挫折の連続でしたね。24歳のときに初めて営業として転職した会社は、ザ・体育会系の男性社会。入社してすぐ最前線に放り込まれ、相当鍛えられました(笑)。当時は年齢も若く、女性で、お酒も飲めない私は、営業として圧倒的マイノリティ。「どうせ結婚や出産で辞めるんでしょ」という風潮もあり、悔しくて悲しくて。
「負けるもんか」と、自分の価値を証明するために、必死に背伸びをしていました。まずは見た目からと、キツめのメイクに髪はポニーテール。パンツスタイルにハイヒール。弱音を吐かない、愚痴は言わない、女を出さない。いま思えば、相当な無理をしていたと思います。でも当時は、そうすることが当たり前と思い込んでいました。

28歳のとき、夫の海外駐在を機に退職し、南米チリへ。1年半後に帰国して出産。根っから仕事好きな私は、社会との断絶に葛藤した時期もありました。2年のキャリアブレイクを経た復帰戦の舞台が、憧れの Google だったのです。

「自分らしくあってはいけない」「人前で弱みを見せちゃいけない」。そんなガチガチの鎧を心に纏ったまま新天地に飛び込んだ私は、才能溢れる優秀な方々を前に、最初の3ヶ月は無力感や劣等感で打ちのめされました。しかし組織全体に浸透する Google カルチャーにふれ、尊敬する仲間たちとの対話を通じて、自分で自分を苦しめていた抑圧から次第に解放されていったんです。

Google は性別や人種、国籍、宗教、障害の有無などひっくるめ、多様なバックボーンを持つ人々で構成されたグローバルカンパニーです。

社員一人ひとりの「自分らしさ」を全面的に肯定し、それぞれの才能や強みを最大限に発揮することで組織は強くなる。そう心から信じ、体現している会社でした。実際に創業から25年ものあいだ、イノベーションを起こし続けてきたのです。

「自分らしく働いていていい」と悟ったとき、固定観念がガラガラと崩れ、それまでの価値観が根底から覆されるほどの衝撃を受けました。

さらに学んだのは、「カルチャーとは、組織の一人ひとりが作るもの」だということ。
上層部の雰囲気がカルチャーを醸成すると思い込んでいた私は、自分を含め、メンバーそれぞれにカルチャー作りへの責任があるのだと気付かされました。
尊敬する仲間たちと切磋琢磨する日々は、常に新しい発見の連続でしたね。自分の殻を破った先に、まったく新しい景色が広がっていました。


ーKahoさんはGoogleカルチャーの発信者としても、様々な活動をされていましたよね。


そうですね。

もともとGoogle Cloud ではパートナー営業として、Google Cloud の販売を通じ、代理店様のビジネス成長を支援してきました。初めて担当を持たせてもらってから3年で、売上は8倍以上に伸び、リードも倍増。絶対に無理だと言われていたパートナーランクの昇格にも貢献することができました。それは私ひとりの頑張りだけでなく、チームの皆やお客様のご支援があったからこそです。

そんな中で、競合ひしめくクラウドプラットフォームにおいて、Google のカルチャーそのものが、パートナー様にとっても会社にとっても大きな武器になるのではないかと思い始めました。
また私自身が Google カルチャーにふれて脱皮できたというのもあり、カルチャー醸成やコミュニティ開発に強い興味を抱くようになりまして。

パートナー営業という本業の傍ら、Google カルチャーについて貪欲に研究し、イノベーティブな職場づくりを支援する活動にパッションを注いできました。

Google には「20%ルール」と呼ばれる人事制度があります。”業務時間の20%を別の好きな仕事に使っていいよ”というもので、私もこの制度を活用して様々な場所であらゆる挑戦をさせてもらいました。

そのひとつが、 Google が始めた「Woman Will プロジェクト」です。ここでは2年ほど、女性のキャリア開発や組織のDE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)を促進するためのトレーニング開発に携わりました。

2022年には、企業の経営層を対象にしたGoogle初の支援プログラム、「10X Innovation Culture Program」の立ち上げに参画。

50 社を超える企業様にプログラムを提供し、サポートさせていただきました。また企業カルチャーとイノベーションについて議論するコミュニティ運営も行い、100名以上の方々と交流の機会を持ちました。

Google に在籍していた最後の半年は、マーケティングチームに加わり、企業ブランティングも経験することに。それまでのキャリアが点と点で繋がる瞬間が何度もあり、アンラーンが組織のイノベーションを加速させるんだと身をもって感じましたね。

