映画館で映画を見ること

普段邦画しか見ない友人②が「さすがに興味あるので見たい」というので、公開から2週間くらいの時期に映画『バービー』を見に行きました。

お互いが行きやすい繁華街の中の映画館を選んで見に行ったら、その客層にびっくりしました。

上映時間に間に合わずに途中で入ってくる人の多さ、上映中にスクリーンの前を気にせず横切って出入りする人の多さ、後ろからは何回も座席を蹴られるし、隣の席の女の子は遅れて入ってきて携帯をいじって連れの子と何回も話をしていました。

映画館で映画を見ているにも関わらず、今までこんなにも客席全体が映画に集中していない状態を経験したことがなかったので、本当にびっくりしてしまいました。
もちろん私もそれらのことが気になってしまい、まったく映画に集中できませんでした。

上映後、明るくなってから見回してみると10〜20代くらいの若い女の子連れがほとんどでした。

ちなみに若い女の子のマナーが悪いと言いたいわけではないです。
私の右隣に友人が座っており、さらにその隣は60代くらいのご夫婦だったのですが、映画の初めの方は私の席まで聞こえるくらいおしゃべりしていて、後半静かになったと思ったら、実はずっと寝てたらしい。
(ほんまになんで来たんや?)

その映画館は以前にも何回も行ったことがあったけど、ここまで客層が悪かったことはなかったのでびっくりしました。

それで理由を考えてみたのだけれど

もともと映画館に足繁く通うタイプではない私が、それでも映画館に行ったここ数年の作品って、なにかの続編作品か、3時間クラスの長時間作品がほとんどだったかも…

お客さんはもともと作品が好きか映画が好きかで、映画館に頻繁に通ってる人たちばっかりだったのかも…

その一方で、おそらく今回観た『バービー』は普段映画は見ないけど興味があるので見にきたよ!っていう映画館のマナーがわからない赤ちゃんたちが多かったんだろうな…(60代ご夫婦を含め)

でもそれって、『バービー』的には大成功してるよね。普段映画館を訪れない層もお客さんとして来てるわけだから。

私は『トップガンマーヴェリック』と『RRR』が今までで唯一映画館で繰り返し観た作品です。
これらの作品を映画館で観てる時は、毎回客席全体が映画に釘付けになって、全員が集中して映画を観ている感じがして、その雰囲気が大好きでした。
もちろんこの楽しみ方は自分自身が集中して鑑賞できていて、作品自体を大好きになっていることが大前提なんだけど。

私が何度も見たいと思えるほど大好きになれる作品で、他のお客さんも全員その映画に夢中になってるような映画館での体験って、これからもまた味わえるかな。
そんな出会いがこの先何回もあるといいけど…
残念ながら今年は映画館でまだそこまでの作品に出会えていません。

映画館で迷惑行為をされても注意する勇気がない私は、これから映画館で単発の作品を見るときは、今まで以上に場所や時間に気をつけて見に行こうと思ったのでした。

2023/09/27

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