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もう推し活なんてしない

※初めにお伝えしておきますが、この記事には誰かの人生の選択を否定する意図は全くありません。そしてそのような権利は、今回に限らず、誰にもないと思っています。

はじめに

Sexy Zoneが3/31に5人のSexy Zoneを大切に宝箱にしまってから、早くも1ヶ月半が経とうとしています。

4/1からも予想外のいろんな発表があり、気持ちは乱高下。正直、ゆっくりと寂しがる暇はありませんでした。あっという間でした。

前を向いていても、笑っていても、どこかで宝箱が開くのを恐れながら、直視しないようにしている自分がいるのは分かっていました。
だけど、そうしないと立ち続けられなかったのです。倒れている暇はなかった。
だからそれはそれで正解だったと思っています。

しかし、来月には新体制でのEPが発売され、ツアーも始まります。
なのでここで一度、立ち止まって振り返りたくなりました。
そうしないと、次のステージを心から楽しめないと思ったからです。

想定外の失恋みたいな気持ち


今回の一連の流れ、個人的な感覚としては、「結婚すると思っていた相手にフラれた」が一番近いかもしれません。

自分ではうまくいってると思っていて、幸せな将来を夢見ていて。
この人とならどんなことも乗り越えられる、隣にいてくれればそれだけでいい、と思っていた大好きな相手から、想定外のタイミングでフラれた感じ。

本音と建前でプロポーズされて、人生遊戯で婚約指輪選んで、ドームで独身最後の最高のクリスマスの思い出を作って。
あれ?年末年始、連絡あんまり来ないな…?と思いながらも、年明けたらお互いの両親に挨拶したり、新居を決めたり、名前も変わったり、忙しくなるもんね!今はゆっくりしてね!って思いながら待っていて、年明けに連絡が来て、入籍日の相談かな?と思ったらまさかの別れ話だった、みたいな。

だから衝撃だったし、すぐには受け入れられなかったし、切り替えられなくて。
少し時間が経って頭では理解しても、結局未練タラタラで。
一言で言うと、病みました。
めちゃめちゃ病みました。笑

5人の歌声が大好きだった

私はSexy Zoneのどこがそんなに好きだったのか。
好きなところは数えきれないくらいあるのですが、敢えて一番を選ぶのであれば、それは彼らの歌声です。

上手い・下手とは関係なく、声の好みってあると思うのですが、私は5人全員の声が本当に本当に好きでした。
聴いていて心地よくて、すっと歌詞が入ってきて、ほっとする声。
優しくて、温かくて、でも芯があって、心にまっすぐ届く声。
まるでドラマや映画を見ているかのような、聴いているだけで情景が浮かんでしまう表現力豊かな声。
どんな曲でも歌いこなせて、カバーするとリスペクトはしっかり感じられながらも、自分たちの色に染められる声。
全員ちゃんと個性はあるのに、信じられないくらいひとつに、綺麗に重なる声。

こんな好きな声の人たちに出逢う季節二度とない(ラブソー)。

私がなんとなく好感を持っていたセクシーたちの沼にズブズブに落ちたのは、ノッファのカップリングのArms Around Meを聴いた時。

こんなに何もかも好みなことある?!というのが率直な感想で、それをあの可愛らしいイメージだったSexy Zoneが歌っているということにとんでもない衝撃を受けました。

そこからFMおとくにさんのSexy Zone特集をセクラバさんに教えてもらい、そこで初めてSTAGEを聴いた時に、背景も歌詞もまだ詳しく知らなかったのに歌声だけで涙が止まらなくなる、という経験をして、完全に彼らの歌声の虜になりました。

その後、恐らく音源として出ている曲は全て聴いたと思うのですが(おとくにさん本当にありがとうございます…)、もう全部が好きで。ソロもユニットも3人も4人も5人も全部好きで。

だから、私は今回、この5人の声が重なることはもうないんだ、って思うことがとにかく寂しかったのです。

もちろんそれは一度目の卒業からそうだったのですが、「4人でも5人」の彼らなら、いつか、例えば何周年かのタイミングで、また5人の姿を見られるような気がしていました。
国立で、ゲストとして出てもらってトワサンを…とか、そんな未来も夢じゃないって。

それが今回、5人全員がSexy Zoneから卒業する、という概念になったことで、ほぼその未来はなくなったと感じました。
そのため、あまりにも綺麗な形で終わったがためになんとなく真正面から向き合っていなかった最初の卒業にもこのタイミングで改めて向き合うことになり、更にしんどかったような気がしています。

