burikaigi 2024参加記

富山県で開催されたburikaigi 2024に参加してきました。今回は、自分がコントリビュートしているBiomeのParser/Linterの内部実装について20分で話しました。

参加理由

burikaigi 2023が開催されていたとき、TwitterでPrettierのsosukesuzukiさんやt_wadaさんらが発表されている様子が見えました。Javaや他技術が中心なイベントかと思っていましたが、ウェブ技術に関する発表内容も多かったので、自分でも発表できそうだと考えてCfPを出しました。

また富山県に行ったことがなく、鰤を食べたかったため参加しました。

準備

12月下旬から1月中旬まで、風邪とインフルエンザにかかっていました。その状態で資料作成が全く進まず、仕事もそれなりに忙しくなりました。1/20の週の平日の夜に朝にならない程度まで資料を作るというのをやっていました。体力的にきつかったので、今後はもっと余裕を持って対応したいです。

BiomeのParserやAnalyzerの内部実装について話したかったので、資料作成と並行してコードを読んでいました。ChatGPTを使ってmermaidなどで図を作りました。Analyzerのコアの実装は思ったより複雑でした。単一責任の原則を感じられるコードでは、それぞれの役割を担う構造体を複数ちゃんと把握しておく必要があるので、登場人物が増えます。かといって、shallowなmoduleがあるわけでもないです。ParserはGreen and Red Treeの説明を選んだので、実装そのものについてはがっつりとは触れてません。

いくつかのスライドは、前回We Are JavaScripters! に参加したときに作成した資料からコピーして作りました。今後もスライドは再利用性を高めていきたいです。Google Slidesはコードを表示できる幅が限られるので、スライド上でスクロールできるツールがほしいです。

当日

技術的な内容で20分発表したのは初めてでしたが、特に問題なく、時間オーバーなくぴったりぐらいで発表を終えることができました。大学時代はスクリプトを用意してそれに基づいて喋ることが多かったのですが、最近は面倒なのもあり、用意しなくなりました。自分が聞く側に立っていないため、聞きづらかった点があるかもしれません。スクリプトは喋る内容を精査できるので、あるに越したことはないです。

自分の発表に対して嬉しい反応がもらえて、発表した甲斐がありました。じゅんぱいさんは当日声をかけてくれて色々話してました。楽しかったです!

セッションは、主に一番馴染みのあるウェブ開発メインのRoom-Masuにいました。セッションの合間やクロージング周辺の時間帯は、色々な方とお話ししました。またどこかのイベントなどでお会いできたら🙏

ブリ

写真を撮るのを忘れましたが、会場で鰤しゃぶを食べました。美味しかったです。想定よりちょっと多く食べられたのでよかったです。懇親会は参加したい気持ちがありましたが、連日夜間の資料作成と病み上がりなこともあり、当日で帰って家で寝ようと考え、不参加としました。次回は参加します。

感想

東京→富山、意外と遠かったです。東京・富山間などは指定席onlyの新幹線が走っているのを知らず、不可逆的に1, 2本新幹線を逃しました(ちゃんと調べてから行きましょう)。

いろいろな人とセッションの間などで会話できて面白かったです。Ruby のLALR parser generatorであるLramaのAuthorであり、その作り方の発表をされていたkanekoさんとParserの話をしたり、takanoripさんやCybozuのみなさんとウェブなど色々な話をしたりしました。こういうカンファレンス中に声をかけてもらえるとありがたいです。burikaigi運営のみなさま、ありがとうございました。ケータリングもブリも美味しかったです。セッションの並列数とトーク時間もちょうど良かったと感じました。来年の開催までおそらく一年ほどある予定だと思います。ネタを作るには十分な期間だと思うので、ぜひ興味のある方は次回burikaigiにCfPを出してみるのがおすすめです。

2024年は対外発表の数を増やしたいと考えているため、どこかで見かけたら気軽にお声がけください!


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