Google のカルチャー発信を続けた結果、2023年6月にはコミュニティに関する書籍「成功するコミュニティの作り方 企業の成長・変革のための実践ガイド」(リックテレコム社)の出版にも至りました。3年という短い期間でしたが、Google で過ごした日々がなければ今の私はありません。心から感謝しています。


ミッションを体現する企業風土に惹かれて

ーUPSIDERに入社を決めた理由を教えてください。


実はGoogle 時代に、「おもしろいスタートアップがある」と噂を聞いて、UPSIDERの存在は知っていました。ただ当時は「法人カードの会社」というイメージしかありませんでした。

初めて人事責任者のKoheiさん(冨士本)とカジュアル面談をしたとき、「いずれは世界中の金融に関連する課題を解決し、金融の世界をアップデートしていきたい」という言葉を聞いて、ミッションの視座の高さに圧倒されましたね。

私のキャリアについてお伝えする中で、Koheiさんから「KahoさんはHRに向いていると思うので、ぜひHRにきませんか?」と聞かれたときは、驚きました。HRは全くの未経験で、選択肢にすら入れていなかったので。

でも私の営業経験やカルチャー研究の成果を評価してくださり、「むしろ多様なバックボーンが新たな価値を生んで、組織を強くするんです」と真剣におっしゃってくれて、胸が熱くなりました。思い返せば、組織開発やカルチャー作りは私がパッションを注いできた領域のど真ん中。「HRはまさに私がやりたいことかも!」とハッとしたんです。


入社の決め手のひとつは、人です。スタートアップの代表って、成功体験を積みまくって「ドヤッ」みたいなイメージが勝手にありました(笑)。
でもUPSIDERの代表のToruさん(宮城) やTomoさん(水野)、選考を通じてお話ししたDimeさん(成瀬)やKoheiさんも、皆さんめちゃくちゃ優秀なのにすごく謙虚な方で。「信頼する仲間たちのおかげ」と感謝の言葉を口にされ、それが心からの想いだと伝わってくるんです。真っ直ぐで誠実な人柄に惹かれましたし、新しい時代のリーダーシップを感じました。

もうひとつはカルチャー。UPSIDERは「挑戦者を支える世界的な金融プラットフォームを創る」をミッションに掲げています。事業としてお客様の挑戦を支えるだけでなく、組織としても、私のような挑戦者を受け入れる風土が息づいているんですよね。入社を決めるまでの迷いは全くなかったです。


実際に入社されて、今の心境はいかがでしょうか?

皆さんが温かく迎え入れてくださり嬉しく、また改めて、才能溢れる最高のチームだなと実感する日々です。
とくに驚いたのは、組織全体の「心理的安全性の高さ」ですね。自分らしさが尊重されるオープンな環境で、立場や役職など関係なく、率直な意見を出し合える風通しの良さがあります。

そしてそれは、チームの一人ひとりがより良いカルチャーにしようと意識して行動し、醸成されてきたのだと、オフィスでの会話やSlackでのやり取りを見ていて感じます。



目指すのは、世界に誇れる「強い組織とカルチャー」


ーHRとして、個人として、今後の展望があれば教えてください。


UPSIDERの成長をHRとして全力で支え、お客様の価値を高める組織作りに全力でコミットしていきます。「BE UPSIDER」「WE PEOPLE」という素晴らしいカルチャーを守りつつ、いずれは世界的にも評価される強い組織作りに貢献したい。

個人としては、フィリピンでの原体験に戻るんですが、「だれもが人生の選択肢をもてる世界にしていきたい」という思いは今もずっとあって。

UPSIDERの「世界中の挑戦者を支える」というミッションと、実は重なる部分が多いんです。両方のミッション達成に向けて、情熱を注いでいくつもりです。


ー UPSIDERに興味がある方に、なにかメッセージをお願いします。

入社前の面談で、Koheiさんの「最高に優秀な仲間と働ける環境こそが、UPSIDERのいちばんの福利厚生なんです」という言葉が、深く心に刺さりました。その言葉の意味を肌で感じています。
「優秀な仲間と一緒に世界を変えたい!」と情熱を燃やすメンバーから、私も日々学ばされることばかり。思い切って飛び込んでみて、本当によかった。

全く違う業界や職種でも、高い志がある方にとって、UPSIDERは最高な挑戦の舞台です。もしなにか少しでも感じるものがあれば、いつでもご連絡ください。私たちがお待ちしています!!



UPSIDER, Inc.では一緒に働く仲間を募集しています!



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