それでも

ただ、こんなに辛いならいっそ出逢わなければ良かった、と思ったことは一度もなくて。

感情的にはすぐに飲み込めなくても、彼らが選んだ道なんだから、時間がかかってもきっと納得して応援できるはず、という想いは自分の中で揺らがなくて。

どんなことでも、必要なタイミングで必ず言葉を尽くして説明してくれるはず、というこれまでの彼らを見てきての信頼みたいなのもあって。

信じるというのは、こちらの勝手な期待でもあります。
だからその通りにならないことも当たり前にある。信じるって結構怖いことです。
だけど、だからこそ、家族や友達でもないのにこんなに信じられる、信じたいと思える人たちに出逢えただけでも幸せだよな、という気持ちが、彼らを好きになってから、私の中にはずっとあって。
そしてそれは、今回のことがあっても変わりませんでした。

少し話が逸れるのですが、私のセクラバとして過ごしてきた時間は、ほぼ育児で病んでいた時間で。
コロナ禍の孤独、永遠に続くような気がした夜泣き、双子のダブルイヤイヤ期と息子の4歳半の壁の重なり、息子の就学前の不安、就学後の不安。
いろんなことがうまくいかなくて、でも投げ出すわけにはいかなくて。時には発狂しそうになって、自己嫌悪で潰れそうになって。

そんな時に彼らの曲に、そしてSNSで出逢ったセクラバさんたちに助けてもらって、見守ってもらって、なんとかやってきました。
今は一旦どん底から抜けた感じがしています。
だから本当に感謝しかないんです。

Sexy Zoneと出逢ってから、私が彼らと彼らのおかげで出逢えた皆さんから受け取った愛や優しさは、いくら返しても返しきれないくらいで。
好きな人のことを同じように好きな人たちと分かち合った、楽しい思い出も数えきれないくらいあって。

だから今の寂しさを差し引いても、苦しんだり病んだりしたことを考えても、それでも私はやっぱり、Sexy Zoneに出逢って、好きになって、幸せだったと思うのです。

昨日、やっとアリーナの映像を見て、続けてドームの映像を見ました。
そこには好きしかなくて、幸せしかなくて、楽しかった記憶しかなくて、もうSexy Zoneには会えないと思うと寂しくて、涙が溢れて止まらなくて、泣きすぎて頭が痛くなりました。

だけど、その最中に流れてきた新しいお仕事のお知らせがすごく嬉しくて。
寂しい気持ちがあるのは事実だけど、彼らが叶えたい夢への一歩を踏み出しているのを見られて嬉しいのも事実で。
これからの彼らの全く新しい挑戦を楽しみに思っていることも間違いなくて。

誰かを推す幸せを教えてくれた彼らを、形が変わっても推せること、応援できることは幸せなことだなと思いました。

そう、結局、Sexy Zoneを好きになれた私は幸せなんです。

もう推し活なんてしない


この記事のタイトルを「もう推し活なんてしない」にしたわけですが、皆さんご存知のあのマッキーの名曲は、「もう恋なんてしないなんて言わないよ絶対」ってタイトルじゃなくて、「もう恋なんてしない」なんですよね。

なので、この記事も、真意は「もう推し活なんてしないなんて言わないよ絶対」ということです。

確かにフラれたかもしれないけど、このSexy Zoneとの恋(=推し活)は、私にとっては最高に楽しくて幸せな、生涯忘れられない素敵な恋でした。
もうこんな恋ができるかは、正直分かりません。
それくらい、本当に大好きでした。

だけど、彼らの人生も、私の人生も、まだこれからずっと続くから。
新しい道を応援させてもらえるから。
この恋から続く、次の恋へ優しく手を差しのべてくれているから。

もしSexy Zoneにひとつだけ強がりを言えるのなら、もう推し活なんてしないなんて言わないよ、絶対。

本当に、本当に、Sexy Zoneが大好きだったから、もう推し活なんてしないなんて言わないよ、絶対。
(マッキーの歌詞が合いすぎる問題)

尚、私は勝利担なので、今後はtimeleszを中心に推していきますが、ケンティーとマリちゃんの健康と幸せも、いつでも心から祈っています!
Sexy Zoneと出せなかった5大ドームと新国立という答えは、もう出逢ってるSexy Zoneから繋がったtimeleszと見つけてみせるから…!
(止まらない替え歌)

Sexy Zone、たくさんの幸せをありがとう。
どうか5人とも、それぞれの道で最高に幸せになってね。

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